ガンダム ビルドアイドルズ 作:kkuu
さて、残るは雪歩、真、美希のチームだけか。もう少しかかりそうだしテレビでも見て待つか。
「まだ、忘れた訳じゃないんだぜ」
テレビで流れてきたバンドグループの曲を口ずさんでいると
「あ、あのっ!プロデューサー!」
「ん?どうした雪歩。お前達も機体が決まったのか?」
「えっと、その事についてなんですけど...私、RGの機体で参加しても問題ないですか?」
「RG、リアルグレードか。確かに1/144の機体なら制限には引っ掛からないとは思うけど...」
今回の大会は1/144のプラモデルで参加する、というのがルールだったはずだ。つまりHGと同じ1/144のRGを使う事はルール違反にはならないはずである。
「でも、本当に大丈夫なのか?RGとなると初心者には少し厳しいかもしれないぞ?」
そう、スケールが同じでもHGとRGではパーツ数が違うのだ。俺は、ガンプラ初心者であろう雪歩には組むのが大変ではないかと危惧していた。
「それは大丈夫です!」
珍しく雪歩が自信ありげだ
「珍しいな、雪歩がそんな自信持っているなんて」
「むぅ、私だってたまには自信を持ちますよ」
「はは、そうだな。それで、その自信の源は?」
「その...お家に来る人にガンプラ作るのがとても上手な人がいるんですけど...」
ふむ、話が読めてきた
「つまりその人のお陰でガンプラには多少の自信を持っている、と」
「はい!」
どんな人なんだろう、男性が苦手な雪歩にガンプラを教えた人は...
女性...だとおもうけども....
「それで?雪歩はRGのどの機体にするんだ?」
「私はこの、ウイングガンダムゼロ EWにしようと思ってます」
なるほど、純白の似合う雪歩にはいい機体だな
「良いんじゃないか?雪歩らしいと思うぞ」
「そ、そうですか?ううん、プロデューサーがそういうならきっとそうなんだと思います!」
「何よりも雪歩がガンプラ経験者だったのが嬉しい誤算だな。経験者が多いに越した事はないからな。頑張ってくれよ!」
「はい!プロデューサー!」
「さてそれじゃ、俺はあの2人の様子でも見に行くかな」
「あ、私はこの後用事があるので先に上がらせてもらいますね」
「おう、気を付けて帰れよ!」
雪歩と別れ、残る美希、真の元に向かう
「おう、2人とも決まったか?」
「あ、ハニーなの!ミキ達も機体、決まったよ!」
「おっ、何にしたんだ?」
「ミキはこの、アカツキにしたの!キラキラでミキにぴったりなの!」
「アカツキか。バックパックはオオワシとシラヌイ、どっちにするんだ?」
確かオオワシが大気圏内航空戦闘装備で、シラヌイがドラグーンを装備した宇宙戦闘装備だったはずだ
「ミキはオオワシが良いと思うの!」
「そうか、じゃあ美希はオオワシ装備のアカツキだな。それで、真は?」
大体の予想は出来ているが聞いてみる
「ボクはこの機体です!シャイニングガンダム!」
おや、予想と少し違うな
「どうしたんですか?プロデューサー?」
「いや、真はてっきりノーベルガンダムをチョイスするかと思ってたもんでな」
「あはは...最初は僕もそうしようと思ってたんですけどね...」
「雪歩か美希に止められた、という事か」
「残念、二人ともにです...」
「なんとまあ」
「でもシャイニングガンダムも結構気に入ってるので構わないんですけどね!」
「そうか、真らしいファイトを期待してるぞ!」
拳を真に向かって突き出す
「はいっ!」
俺に応えるように真も拳に拳を当ててくる
「真クンだけずるいの!ミキもするの!」
そう言って美希も拳を突き出してくる
「はは、美希も頑張ってくれよ!」
「もちろんなの!」
美希の拳は力強かった