ヴリトラモン・ストラトス   作:赤バンブル

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久しぶりの投稿。

でもなんか短めでいまいちな内容になりました。
気に入らない方はこの前書きを読んだ後戻ることをお勧めします。

それでも読む方はこのままどうぞ。




新たな旅へ

ヴリトラモンはまだ目を覚まさないチビモンを除いて二人に自分に与えられた役割とオメガモンに対する誤解を解くように説明した。最初は怪しくオメガモンを見つめていた二人ではあったが(特にリリモン)ヴリトラモンの説明もあって誤解は解けたようだった。

 

「じゃあ、あれでも加減していたの?」

 

リリモンはヴリトラモンの腕に抱き付いたまま怪しそうにオメガモンを見る。

 

「本人もやり過ぎたと謝っているんだからそこまで言うなよ。」

 

「だって~もうイチカに会えなくなるかと思ったんだもん!」

 

オメガモンは申し訳ないと思っているのか一同に顔を合わせづらそうだった。一方のチビモンはライラモンの膝の上で寝たままだった。

 

「それでスピリットっていうものは後いくつあるの?」

 

ライラモンが話を切り替えようとオメガモンに質問する。

 

「過去の十闘士の数とスピリットが二種類に分かれたことを考えれば現在確認されているスピリットは三つ、全てのスピリットが二十個だとしたら残り十七個になる。」

 

「伝説の十闘士のスピリット・・・・・でも、どこにあるのかはわからないんでしょ?」

 

リリモンは怪しい顔をやめたがオメガモンを見て聞く。

 

「確かにある場所までは我々ロイヤルナイツでも把握しきっていない。しかし、ヴリトラモンがイグドラシルから受け取ったデジヴァイスには正確な位置までは把握できないがスピリットの在処を記している。」

 

「ちょっと待って、ヴリトラモンってもしかしてイチカのこと?」

 

「ああ、イグドラシルが俺に与えた名前だ。」

 

リリモンはヴリトラモンをじっと見て、しばらくすると不安な顔になる。

 

「じゃあ、これからはヴリトラモンって呼ばなくちゃいけないの?」

 

「お前が言いやすい方でいい。」

 

それを聞くとリリモンはホッとした顔になる。

 

「ところでそのデジヴァイスはどういうものなの?」

 

「イグドラシルの話によればスピリットの力を断片的に開放して俺がその力を使えるようにするものらしい。それ以外については特に言われなかったが。」

 

「そう言われるとすごく怪しいわね。」

 

質問をしたライラモンは気味悪そうにイチカの持つデジヴァイスを見つめる。そのとき、彼女の膝の上で眠っていたチビモンが目を覚ました。

 

「う・・・俺は確か・・・・」

 

「チビちゃん!?よかった目を覚ましたのね!」

 

「姉ちゃん・・・あれ?兄貴!?」

 

チビモンは起き上がるとすぐにヴリトラモンの方を見る。

 

「よかった!兄貴無事だったんだね!」

 

「何が無事だったんだねだ。散々暴れまわっていたくせに。」

 

「え?・・・あっ、そう言えばあのへんな薬を飲んだ後・・・・・あ!オメガモン!」

 

気づく順番が違うと思うがチビモンはオメガモンに飛びつき、小さい手でパンチを繰り出してきた。

 

「この野郎!よくも兄貴を連れ去って行ったな!このやろ、このやろ~!」

 

チビモンは攻撃にもなっていないパンチをオメガモンに打ちつける。

 

「おい、チビ。オメガモンは・・・・」

 

ヴリトラモンは誤解を解こうとしたが

 

「グワア!やられた!」

 

オメガモンはワザとやられた振りをしてくれた。それをわかっていないのかチビモンは勝ったと思い、嬉しそうに倒れたオメガモンの上に乗って飛び跳ねる。

 

「参ったか!もうあんなことするんじゃないぞ!」

 

オメガモンはわかったと言うとチビモンはすぐに降りて行った。

 

「・・・・なんかいろいろとすまないな。」

 

ヴリトラモンはオメガモンにバツが悪そうに言う。

 

「気にするな、元はと言えば私が蒔いた種なのだからな。では、健闘を祈る。」

 

「ああ。」

 

会話が終わるとオメガモンは上空へと飛んで消えていった。

 

「さて、ここからまた新しい旅の始まりだ。・・・・ん?」

 

ヴリトラモンは手に持っているデジヴァイスを見る。デジヴァイスは突然光りだしたのかと思うとライラモンが持っていたデジメンタルを吸収してしまった。

 

「あ!俺の進化するためのやつが!」

 

「おいおい、スピリットだけを入れる物じゃなかったのか?」

 

ヴリトラモンは改めてデジヴァイスを見る。画像にはイグドラシルから預かった水のビーストスピリットの他に数種類のデジメンタルが写っていた。

 

「ひどいよ兄貴!俺の物取るなんて!」

 

「待て待て、俺じゃなくて・・・・今度は何だ!?」

 

ヴリトラモンが何とかしようとしたとき、今度はチビモンに向かって光が照射される。

 

「ち、チビちゃん!?」

 

ライラモンは心配そうにチビモンを見つめる。

 

「チビモン、進化!ブイモン!」

 

チビモンはブイモンに進化した。ヴリトラモンたちは驚いていたが進化したブイモン自身が一番驚いていた。

 

「嘘・・・・俺進化したの?やっと進化したの!?」

 

「・・・・なんかよく分からないけどよかったわね、チビちゃん。」

 

「そ、それもそうだな。よかったな、チビ。」

 

「なにさ!せっかく進化できたのにそんな反応しなくてもいいじゃないか!それにもうチビって言わないでよ!」

 

ブイモンは膨れっ面しながら怒る。それを見て笑う三人。

 

 

 

 

かくして四人の新しい旅が始まったのであった。

 

 

 

 

 

俺の名はヴリトラモン。

 

俺は昔、自分はどこにいても独りぼっちだと思っていた。

 

でも、今は違うと思えてきた。

 

何故なら今は、俺を慕ってくれる仲間がいるのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜

 

 

 

 

みんな寝静まった後、ヴリトラモンは一人星が光っている夜空を見る。イグドラシルが千冬の姿をしたせいか今まで忘れていた千冬との生活の日々を思い出していた。

 

「千冬姉は今頃、どうしているかな?あれからもう何年も過ぎているからもう結婚して家族でも持っているのだろうか?それとも俺が死んでから立ち直っているのかも分からねえし・・・・・・何今更こんなこと考えているんだろうな、俺は。」

 

ヴリトラモンがそんなことを考えながら笑っていた。

 

そのとき、後ろから足音が聞こえてきた。ブイモンがいつものようにトイレに行きたくなったのだろうか?

 

「だれだ?」

 

ヴリトラモンは後ろを振り向く。そこにはリリモンが立っていた。

 

「隣・・・いい?」

 

「ん?リリモンか。眠れないのか?」

 

「うん。」

 

リリモンはヴリトラモンの隣に座ると彼の肩に寄り添った。

 

「・・・イチカ。」

 

「なんだ?」

 

「その・・・・・これからもずっとついて行っていいよね。」

 

「なんだよ突然?」

 

「なんかさっきイチカがどこかに行ってしまうような夢見ちゃったもんだから。」

 

「心配するな、俺は勝手にどっかに行ったりはしない。だから安心して眠っていろ。」

 

「うん。」

 

そう言うとリリモンはそのまま寄り添って眠った。ヴリトラモンもその寝顔を見た後、起こさないように寝かせて自分も眠ったのであった。

 




この作品でのデジヴァイス(ヴリトラモン専用)
形状は「フロンティア」で登場したディースキャナに酷似している。
性能はディースキャナに近いがD-3の性質もある。

次回もボチボチ書いて行こうと思います。
それではまた次回。
次回はエテモン見たいな敵キャラを出そうと考えていますがエテモンではないキャラを選ぼうと考えています(流石に下品なキャラなので)。
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