ALO最強剣士がミッドチルダにやってきました 作:souやがみん
木綿季とデートがしたいよぉぉぉぉぉぉ。
「すごーい!これがミッドチルダかぁ。」
俺ことクラム・ウィンドブルと彼女紺野木綿季はミッドチルダへと帰ってきていた。木綿季ちゃんは初のミッドチルダなわけだがとても楽しそうにしている。
あの会話ののち俺は送られてきたパスポートを使いなんとか時空船に乗ることができた。船の中でミッドチルダに関して教えるととても楽しそうに買い物のプランを立て始めていた。この辺は流石女の子と言ったところだろうか。
「じゃあ、まずは俺の家に行くぞ。あと仕事の完了報告もあるから空隊のほうにも顔を出さなきゃならんし。」
うん!と言いながらとてとて着いてくる木綿季。なんか小動物見たいで可愛いなぁと思いながら歩く。俺の家は空港から徒歩5分のとこにある高級マンションの一部屋だ。
「うわー、広いねぇ。・・・。男の人の部屋なのに散らかってないのはなんで?」
「俺は綺麗好きなのさ。」
とホラをふく。本当の事を言うと昔知り合って仲良くなった博士の娘さんが勝手に掃除をしているのだ。とはあまり言いたくない。女の子の前で他の女の子の話しはNGだそうだ。これもその掃除をしてくれている子の受け売りなんだが。
俺の言葉を信じた木綿季はへぇーと言いながら部屋を探索する。・・・、あ、そっちにいくな。お宝本があるんだから。
「んじゃ、とりあえずクラナガンに行くぞ。」
そう言いながら俺は鍵を指で回し外へと出てくる。それに慌てて着いてくる木綿季。
駐輪場には赤いバイクが置いてある。そう俺のバイクWOLF250である。このバイクはエースオブエースなどの故郷である地球に売られている物で古いらしく手にいれるのには苦労した。
いやー、本当にバイク屋には世話になったな。
「え?バイクなの?車は?」
「そんなもん我が家にはございません。このWOLFちゃんが移動手段です。」
明らか様に納得のいかない顔をする木綿季。むむむ、女の子にはこのバイクの良さが分からないのか?
「このバイクはな、下手な400CCよりも早いという化け物マシンなんだぞ。乗用車とほとんど変わらないどころかこいつの方が早いんだぞ。」
「とか言いながらクラムは女の子を乗せたとき密着できるからとか思ってそうだなぁ。」
こ、こいつ心が読めるのか?それとも俺はそんなにも顔に出ているのだろうか。もしくはもうお宝本が見つかったかどうか。見つかってたら辛いな。全部捨てられそうだし。
「まぁ小さいことは気にするな。行くぞ。」
そう言って俺はエンジンをかける。独特の低い唸り声のようなエンジン音が響きテンションが上がる。男はやっぱりバイクだよな。
まだジト目の木綿季も何かを諦めたような顔をしつつ口元を緩ましながら俺の後ろへと股がる。俺の尻に木綿季が・・・。やっぱり下ネタちっくなことは止めよう。
スロットルを強めに回し俺と木綿季は走り出した。
クラナガン。大都市であるため人通りが多い。まさにこの世界の商業の中心とも言える場所である。ここにはあらゆるものが取り揃えてあるので週末の買い物はここで済ますのが良いとされている。
バイクを駐輪場へと停める。WOLFちゃん、またあとで来るからな。自分の愛車に挨拶してから俺は木綿季に声をかける
「さぁ、木綿季ちゃん!デートのスタートだぜ。」
おぉ!と手をあげる木綿季。あれ?デートってとこは否定しないんだ。何故か得した気分になりながら俺は木綿季と共に歩きだした。
「初めはどこ行くんだ?」
「えっとね?」
そう言いながら全体マップを見る木綿季。何故だ?木綿季の顔がいじめっ子の顔をしている気がする。
そして俺たちが一番始めに来た店はランジェリーショップである。開いた口が閉まらない。まさか心の準備をする前に聖地に来てしまうとは。しかし隣に木綿季がいるとはいえ入りづらい。
「何してるの?早く入ってよ。クラムにも選んでもらうんだから。」
まさかの爆弾発言に俺はふと周りを見渡してしまう。店員の一人が微笑ましいものを見るような笑顔でこちらを見ている。やだ。超恥ずかしい。
それにしてもだ。木綿季は自分の言っている意味が分かっているのだろうか。あ、顔が赤い。これはやってしまったという顔だろう。
結局俺は木綿季が恥ずかしかったのか入ってくるなと言われて外で待っていた。ち、ラッキースケベを逃したか。
「待った?」
木綿季よ、待った?ではなかろう。待たしてゴメンだ。要らぬことを言うからこうなるのだ。と言う言葉をグッと飲み込んで笑顔で答える。
「大丈夫だよ。こう見えてお兄さんは精神的なイケメンだからさ。」
そんなジョークにも嬉しそうにしてくれる。あぁ、でも突っ込みがないのは少し寂しいかもしれない。
こうして俺と木綿季はクラナガンの大型デパートをまわった。そして、俺は1つの真理にたどり着いた。女の子と買い物にいくときは並大抵の金額じゃすぐに金欠になると言うことだ。ちょ、貯金はあるけどこれから大丈夫かなぁ。
昼御飯をファーストフード店で食べる。木綿季はこういう店も初めてのようで凄く嬉しそうにしていた。言えない。手持ちがちょっとやばかったから簡単なとこで済ませようとしていたなんて。
「ねえ、お買い物は終わっちゃったけどまたどこか行くの?」
俺と木綿季は俺の愛車WOLFちゃんでクラナガンから外れた少し田舎の雰囲気が残る場所へと来ていた。
「まぁ、行けば分かるさ。」
バイクに乗っているため少し大きめの声で返事し、俺はバイクのスピードをさらにあげた。
バイクを目的地の前に停める。そこは研究所だった。遠目でも研究所と分かるようにするためか屋上部に『フローリアン研究所』と大々的に書かれている。だが、近づいてみると研究所の回りは花壇一杯に色とりどりの花が咲いているためあまり研究所のイメージを持てないのが特徴だろう。
「ここは?」
「木綿季ちゃんがこの世界で生きてくために必要になるかもしれない物を作るところだ。」
そう言って歩き出す。それを追いかけるようにてくてく着いてくる木綿季。色とりどりの花が咲く花壇を通りすぎ扉の前で立ち止まるとドアノブに手をかける。するとピーという電子音がなりドアの鍵が開く音がする。ほへーと呆ける木綿季に苦笑しながら中に入ると悲痛な声が聞こえる。
「ちょ、ちょっとクラムさん。隣の女の子は誰かしらん?」
ピンク色の髪を長く伸ばし出るところがしっかり出て絞まるところがしまっている少女が声をかけてくる。
「よぉ、キリエちゃん。相変わらず花の手入れは万全みたいだな。」
「当たり前よぉ。花の手入れは趣味だけど手を抜くつもりはないからね。」
木綿季の顔が上手いこと話をそらしたねと言っている気がする。ほう、俺と木綿季はもう目線で会話が出来るようになったのか。
「まぁ、私ほどになれば・・・、じゃなくて隣の子は誰かと聞いとるのよん!」
怒声なのに口調がぶれない。あれはキャラ作りではなかったのか。まさかの新事実。
「仕事先でちょっとな。しばらく一緒に暮らすっぽいから紹介しとくよ。紺野木綿季だ。こっちはキリエ・フローリアン。この研究所の娘さんだ。」
「はじめまして!木綿季です。よろしくね。」
元気のよい挨拶。お兄さんはそういうの大好きです。しかしキリエは呆然としている。何か変なこと言っただろうか?分からん。
「キリエ~、どこですか?そろそろクラムさんがいらしゃる。あ、クラムさん今日・・・な!?」
俺と同じ赤毛を2つに分け三つ編みにした少女がキリエを探しながら此方にやって来て驚いた。この姉妹は最近芸人気質があるような気がする。
「はぁ、そうそうこれがキリエちゃんのお姉さんのアミティエだ。愛称はアミタな。」
同じように挨拶する木綿季。うんうん、やっぱり言い挨拶だ。フローリアン姉妹は是非とも見習ってほしいものだ。
「お姉ちゃんヤバイわ。あの子可愛いし、一緒に暮らすっていってるのよ。」
「キリエ~。ヤバイです。助けてください。」
「仕方ないわ。まずは1から作戦会議よ。」
あまり聞き取れなかったが二人はこそこそと話し合った結果その場を全力で走り去った。おい、木綿季に挨拶しやがれ。あ、木綿季は呆気にとられててそんな場合じゃないな。
その後研究所を進んでいくとどったんばったんと音が聞こえるがどうせフローリアン姉妹が馬鹿してるんだろうと結論付け進む。
「クランツ博士~。遊びに来たぜー。」
俺がとある部屋の前で声をあげる。するとまたしてもどったんばったんと音が中から聞こえ扉が開く。そこにいたのはミイラだった。
「やぁ、クラムくん。よく来たね。・・・、来たところで悪いんだけど食べ物はないかな?」
クランツ研究所のイメージはイノセントですよ。