艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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駆逐艦と遠足シリーズ回。


艦これSS二十四話

 

 ○○鎮守府、○七三○ーー

 

 食堂ーー

 

吹雪「今日は楽しみだなぁ~♪」ルンルン

 

 吹雪型駆逐艦一番艦、長女の吹雪。

 真面目でひたむきな艦娘だ。

 

深雪「そうだな~♪」ルンルン

叢雲「浮かれてないで少しは落ち着きなさいよ?」ソワソワ

 

 吹雪型駆逐艦五番艦、五女の叢雲。

 姉妹の中では最も気の強い艦娘である。

 

初雪「そういう叢雲もさっきから落ち着いてないよ」

 

 吹雪型駆逐艦三番艦、三女の初雪。

 ぐうたらするのが大好きな艦娘。

 

白雪「でも叢雲ちゃんは司令官の側から離れることないから、迷子にはならないね」ニコニコ

 

 吹雪型駆逐艦二番艦、次女の白雪。

 礼儀き正しく姉妹のまとめ役。

 

磯波「そうだね~」ニコニコ

 

 吹雪型駆逐艦九番艦、九女の磯波。

 陰で努力する縁の下の力持ち。

 

叢雲「う、うるさい!////」カオマッカ

吹雪「あ、そろそろ集合時間だ!」

深雪「ならお盆持っていって向かおうぜ!」

叢雲「遅いわよ、あんた達~!」ブンブン

白雪「いつの間に入口に……?」

磯波「あれが改二のスペック……!?」

叢雲「早くしなさ~い♪」キラキラ

 

 

 門ーー

 

 本日は吹雪型姉妹達を遠足へ連れていく為、門の前に車を置いて待っていた。

 集合時間より少し前だが叢雲が急ぎ足で到着した。

 

提督「おはよう、叢雲。早いな」ニコ

叢雲「お、おはよう……じゅ、十分前行動よ……////」

提督「それは偉いな」ナデナデ

叢雲「ふ、ふん////」デヘヘ

提督「他のみんなも来たようだな」

叢雲「」キリッ

 

吹雪「おはようございます! 司令官、今日はよろしくお願いします!」ケイレイ

白雪「よろしくお願い致します」ペコリ

初雪「よろしく~」ノシ

深雪「よろしくなっ」ニカッ

磯波「よろしくお願いします」ニコ

 

提督「みんな居るな……じゃあ車に乗り込みなさい」

吹雪「叢雲ちゃんは助手席ね♪」

叢雲「なっ!?////」

白雪「気にしない気にしない」ボソ

深雪「でけぇ車だなぁ~!」

初雪「ゆったりシート……」グッ

提督「レンタカーだ。マイカーだと四、五人がやっとだからな」

 

 そして全員車に乗り込み、私は吹雪型姉妹の遠足地へ車を走らせた。

 

 

 

 博物館ーー

 

吹雪「ここがテレビで見たあの……」カンドウ

深雪「夜に展示物が動く博物館……」カンドウ

白・磯『あれは映画……』ニガワライ

 

初雪「この車椅子乗って良いかな?」

叢雲「自分で押して回るなら好きにしなさい」

提督「それは足が不自由な人の為に置いてあるんだ。止めなさい」

 

 

 天体館ーー

 

吹雪「こんなおっきな望遠鏡で星とか見るんだ~」

白雪「色んな地球儀……」

磯波「昔からこんなに精巧な作りだったんだね……」

 

深雪「うわっ、この望遠鏡持てんのかよ……」

初雪「下のこれなら持てそう」

 

叢雲「今の時計があるのはここにいる昔ながらの時計達のお陰ね」キュッ

提督「昔は太陽で時間を測定してたからな。先代達に感謝しなくてはな」

 

吹雪(叢雲ちゃん、何気に司令官の腕を……!!)

白雪(カップルみたい)ニコニコ

磯波(叢雲ちゃん嬉しそう)ニコニコ

 

深雪「昔の機械って複雑だなぁ」

初雪「ユウバリンやアカシンなら目を輝かせそう……」

 

 

 

 日本の生き物館ーー

 

白雪「日本にはこれだけの動物が……」シミジミ

吹雪「すご~い……」カンドウ

磯波「剥製もすごいね……」カンドウ

 

深雪「猪ってこんなにでかいのか……!?」

初雪「そう? 思ってたより小さいけど……?」

 

叢雲「北に行くほど大きくなって、南に行くほど小さくなるのね……」

提督「寒さに強くなる為や暑さから身を守る為なのだろうな」

 

磯波「こんなに植物もあるんだ」

白雪「植物も日々進化してるんだね」

吹雪「だから同じ花とかでも、まったく同じ形じゃないんだね」

 

深雪「植物って強いんだな」

初雪「強いから今でもちゃんと居るんだね」

 

叢雲「こうして歴史を見るとすごいわね」

提督「あぁ、感慨深いな」

 

 

 日本の海の生物館ーー

 

吹雪「うわぁ……私達が普段闘ってる海の下にはこんなに生き物が居るんだ~♪」キラキラ

白雪「この海を守ってるんだね……」

磯波「」コクコク←感動で言葉が出ない

 

深雪「お、マグロだ♪」

初雪「フグにタイ……」キラキラ

 

叢雲「こんなに沢山……すごいしか言えないわね」ギュウ

提督「そうだな。海は偉大だな」ナデナデ

 

吹・白・磯『(なんかズルい……)』

 

深雪「イクとかはみんなこういうの見てるんだなぁ」

初雪「帰ったら聞いてみよう」

 

 

 日本の鉱石館ーー

 

初雪「こんなに種類あるんだね……」キョロキョロ

深雪「あっちは隕石だってさ」ユビサシ

 

吹雪「これからボーキや鉄が……」シミジミ

白雪「私達の力の源……」カンドウ

磯波「すごぉい……」キラキラ

 

叢雲「鉱石って言ってもこれだけあると壮観ね」

提督「そうだな。自然とは本当に凄いと感じるな」

 

 

 

 屋上休憩所ーー

 

 昼食を取るために屋上休憩所にやって来た。

 人が近寄るとパラソルが自動で開くことにみんなで驚いたが、その隣にある太陽光発電システムにも大いに驚いた。

 

白雪「司令官の分はちゃんと用意しましたからね」ニコ

吹雪「私、白雪ちゃん、磯波ちゃん、それと叢雲ちゃんの合作ですよ♪」

提督「ありがとう、みんな」ニコ

磯波「えへへ////」

叢雲「ついでよ、ついで////」プイッ

深雪「飲み物はあたしと初雪で持って来たぜ♪」

初雪「深雪が温かい緑茶で私が冷たいほうじ茶」

 

 重箱を広げると、お握り、サンドイッチ、おかずと綺麗に並んでいた。

 深雪と初雪はみんなにそれぞれお茶を配る。

 

吹雪「じゃあ、みんなで……頂きます!」

全員『頂きま~す!』

 

\ワイワイガヤガヤ/

 

提督「このきんぴらごぼうは実に美味だな」モグモグ

吹雪「それは叢雲ちゃんが作ったんですよ」ニコニコ

磯波「早起きして作った甲斐があったね」ニコニコ

叢雲「こ、これくらい当然よ////」プイッ

深・初『』ニヤニヤ

 

叢雲「…………えへへ////」ニマー

全員『(可愛い……)』

 

 昼食を済ませた私達はわざと午後に残しておいた博物館のメインホールへと足を運んだ。

 

 

 古代化石館ーー

 

深雪「ふぉぉぉぉ……!」キラキラ

初雪「おぉぉぉぉ……!」キラキラ

吹雪「これが……恐竜……!」カンドウ

白雪「大きい……!」マジマジ

磯波「それに沢山……!」キョロキョロ

叢雲「最後に来て正解ね」ギュウ

提督「メインだからな」ナデナデ

 

 

深雪「おいおい、昔ってこんなすげえの海で泳いでたのかよ……!」ガクブル

初雪「その時代にオリョクルやるとこれと闘うんだね……」ガクブル

吹雪「そもそもその時代に私達居ないよ」アハハ

白雪「でも、泳いでるのを側で見てみたいってのもあるなぁ」ウットリ

磯波「クジラとか見てて大迫力だもん。恐竜ならもっとだよね!」ワクワク

叢雲「でも、流石にちょっと怖いわね……」ヒシッ

提督「大丈夫だから、安心しなさい」ナデナデ

 

 

初雪「マンモス……」キラキラ

深雪「これがサーベルタイガーかぁ……」キラキラ

 

吹雪「こんな植物もあったんだ……」

白雪「これは昆虫の琥珀ね……」

磯波「こっちは植物の化石……」

 

叢雲「原人の化石もあるのね……」

提督「どれも立派なものだな」

 

 

 それからも様々な化石や模型を堪能した私達は、生物や人々の歴史の神秘に思いを馳せながら遠足を終えた。

 

 後日、吹雪型姉妹の中で化石ブームが起こったとかーー。

 




読んで頂き本当にありがとうございました!

今回は吹雪型で博物館編でした!

次もよろしくお願い致します!
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