「あら、七辻君は参加しないの?」
「たまには休ませてくださいよ、佐倉先生…一応半年ほど前まで病院で過ごしてたんですから。」
今、学園生活部は三階を使って体育祭…のようなものをしている。
とはいっても、徒競走と玉入れぐらいだが。
「ななくーん、参加しなくていいのー?」
「公平な審判が必要だろ、俺はいいんだよ。」
あとはまぁ、さっきも言ったように休みたいのもある。
「…ってことなんで佐倉先生も参加してきていいですよ。」
「え、でも私大人だし…」
「…でも殆ど体力に差は無いですよね?」
「うぅ、そうだけど…」
「それに…」
「それに?」
それに、正直に言って佐倉先生があの中に入っても他のメンバーと大差ないし…と思ったが、さすがにそれは言わなかった。
「それに、佐倉先生が入らないと三人三人で別れられないじゃないですか。」
「…そうね、人数を合わせるため…ね。」
納得したのか、向こうのグループに向かっていった。
「七辻先輩、審判お願いします!」
「おーう、今行くぞー!」
とりあえず、今日は審判だけやって休もう。
「いやぁ、今日は楽しかったなぁ!七辻!」
「まあ、そうだな、恵飛須沢。」
玉入れは若狭・直樹・佐倉先生チームが、徒競走は一レース目が祠堂、二レース目が若狭、三レース目が恵飛須沢だった。まさか佐倉先生と丈槍が一勝もできないとは…。
「…でも七辻、参加しなくてよかったのか?」
「いいんだよ、体力はねーが力はあるしな。俺が入らないほうがバランスよくわかれただろ。」
「だなぁ、まさかめぐねぇがあそこまで非力だとは思わなかったし…。」
「七辻くん、シャワー空いたわ。」
「…ってことでちょっくらいってくる。おやすみなー、恵飛須沢。」
「おう、また明日な。」
さて、今日の疲れを癒そうか…。
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「…佐倉先生、何をしているんですか。」
深夜の職員室、そこで懐中電灯を持った先生がいた。
「ど、どうしてここに…」
「質問に答えてください。…もしかして」
前に聞いたことがある。親父がここが有事の際の防災拠点になると話した時に、その時のマニュアルがあると。
「…緊急時の、マニュアル…ですか。」
「どうしてそれを…!」
「…前に言ったじゃないですか、俺の親父がこの学校の親企業に努めているって。」
どうやら、的中したらしい。
「…今まで忘れていて、それで…。」
「ふと思い出してみんなには黙って…ですか。」
そう言って佐倉先生は鍵のかかった棚を開け、マニュアルを取り出す。
「…読ませてください。」
そこに書かれていたことは、大方俺が予想したことで一番信じたくなかったことだった。
「…七辻君、地下室って…。」
「…明日、行きますか。」
…こんなものを、みんなに見せられるわけがない。俺と佐倉先生はこれの存在を隠し、地下室のことだけを話して皆と探索に行くことを決めた。
どうも、まとまった時間がない久里浜です。
今回のびょうじゃくぐらし、恵飛須沢×七辻になるのかめぐねぇ×七辻になるのか…ではなく、緊急避難マニュアルが初登場ですね。
七辻君はバイオハザードだとは理解してたみたいですがまさか変異種があったとは想像できなかったでしょうね…。
あと私には日常が書けないというのもわかりました。書いたらグダります。
次回は地下室探索回ですが軽くネタバレをしますとめぐねぇ生存→胡桃生存ですからね…さて、誰がどうなるのでしょうか。
次回、ちかしつ…お楽しみに!
いつも通り誤字脱字指摘・意見・感想・批評待ってますっ!