艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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ちょっと寄り道!
正規空母のみ。

他作ネタ、キャラ崩壊含みます。


艦これSS六十五話

 

 二一三○ーー

 

 鎮守府近辺の街からの帰り道ーー

 

提督「すっかり遅くなってしまった。すまないな、二人共」

赤城「お気になさらず。楽しかったですから」ニコッ

加賀「良い仕事風景を拝見できました」キリッ

提督「そうか……」ホッ

 

 本日は街の鍛冶屋へ刀を鍛えに行っていたのだ。

 しかし、着いたのが夕方。鍛冶屋の主人は快く刀を鍛えてくれたが来たのが遅かったため、この時間に至る。

 

提督「寒くないか?」

赤城「はい♪ たまにはこうして歩いて帰るのもありですね」ルンルン

加賀「コートも着ていますし心配いらないわ」ニコッ

 

 昨晩は雪が降った。鎮守府ではそこまで積もらなかったが街は結構な積雪量だった。

 その為バスがもう走っていなかった。こうしたことを考慮してマイカーで来るべきだったと、凄く反省したが、二人は何故か嬉しそうに私の両隣を歩いていた。

 

提督「少し暗いが徒歩ならこちらの方が近道だ」

赤城「分かりました」ギュッ

加賀「暗いのでこうさせていただきます」ギュッ

提督「あぁ、構わないよ」

 

 こうして裏道を歩いて十分程、街頭だけが照らすその道から何やら美味しそうな匂いが漂ってきた。

 

赤城「これはおでんですね!」キラキラ

加賀「これは……昆布出汁ですね」キリッ

提督「よく分かるな……」ニガワライ

 

 そして更に歩を進めると、道の端に街頭で照らされた小さな屋台が見えた。

 

赤城「」グゥー

加賀「」クゥー

提督「寄っていこうか。今日のお詫びに奢るよ」ニッ

赤・加『』パァ

 

 屋台ーー

 

提督「こんばんわ、三人なんだがよろしいか?」

店主「はい! いらっしゃいませ!」ニパッ

赤城「あらあら〜」パァ

加賀「可愛らしい店主さんね」フフ

 

 屋台の店主、それは年端もいかない少女だった。

 ジャンパースカートが雀のようにシックな茶色だが、曲線のラインにそって蝶(?)をイメージしたような、リボンが多数あしらわれている。

 更に背中には鳥の羽根の様な物が出ていて、耳もどこか普通ではなかった。

 

提督(最近の若い娘のファッションは進んでいるんだぁ)シミジミ

 

店主「そ、そんな……可愛いだなんて……ありがとうございます////」テレッ

提督「お父さんかお母さんのお手伝いかな? 偉いね」ニコッ

店主「ち、違います! 私がこの屋台の店主なんです!」

赤城「わぁ、まだ小さいのに立派ですね!」

加賀「見たところ駆逐艦の娘達とそう変わらない見た目なのに……素晴らしいわ」ナデナデ

店主「あう//// と、取り敢えずおしぼりとお冷です////」エヘヘ

 

 それから私達は、店主さんに色んな話を聞いた。

 

 屋台は元々焼き鳥屋を駆逐する為(?)に始め、ヤツメウナギを主に取り扱っているとか、最近おでんなどの料理を始めたから修行の為にこっちの世界(?)に夜だけ来ているとか、よくピンクの悪魔に追われているなど、聞いていてとても興味深いお話が聞けた。

 

赤城「へぇ〜、昼間は寺子屋へ通いながらこうして働いているんですね〜」パクパク

加賀「なんて良い娘なのかしら」ナデナデ

提督「うんうん。本当に凄い娘だ」ナデナデ

店主「そ、そんなに褒めないでくださいよ〜////」テレッ

赤城「お料理も美味しいですし、将来はきっとご自分のお店が持てますよ」パクパク

加賀「えぇ、きっと持てます。なんなら鳳翔さんの所でお料理修行出来るよう頼んであげます」モグ

店主「ホウショウサン?」

提督「私の大切な仲間だ。彼女も居酒屋を営んでいてね……料理の腕はピカイチだ」

店主「わぁ〜、凄い方なんですね!」キラキラ

 

赤城「もし、興味があれば○○鎮守府と言う場所までお越しください♪」

加賀「軍の関係者以外は立ち入ることは出来ませんが、私達の友人と言えば通してもらえるはずです」

店主「え、友人ってお友達ってことですか?」

赤城「はい♪ 私は○○鎮守府所属、一航戦、赤城と申します」バーン

加賀「同じく一航戦、加賀です」

赤・加『そして〜!』

 

 ズバッーー

 

赤城「こちらの方こそ!」

加賀「我々の絶対的主君、提督です」キリッ

提督「よさないか……店主が困っていrーー」

店主「はわ〜!」キラキラキラキラ

提督「と、とにかく、料理の修行をするのであれば私も歓迎するよ」ニコッ

店主「は、はい! ありがとうございます! あ、私の名前はミ○○○○・ロ○○○○と言います! お好きな様に呼んでください!」ペコリ

赤城「素敵なお名前ね♪ では、お洒落にミスチーと呼ばせていただきますね」ニコニコ

加賀「これからも応援するわ、ミスチー」ナデナデ

提督「いつでも我が鎮守府へ来なさい」ナデナデ

ミスチー「あ、ありがとうございます////」テレリ

 

 

 それから私達は少女の話を肴にお酒を飲み、とても充実した時を過ごした。

 

 帰る頃には赤城も加賀もすっかり少女と仲良くなっていて、鎮守府へ遊びに来ることを約束してその場を離れた。

 

 再び帰り道ーー

 

赤城「健気で真っ直ぐな良い娘でしたね〜♪」

加賀「えぇ、いつか遊びに来てくれることを願うわ」フフ

提督「忙しそうだから難しいと思うが、信じていればいつか必ず遊びに来てくれるだろう」ニコッ

赤城「お話も楽しかったですしね♪ 弾幕ごっこなんて初めて知りました」クスクス

加賀「負けると『ピチュる』や『一回休み』などの言葉も可愛らしかったわ」フフフ

提督「遊びにしては殺伐としたルールだったが、あれだけニコニコと話すのだから、楽しんでいるんだろうな」アハハ

 

赤城「それにしてもピンクの悪魔でしたか? 酷い方がいらっしゃるんですね〜」

加賀「何でも、凄い量を食べて店を荒らすとか……許されることではありませんね」

提督(ブーメラン?)

 

 こうして私達は鎮守府へ帰るまで、その少女の話題が絶えなかった。

 

 

 とある庭園付き館ーー

 

ピンクの悪魔「お腹空いたわ〜。ミスチーのお店行かない?」

とある庭師「ダメです。この前荒らしてしまってみんなからお叱りを受けたばかりではないですか!」

ピンクの悪魔「むぅ〜、じゃあ何か作って〜!」ジタバタ

とある庭師「いい加減にしてくださいよ〜!」ウガー

 




他作ネタについてはご了承を!

次も頑張って書き上げます!

読んで頂き本当にありがとうございました!
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