とある雷神のS級ヒーロー 作:フタチマル3号
あれから数日ワクチンマンを倒した者は影も形も見つからなかった。というか顔さえわからない。
どうやらワクチンマンを倒したのはトールになっているらしく、トールはS級の15位に順位が上がっていた。
「さて……どうしようか」
奴を見つけるのもいいがまずは家を手に入れておきたい。
この世界にきてトールは犯罪者などを捕まえ懸賞金を貰いなんとか繋いでいたが職に入って金の心配は無くなってしまった。
「どこにするかな、安いところがいいな」
♢
「……という訳だから、どこかいい家ない?」
トールはヒーロー協会本部へ来ていた。
「どういう訳ですか、…家でしたらヒーロー協会にでも住めばいいんじゃないでしょうか?いくつか部屋は空いていますし」
「まじか!ここ住めんのかよ、どうしようか…」
トールが一人で驚いていると仕事の声が聞こえてくる。
「おい、頼んでおいた調査の方はどうなっている」
「ゴーストタウンの件ですか?それならもうA級の二人に依頼を出しています」
「ゴーストタウンってなんだ?」
「ゴーストタウンというのはZ市にある無人街のことです。なぜ人がいないかは謎で とんでもない怪人がいる、なんて噂も立っているんですよ」
「へえ、いいなそこ」
トールの大まかな目的は決まっている怪人と戦い経験値を稼ぐことだ。だが人が巻き込まれるのは遠慮したい、そうなるとゴーストタウンは絶好の場所になる。
「何その面白そうな話。私が行こうか?」
「た、タツマキさん!」
黒いドレスコートに緑の髪をした少女が浮かんでいた?
「タマツキ?」
「タツマキさんです。S級二位のヒーローです」
トールと職員は小声で話す。
「い、いえ。Z市には調査という名目でして…」
「何?私じゃ不満なわけ?」
タツマキの近くにある机や物が浮かんでゆく。
「なんだあれ超能力?」
「はい彼女は超能力者です。ヒーロー協会でも切り札とも呼べるくらいすごいんですよ」
「へー」
初めて見るトールだが驚きはしない。前の世界の学園都市に超能力者何人もいたからだ。ここまで子供なのは初めて見るが…
「まあまあ、落ち着けよタツマキちゃん」
「なによ?…あんた初めて見るわね、誰?」
「彼は最近S級ヒーローになったトールさんです」
「そうゆうことだ。よろしなタツマキちゃん」
「ふーんまあいいわ、それで!私に行かせんの?」
トールと会話していた職員が答える。
「いえ、今回はS級案件ではないという協会の判断です」
「…ふんっ。もし強そうな奴がいたらちゃんと教えなさいよ、後あんた私の方が年上なんだからちゃん付けやめなさい」
タツマキは浮いたままドアへ向かう、そして去り際に
「私が行った方が手っ取り早いのに。ほんとバカ」
罵倒を残して帰ってしまった。
「……え、年上?」
「28歳らしいです」
「……ここ最近で一番驚いた…」
「そういえば家のことはどうするんです?」
「ああ、決めたよ。ゴーストタウンに住むわ」
「ちょっ、危険ですよ!何がいるかわかりませんし」
「チッチッチ、そこがいいんだろ。それにそこにS級ヒーローが住んでたらそっちも安心だろ」
「そ、それはそうですが…」
『Z市に派遣されたヒーローから応援要請が入りました!』
突然 場の空気が変わる。
「近くの者に連絡して至急向かわせろ!A級以上だ!」
「ほらほら〜、じゃ俺行ってくるから」
「え、ちょっと!」
トールは走って出て行く。ドアを出る前に一言
「あ、いろいろありがとなー!」
「はあ…気をつけてくださいね」
♢
Z市集められたヒーローとトールは怪人を探していた。
「おいおいなんだよこれ…」
そこで見たのは4階建てのマンションの内、半分以上の大きさのあなが開けられていた。この穴は何か一つの大きな力で撃ち抜かないとこんなことはできない。怪人を一撃で吹き飛ばすような力が……
「やっぱり、ここを選んで正解だったな」
雷神トールは期待に胸を膨らませ、嬉しそうに言う
♢
ヒーロー協会では
「ほらぁ!最初から私が行けばよかったじゃない!」
「で、ですが流石のタツマキさんでもここまでやられるとなかなか厳しいんじゃないですかね」
職員はタツマキにZ市の画像があるタブレットをみせる。
タツマキは画像を見て一言
「余裕よ。ホント馬鹿ね」
タツマキちゃんの性格がよくらからん。
原作とリメイクで違うものになった感じがするんだよね?
アニメのオペレーターちゃんかわいい