ダンジョンに(転生者と)出会いを求めるのは間違っているだろうか   作:モリブデ

1 / 2

 オラリオに行く前の話です


憑依転生のベルと妖精?

 ある森の中にて

 

「ここら辺のはずたが……」

 

 

 森にある程度入ると辺りを見回す1人の少年が居た

 白髪・赤目をした人物ベル・クラネル

 彼は憑依転生者である

 右手に日本刀を持ち左手に鬼の籠手を装着して黒色のカッターシャツと黒色のズボンを履き赤色のチョッキをラフに着こなし何かを探していた

 すると数体のゴブリンが襲いかかってきたが

 

 

「邪魔」

 

 

 と言いながらゴブリンの攻撃を少ない動きで避けながら一閃で数体のゴブリンを全て斬り伏せた

その動きは無駄が無く流れる様だった

 斬り捨てたゴブリンには目もくれずまた探しだすベル 何故この動作が出来るのか……それは、憑依転生する前は2015年の日本で鬼武者として人知れず幻魔と戦っていたからである。最後は全ての幻魔を滅ぼす為に自身の肉体が消滅して精神体としてこの世界に跳ばされた そこで、出会ったのが、原作とは違いゴブリン以外のモンスターに襲われ死亡した5歳位のベル・クラネルだった。モンスターに襲われ肉体は酷い有り様だったが、鬼武者の力で復元され新たなベル・クラネルとして甦った 謎のモンスターに村も襲われ滅ぼされたベルは約9年間修行の旅に出たのである

 最初は殆ど鬼の力を使えなかったが修行していく内にほぼ使える様になり今に至る

 暫く探していると、目の前に不思議な形と色をした草花が表れた

 

 

「これだな。例の薬草は」

 

 

 渡された羊皮紙と見比べながら呟くベル。そして中腰になり用意していた皮袋に入れていった

 満杯まで入れ終わりると

 

 

「此で依頼の1つは終わったな。後は……」

 

 

 言いながら左腰に差してある一文字(日本刀)の柄に右手をかけながらゆっくり立ち上がるベルの廻りにはゴブリンの群れが取り囲んでいた

 

 

「こいつらの掃討か」

 

 

 首だけ動かし回りを見ながら

 

 

「(雷撃刀で闘うと回りの関係ないところまで雷で打ち砕くな、烈風刀の双頭刃は辺りを嵐で吹き飛ばすか斬り刻む、轟炎剣は言わずとも炎の余波で回りが焼け落ちるか……なら)

 

 

 其処まで考えて右手に力を入れて柄を握る

 

 

「このままが一番だな」

 

 

 呟くベル。後ろに立っているゴブリンが襲いかかろうとしたが、其よりも速く動いたベルが一瞬で間合いを詰め一文字を振り抜いた……

 

 

 

 

 ベルがゴブリン掃討をして暫く経ったある村にて1人の男性が村の外を見ていると

 

 

「ん? あれは……皆ー! 帰ってきたぞ!」

 

 

 大きな皮袋を背負ったベルが歩いて来ていた

 村に入り先程の男性に皮袋を渡すと中を見ていた

 

 

「こんなに沢山良く集めたなぁ……これは、ゴブリンの爪か?」

 

 

 

 薬草の量に驚く男性が一緒に入っていたゴブリンの爪を手に取った。通常のゴブリンよりも大きいその爪はゴブリンの群れを率いていたゴブリンの爪である。討伐した証に持って帰ったものであった

 その後、村長も薬草とゴブリンの爪を見て最初は驚いたが、直ぐに笑顔になりベルに報酬を渡した

 報酬を受け取ったベルは村に1つだけある宿屋の泊まっている部屋に戻った。扉を開け中に入ると

 

 

「お帰り〜ベル」

 

 

 

「ただいま、プリムラ」

 

 

 某ゲームに出てくる見た目も名前もそっくりな体調30cm〜50cm位の大きさの妖精が小さい手を振っていた

 

 

「ねぇ、ベル〜私を置いて出かけるなんて酷いんじゃない。もし、拐われたらどうするの?」

 

 

 笑顔で手を振っていたプリムラは一変して怒ってますといった表情になり言うが見た目のせいか全く恐くない

 

 

「悪かった。気持ち良さそうに寝ていたからな。それに、俺以外の奴が迂闊に連れ去ろとしたら防衛魔法が発動してほぼ吹き飛ばすだろ」

 

 

 謝りながらも話すベルに

 

 

「迂闊に発動させたらこの部屋の中大変な事になっちゃうよ! それにベルが転生してから9年も一緒に旅してきたパートナー(恋人)に対して悲しいな」

 

 

 小さくてわかりずらいが若干頬を紅くして言うプリムラ。ベルに憑依転生した時から何故か側にいてこの世界について説明していた。又彼女自身、回復、攻撃、召喚魔法が使え旅を始めた頃はベルのサポートをしていた

 

 

「確かに……すまない。大事なパートナー(家族)だからな。次からは一緒に連れていくよ」

 

 

 一瞬、んっ? とした表情になるプリムラだが直ぐに戻り

 

 

「で、此れからどうするの? 依頼は完了したんだよね」

 

 

 ベルの顔の右横まで飛んで聞くプリムラ

 

 

「依頼は終わったよ。此れからオラリオに向かう。確かその時期の筈だよな?」

 

 

「うん……そうだね。もうその時期かぁ〜 ごめんね、私が導き手の妖精だったらもっとはっきり判るんだけど大雑把な事しか判らなくて」

 

 

 しゅんとなるプリムラに

 

 

「そんな事はないよ。プリムラが居なかったらどうなっていたか判らなかった。感謝している」

 

 

 感謝の意を伝えると嬉しそうにするプリムラ。"そろそろ行くか"とベルが言うと元気良く返事をした

 そしてオラリオに向け出発したのだった

 




ここまで呼んで頂きありがとうございます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。