「家計簿?見せてください、若狭さん。」
ここでの3日間の生活で、ある程度はこの学園生活部に馴染めてきた。
「ええ…どうぞ。」
そこには今の生活必需品とエネルギーの残量が書かれていた。
「最近曇りがちで、電気が不足してきてるのよね…。」
「…これからのことも考えて、電気を最低限使わずに暮らしてみますか?」
「…そうね、そうしないと…。それに、食料品も少なくなってきたし…」
本当だ。俺が持ってきた保存食もほとんど尽きかけてる。5人分なんか考えていなかったからな。
「…どうすればいい…?」
「仲良いねー、りーさん、ななくん。」
「おわっ!?」
背後から声をかけたのは丈槍だった。正直驚いた。
「脅かすなよ…丈槍さん…。」
「あら、意外と可愛いところもあるのね…七辻君も。」
「それってどういうことですか!佐倉先生!」
「んでも、いつからお前らそんな関係になったんだ?りーさん、七辻。」
「そ、そんなんじゃないわよ!」
…この賑やかな日常が、今の生活で精神を安らげているんだろうな…。
「そうだ、遠足に行こうよ!」
昼食の後にそういったのは丈槍だった。
「…学園生活部の規則で出ちゃ駄目でしょ?丈槍さん。」
佐倉先生、ナイス指摘。
「ふっふーんめぐねぇ、私思いついちゃったんだ!学校から出ても問題ない方法!」
「それって、何だ?」
確かに気になる。
「それはね…学校行事なら学校を出たことにならない!…よね、めぐねぇ…?」
…確かに、中学校でもそんなこといってた気がする。
「そうだけど…この人数だと手段が…」
「手段なら、俺の車がある。」
ここは、丈槍の案に乗ったほうが良い。いつ食料が尽きるか分からないなら今のうちに確保したほうが無難だ。
「…駄目?めぐねぇ…」
「…仕方ないわね、良いわよ。」
他の問題もあるが…丈槍には言えない。それはほぼ暗黙の了解なのだ。
「分かった!それじゃあ書類作るね!」
そういって丈槍は寝室のほうへ走っていった。
「な、七辻君!さっきのはどういうこと!?」
佐倉先生が怒ってる。
「…すいません、でも今俺たちが生き残るには…他の手段はないです。」
屋上の菜園も、そうすぐに身が付くわけではない。それなら、どこか行かねばならない。
「…それとも、他に実行できる案があるんですか?」
回答はない。そうだろう。
「ならば…缶詰でも、出来るだけ多くの食料が必要なんです。」
「でも、そんなところは…」
「リバーシティ・トロン・モール。あそこのショッピングセンターなら地下に食料品の売り場があったはずです。」
ああいった施設は前の家の近くになかったから、ほぼ毎日のように行っていた。だから覚えている。
父の会社の傘下で、父と一緒に言ったときは社割が効いたのも、こちらに越してきてすぐの食事も二人でそこでしたのも覚えている。
「…これだけは、絶対にさせてください。この世界で生き抜くために。」
しなければ駄目なのだ、俺は頭を下げた。
「…ええ、分かったわ。本気なのね…。」
佐倉先生が折れてくれた。
「…そういえば佐倉先生、佐倉先生って車でここまで来てますよね?」
「ええ、そうだけど…」
「ならば、二台体制で物資を運びたいのです。そのために…その車を出してもらえますか?」
少しでも足は多いほうが良い。荷物を一気に運べるほうが良い。
「分かったわ、何とかしてみるわ。」
「…ありがとうございます!」
その一言がうれしかった。俺が頭を上げたところで、丈槍が書類?を持ってきた。これで、準備は整った。
いざ、ショッピングモール。
私、久里浜です。
最近は本業が忙しくて…冬休みに入るまでは週1投稿になりそうです…。
さて本編はN日プラス3日でショッピングモール編ですが、人が増えたことでどう変化があるのか…。
最近、友達の勧めでごちうさを見始めたのですがあれですね、皆可愛いですね。特に翠先生とモカ姉さんとティッピー。
漫画のほう、買ったら書くかも知れないです。
追記)投稿後にすぐ気づきましたが、3話とサブタイトルが同じでした…
駄目ですね、きちんと確認しないと…。