艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

231 / 330
戦艦のみ。


艦これSS二百二十七話

 

 ○○鎮守府、一四三○ーー

 

 戦艦寮、金剛型姉妹部屋ーー

 

金剛「〜♪」テキパキ

 

比叡「お姉さま、凄くご機嫌だね〜。何かあったのかな〜?」

霧島「この前に攻略したマレー沖作戦を成功させたご褒美に、本日は司令が私達の部屋にお茶をしに来ると、前に金剛お姉さまから言われていたじゃないですか」ニガワライ

比叡「あ〜、言われてみれば……だから榛名は珍しく念入りに髪を梳かしてるのね」

 

榛名「〜♪」スッスッ

 

 当鎮守府では大規模作戦を順調に攻略していき、今では最後の任務である拡張作戦の『南西海域・マラッカ海峡沖』を遂行中である。

 本来なら主力である金剛型姉妹も出撃しなくてはならないが、金剛型姉妹はこの一つ前の作戦でも多く出撃したため、今は休暇中なのである。

 

 更には前作戦では特に金剛、榛名の活躍によって攻略出来たと言っても過言ではないほどだった。勿論、提督は艦隊全員を褒めたが、中でも特に頑張った金剛と榛名の二人には特別に報酬を与えた。

 そして金剛と榛名は提督と姉妹揃ってお茶がしたいとお願いしたのだ。これは二人の私的な願いでもあるが、それ以上にこの二人が願ったのは艦隊の出撃にも多く同行し、帰ってからも執務や作戦を常に練るといった多忙な提督に少しでも体を休めてほしいという思いが込められているのだ。

 

金剛「霧島〜、そろそろテイトクが来るハズなのでお出迎えの準備をしてクダサ〜イ♪」

霧島「分かりました」ニコッ

 

榛名「比叡お姉さま、テーブルクロスを敷くのでお手伝いをお願いします」ニコッ

比叡「は〜い♪」

 

 

 そして一五○○ーー

 

 コンコンーー

 

 約束の時間ピッタリに部屋のドアがノックされ、ドアの前で待機していた霧島は透かさずドアを開ける。

 

 ガチャーー

 

霧島「いらっしゃいませ、司令。お待ちしておりました」ニコッ

提督「あぁ」ニコッ

霧島「どうぞ、中へお入りください」

提督「お邪魔するよ」

 

 霧島に促され、提督はゆっくりと金剛達の部屋の中へ入った。

 

提督「こんにちは、みんな。お招き感謝する」ニコッ

比叡「いらっしゃいませ、司令」ニコッ

金剛「いらっしゃいネ♪ それとそんなに畏まる必要ナイネ♪ いつも通りリラックスしてクダサイ♪」ニコニコ

榛名「ささ、提督のお席はこちらですよ」ニコニコ

 

 笑顔で挨拶を交わした後、提督は榛名に手を引かれて用意された席へ着席した。

 

 ↓テーブルでの席順

 

 比 霧|

 テ ーブル|窓

 金提榛|

 

金剛「今お茶を淹れマ〜ス♪」

榛名「こちらは今朝作ったパウンドケーキです♪ 沢山ありますから好きなだけ食べてください♪」

提督「何から何までありがとう」ニカッ

金・榛『〜♡』←恍惚ポーズ

 

比叡「(今朝パウンドケーキなんて作ってたの?)」コソッ

霧島「(金剛お姉さまと榛名は四時起きして作っていましたよ)」

比叡「(ひぇ〜)」

 

金剛「今回淹れる紅茶はダージリンなので、フルーツ系のパウンドケーキにしマシタ♪ モチロン、プレーンのもあるので好きなモノを食べてクダサイ♪」

提督「本来は私が二人を労うというのに、私の方が色々としてもらって悪いな……」ニガワライ

金剛「テイトクがワタシ達にしてくれてることをワタシ達はテイトクにしているだけデスヨ♪」

榛名「提督はいつもご自分のことは後回しにしてしまうので、榛名達が提督を大切にします」ニコッ

提督「そうか……ありがとう、二人共」ニカッ

金剛「Not at all(どういたしまして)♡」ウインク

榛名「どういたしまして♡」ニッコリ

 

 そんな話をしていると話しながらも手を休めなかった金剛から全員へ紅茶が配られ、お茶会が始まった。

 

提督「いい香りだ……」

金剛「ダージリンには紅茶の中でもリラックス効果が高いモノなので、香りを楽しんでくだサイ♪」

提督「確かにこの香りはリラックス出来るな……」

比叡「金剛お姉さまの匂い〜♪」

霧島「その言い方はどうかと……」ニガワライ

榛名「でも金剛お姉さま=紅茶ですから、あながち間違ってはいませんよね」クスクス

金剛「そうデスカ〜?」フフ

提督「紅茶の香り……というよりは私も比叡と同じで金剛の香りだと思ってしまうな」アハハ

金剛「て、テ〜トクぅ〜♡////」キュンキュン

 

 提督の言葉に金剛は嬉しさと恥ずかしさで頬が紅潮し、両手で頬を押さえた。その行動はとても純粋で愛らしく、みんなはそんな金剛を微笑ましく眺めた。

 

提督「榛名」

榛名「はい?」

提督「今日は髪がいつもより凄く綺麗だな。何かしたのか?」

榛名「あ、いえ……今日は提督がいらっしゃるので先程、櫛で梳かしただけで、特には何も」ニコニコ

提督「榛名の髪は長くて美しいから、梳かしただけでもこんなにも綺麗になるのだな」ウンウン

榛名「ありがとうございます♡」エヘヘ

 

金剛(乙女な榛名は可愛いデス♪)

比叡(あざとい……流石榛名ね)ウンウン

霧島(司令は司令でこういうことだけは気付くんですよね〜)ニガワライ

 

榛名「提督、お皿が空いてますよ♡ どれかお取りしましょうか?♡」ニコニコ

提督「ん……ならば、今度はそちらのオレンジが入ったパウンドケーキを取ってほしい」

榛名「は〜い♡」

 

 そして榛名は提督が望んだパウンドケーキを切り取ったが、上機嫌なせいか切り取ったパウンドケーキの厚さが4㎝以上はあった。それでも満面の笑みでお皿に乗せる榛名に提督は何も言えず、榛名にお礼を言ってからフォークで食べやすい大きさにしてから口へ運んだ。

 

 その後も穏やかに時が過ぎ、お茶会を終えた提督はとても気分良くその後の仕事をこなした。提督は仕事をしながら、お茶会に招待してくれた金剛達に心から感謝したーー。




今回はお茶会風景を書き上げました。
イベントで大変だからこそこういった休息は必要ですよね♪

ではでは今回も読んで頂き本当にありがとうございました!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。