ハードモードに憧れて   作:照坊主

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とりあえずの第2話です


改善

私が朝起きてまず始めにしたことそれは―――

 

ぐぎゅぅぅるるるるるる!!!!!!!!

 

減りすぎて激痛を訴える腹を押さえる事だった

 

 

 

 

 

結局この家に食べ物は無かったのだ、私が手に入れたのは空き瓶と日記と古ぼけた棒だけだ

 

・・・そういえば棒はまだ手にとって調べてなかった、杖ぐらいなるといいが・・・

 

調べて分かった事は、これは棒ではなく『銃』だった

錆びていて木の棒のように見えただけだった、暗かったこともあるし注意力も散漫になっていたのだから見落としても仕方がない

 

そう思い、銃を調べた

予想通り使えない、当たり前だ、でなくては日記の持ち主が使っているだろう

 

リボルバーの弾倉がついたライフルのようで弾倉の中に弾が6発はいっていたが、錆を落とせるような物が無くては意味が無い

 

だが、杖代わりにはできそうなので持っておくとしよう、木の棒よりも鉄の棒のほうが心強い

 

ぐぎゅぅぅぅぅぅ!!!

 

・・・私の腹も限界に近い、早いところ何かを食べなくては・・・

 

私は銃と木の棒を片手に外に出る、日記によれば狼を主食としていたようなので薪を拾うついでに倒そうと思う・・・できればの話だが

 

家から南へと進む、遠くのほうでスライム(日記に書いてあった)が動いているのが分かる

どうやら狼の群れと戦闘をしているようだ

 

巻き込まれても困るのでオアシスのある西へと向かうことにした

 

 

道中、動物の骨を拾って木の棒に付け槍のような物を作ったり、枯れ木を拾ったりしながらオアシスについた

水辺に近づき拾った空き瓶に水を入れる

 

しばらくして、水を瓶いっぱいに溜めると後ろの茂みからがさがさといった音が聞こえる

 

私は即興で作った槍を音のするほうに構える、すると

 

「がるるるるる・・・・・!」

 

傷ついた狼が一匹出てきた、よく見ると所々に青い液体のようなものがついている

先ほど戦闘を行っていた集団の奴だろう、液体がついているところは酸性が強いのか少し溶けている

 

「がぁぁぁ!!!」

 

そんなことを考えていると、いきなり狼が襲い掛かってきた!

 

咄嗟に横に避け、距離をとろうと後ろに下がる

 

すると、私のその動きにあわせ狼もこちらのほうへと飛び掛ってくる

 

私は手に持っていた槍を頭のあたりに投げつけた

 

「きゃいん!」

 

怪我をしていたためか、たいしたダメージではないもののひるませる事に成功した

ひるんでいる間に杖代わりにしていた銃の銃身を手に持ち、銃底を頭に叩き付けた

 

「ぎゃん!」

 

一撃、二撃、三撃・・・しばらくして殴るのをやめると頭の原型が無くなった狼の死体があった

 

殺したことによる嫌悪感よりも、死ななかった安心感が強くその場でため息をついた

 

 

狼の皮を剥ぎ取り、その皮に肉を包み込んで銃にくくりつけ運ぶことにした

その時に、青い液体が銃身についた

 

そのままにしておくと肉につきそうだったので水で洗い流したら、なんと付着した部分の錆が落ちていた

 

これからはスライムを狩るのが日課になりそうだ

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