びょうじゃくぐらし。   作:久里浜燐

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15話、せいぞん

勢いよく放送室の扉を開ける。

「佐倉先生!」

俺が呼んだ人は机の下に身を隠していた。

「い、今のって…地震…?」

「違います!とりあえず早く外に!」

手を取って引っ張るように駈けだす。

「あ、七辻先輩!めぐね、佐倉先生は…無事、そうですね。」

「それより早く外か地下に逃げるべきだ、直樹!」

「あ、はい!」

後ろから追いかけてきたらしい直樹と、その後に合流した恵飛須沢を含めて四人で一気に外に出る。

 

 

 

「…あんなデカい音だから、寄ってきたのか…?」

あいつらは、先ほど堕ちたヘリに群がっている。恵飛須沢の言った通り、墜落の時の音が原因だろう。先生と直樹には近社の前で待っていてもらって助かった。

「…なんか使えるものがあるかもしれん、探す。恵飛須沢、援護頼んだ。」

恵飛須沢の返答を聞かずシャベルを構えてヒューイの残骸に近寄る。

「拳銃…9ミリか。」

殆ど同じ形状のものを懐から出して見比べる。

「…実弾、だろうな。」

構えてみて、思う。何かが違う。心理的な、重みだろうか…。

「…他は…残骸につぶれてる、か。」

仕方がない。回収は困難だしそうと分かれば早く校舎の中に逃げよう。

拾った9ミリけん銃と先ほど出したエアガンを懐に入れる。

「おーい、戻るぞ。恵飛須沢。」

そう言って駈け寄ろうと数歩踏み出した瞬間だった。

俺の体が身体が前方に吹き飛ばされるのと同時に、爆音が耳に入る。

その勢いで身体が一回転する。ちょうど半分回った時に目に入ったのは炎上するUH-1Jだったものだった。

着地しなければ。咄嗟に使えるものは無いか。思考を頭の中が駆け巡る。

駄目だ、エアガンと9mmじゃあ何もできない。それならば少しでも着地を安定させるような体勢を取らねば。

「おらぁっ…!」

膝をばねにして衝撃を吸収して接地、そのまま手を付いて倒れないようにしながら四肢でブレーキ。

「…っはぁ、はぁ…。」

咄嗟に思いついたが本能的にとはいえ出来るとは…何事もやってみることだ。

「おーい、恵飛須沢…大丈夫か?」

どうやらあいつらは燃え上がるUHに群がっているらしい。

恵飛須沢はその場に座り込んでいる。

「え、ああ…よく、無事だったな…」

「偶然だよ偶然、お前は無事か?」

手を取って引き上げる。恵飛須沢はシャベルを杖代わりにしてひっぱられながら立ち上がる。

「あ、ああ…無事だ、ありがとな。」

「…そうだ、先生と直樹と合流しないとな。」

その後合流したら、校舎の方の二人には心配されていた。

こればかりは俺たちのせいではないと反論したら直樹に

「そもそもあんなものに近付いたのが悪いんです。」

と言われた、悲しい。




どうも、久里浜です。
今回は朝にあげる予定でしたが図書館に行ったり買い物に言ったりと書く時間が取れなかったのでこの時間となりました。あとリアルも忙しかったので…。
原作だと胡桃が手にした拳銃はよりによってミリオタの手に…。
…まあ、きちんと使ってくれますよ。多分…。

あと先日リアルな友人にがっこうぐらしを貸せと言われたので原作と見比べての執筆が困難になってます。ある程度のストーリーは頭に入ってるのですが細部の確認が…。
なので、色々指摘してもらえたら嬉しいです。

あと、誤字脱字その他も…待ってます!

(16.03.13追記)すいません、今週の投稿はリアルが忙しいため休ませていただきます。
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