ヴリトラモン・ストラトス   作:赤バンブル

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カウントダウン第二弾!
相変わらず雑だけど応援よろしくお願いします。
今回も無理な方は引き上げることを勧めます。

それではどうぞ。


奇跡を起こせ!ブイモン!

サイバードラモンのピラミッド

 

「おーい、誰もいないのか!」

 

ピラミッドに到着したヴリトラモンたちは早速メタルグレイモンの案内の元中へと入っていったが中には誰もおらずもの抜けの殻だった。

 

「こんなに誰もいないなんておかしいんじゃない?」

 

リリモンは辺りを見回しながら言う。ヴリトラモンはオメガソードを展開し、メタルグレイモンたちを睨み付ける。

 

「まさか、お前たちアイツに見捨てられたんじゃないのか?」

 

「そ、そんなはずはない!俺たちは一様隊長クラスなんだぞ!」

 

「そうだ!小さい頃から一緒だった兄貴が俺たちを置いて別の場所に移動するなんて信じられるか!」

 

ヴリトラモンの言葉に対して二人は怒りをぶつける。それだけ彼らの絆は確かなものなのだ。

 

「皆さん落ち着いてください!こんなことをしていても・・・・」

 

エンジェウーモンが言いかけた瞬間暗闇から不敵な笑い声が聞こえてきた。

 

「フフフフ・・・・やっと来てくれましたか。」

 

「ん!?誰だ!」

 

ヴリトラモンは暗闇に向かってオメガソードを斬りつける。

 

「おっと、危ない危ない。」

 

暗闇の中からメルキューレモンが姿を現す。

 

「あなたは!」

 

「おやおや、貴方もここに来ていたのですか。意外ですね。」

 

「おい、こいつは何者だ?」

 

ヴリトラモンはメタルグレイモンに聞く。

 

「コイツはメルキューレモン、兄貴の協力者だ。気に入らないが・・・・」

 

「嘘よ!」

 

メタルグレイモンの説明の途中でエンジェウーモンが叫ぶ。

 

「エンジェウーモン!?」

 

「コイツが彼を誘惑してこれまでの元凶を生み出した張本人よ!光の街を襲ったのも、スピリットを集めるように仕向けたのも!」

 

「え!?」

 

詳しい事情を知らなかった二人は動揺する。

 

「まあ~彼女の言っていることは事実ですね。確かにスピリットを集めるよう助言したのも私ですし、あなたの告白の練習相手がウィルス種だったことを教えたのも私ですからね。」

 

メルキューレモンは罪悪感がないのかあっさりと自白する。

 

「テメエ!よくも兄貴を!俺たちを!」

 

ライズグレイモンは怒りに任せて右腕のトライデントリボルバーを構える。

 

「待って!奴にはどんな攻撃も跳ね返されてしまうわ!」

 

「何!?」

 

「彼女の言う通りですよ。私の能力はこの反射なのですから・・・・おや?どうやら彼がこっちに近づいてきたようですね。」

 

メルキューレモンはすぐさま自分の体を透明化させ始める。

 

「貴様、逃げるつもりか!」

 

メタルグレイモンはトライデントクローを飛ばすがすでにメルキューレモンは姿を消し、壁を破壊しただけだった。

 

「実験は最終段階に入りました。あなた方は果たして彼に勝てるのでしょうかね?フフフフ・・・・」

 

「くそ!」

 

ライズグレイモンは悔しがる。

 

「振動が強くなってきたわ。」

 

「イチカ、怖い~!」

 

リリモンは半泣き状態でヴリトラモンに捕まる。

 

「仕方ない、一回外に出るぞ!」

 

ヴリトラモンたちは急いで外に出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピラミッド外

 

「「「「「「はあはあ。」」」」」」

 

全員ピラミッドから離れるとピラミッドはすぐに崩壊し、そこから巨大なデジモンが現れる。

 

「グワアアアアアアアアア!!!!」

 

一瞬見ると、その形状は一見キメラモンにも見えるがよく見ると様々なデジモンパーツが組み合わされた集合体だった。

 

「こ、これが兄貴なのか?」

 

メタルグレイモンたちは思わず跪く。リリモンたちはその悍ましい姿に思わず反吐を吐いた。

 

「私のせいで彼がここまで・・・・・」

 

エンジェウーモンは翼を広げ巨大なデジモンへと飛んで行く。

 

「行くな!喰われるぞ!」

 

ヴリトラモンはマントを投げ捨てブイモンの方を見る。

 

「チビ、進化だ!」

 

「わかったよ兄貴!」

 

デジヴァイスから友情のデジメンタルが出現する。

 

「ブイモン、アーマー進化!」

 

ブイモンとデジメンタルが融合し、黒き四足獣ライドラモンが現れる。

 

「轟く友情、ライドラモン!」

 

「行くぞ!」

 

ヴリトラモンは空を飛び、ライドラモンは砂の大地を駆け抜ける。エンジェウーモンは巨大なデジモンの前に立つと両手を広げて言う。

 

「サイバードラモン、もうこれ以上罪を重ねるのはもうやめて!」

 

巨大なデジモン、キマイラモンは彼女を確認すると動きを止める。

 

「エン・・・・ジェ・・・・ウー・・・・モン?」

 

「そうよ!私よ!」

 

意識があることを確認した彼女は続けて言う。

 

「ずっと・・・・・ずっと会いたかったわ!あの時は本当にごめんなさい、私が練習しようだなんて考えなければあなたがこんな姿になることもなかったのに。」

 

「・・・・・・・・」

 

「あなたは数多くの罪を重ねてきたけど私はそれを自分の罪だと思っているわ。だから・・・・だからもうやめましょう、こんなこと。償うなら私も一緒に償うから。」

 

エンジェウーモンは泣きながら謝罪する。自分があんなことをしなければこんなことにはならなかったと言いながら。

 

ところがキマイラモンの腕は彼女を捕らえた。

 

「うぐっ!」

 

「一緒ニ償エ?フザケルナ!裏切リ者ガ!」

 

キマイラモンは腕の力を強めていく。エンジェウーモンは苦しみながらも言い続ける。

 

「私を殺したいのなら構わないわ・・・・でも、お願い。これ以上罪を・・・・・」

 

「ウルサイ、ウルサイ!黙レ!」

 

キマイラモンは彼女を握り潰そうと力を更に込めようとする。そのとき、後ろから爆発音がした。キマイラモンが後ろを振り向くとそこにはメテオバスターを発砲したヴリトラモンがいた。

 

「くそう、最大出力にしても何ともないか・・・」

 

「オマエ、覚エテイル。オマエスピリット持ッテル。オマエ倒セバモット強クナル。」

 

キマイラモンはエンジェウーモンを投げ捨てターゲットをヴリトラモンに切り替える。エンジェウーモンはいち早く駆けつけてきたライドラモンに拾われる。

 

「喰イテエ・・・・マダ足リナイ・・・喰イテエ!」

 

「だんだん自我が崩壊しているか。このままだと不味いぞ。」

 

ヴリトラモンはオメガソードを展開し構える。キメラモンは体から無数の腕を出し、ヴリトラモンを捕獲しようとする。

 

「悪いが簡単に喰われたりはしないぜ。」

 

ヴリトラモンはデジヴァイスを取り出し、オメガソードにヴァイスから発するオーラを覆わせる。

 

「オメガサンダースラッシュ!」

 

ヴリトラモンはオメガソードから斬撃を繰り出す。斬撃はギロチンのようにキマイラモンの腕を切断していくがその断面から次々と生え変わっていく。

 

「ヨコセ、スピリットヲヨコセ!」

 

キマイラモンは血走った目でヴリトラモンを追う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元ピラミッドから少し離れた場所

 

ライドラモンは気を失ったエンジェウーモンを担ぎながらリリモンたちがいる安全なところまで戻ってきた。

 

「チビちゃん大丈夫!?」

 

ライラモンは心配そうにライドラモンに言う。ライドラモンは体が少し震えてはいたが落ち着いた口調で答える。

 

「大丈夫だよ姉ちゃん。でも、俺じゃ兄貴たちとの戦闘には付いていけそうもないよ。」

 

ライドラモンは少し離れたヴリトラモンの戦闘を見ながら言う。その戦闘は今までにないほどの攻防戦が繰り広げられていた。

 

「俺・・・・今まで兄貴と一緒について来たけどあんな戦闘は初めてだ。あんな戦いの中に入っていったら足を引っ張るだけだよ・・・」

 

「でも、イチカの戦闘について行けるのはあなただけなのよ!?」

 

「今までのと比べても比にならないよ・・・。」

 

ライドラモンはブイモンに退化する。

 

「情けねえよ・・・・兄貴と一緒に戦いたいのに・・・・・・・・・体が正直に震えて・・・・くそう、俺はいつまでたっても弱いままだ!」

 

「チビちゃん・・・・・」

 

「勝つ方法ならあるさ。」

 

「「「!?」」」

 

聞き覚えのない声が一行の後ろから聞こえてきた。後ろを振り向くとそこにはバイクに乗ったベルスターモンが余裕そうに見ていた。

 

「ア、アンタ誰?」

 

リリモンは恐る恐る聞く。

 

「アタシはベルスターモン、ちょっとそこの一夏坊やに用があってきたのさ。パートナーの頼みでね。」

 

「兄貴を知っているのか?」

 

「ちょっとね。でも、どうやら予想以上に事態が悪いようだね。」

 

ベルスターモンはヴリトラモンの方を見る。向こうではヴリトラモンがキマイラモンの複数の腕に掴まり絞めつけられていた。

 

「このままだと五分も持たないかもよ?」

 

「な、なあ・・・ベルゼブ・・・・じゃなかった!ベルスター姉ちゃん、アンタさっきあの化け物倒せる方法があると言っていたけど本当なのか!?」

 

「まあ、あたしを姉ちゃんと呼ぶなんておチビちゃんいい目しているわね。あるにはあるけどおチビちゃんがどこまで持つかわからないけどいいの?」

 

「俺は・・・・・怖くて兄貴の戦いから逃げてきたんだ。奴が恐ろしくて。でも、どうしても兄貴を助けたい。そのための力がどうしても必要なんだ!」

 

「ふ~ん、じゃあその意志が本物かどうか見せてもらおうかしら?」

 

ベルスターモンは金色のスピリットのような物を取り出す。

 

「進化すれば一時的だけどおチビちゃん自身が強くなれる。進化しなければそこまで、あなたはどっちなのかしらね?」

 

ブイモンは慎重にデジメンタルに近づく。以前の暗黒進化を踏まえ今回も失敗するのかもしれないという恐怖が心の中にあった。

 

(もし・・・・俺がまたあの時のように暗黒進化したらどうしよう・・・・)

 

その最中でもヴリトラモンはキマイラモンの巨大な腕に絞めつけられていった。

 

「ぐ、ぐうう・・・・・」

 

キマイラモンの腕の力に耐え切れず体の装甲に亀裂が走り出血する。

 

「ぐわああああああ!!」

 

ヴリトラモンがこれまでにない叫びをあげる。

 

「イチカ!」

 

リリモンは思わず叫ぶ。

 

「兄貴・・・・くう!」

 

ブイモンは迷いを振り切ってデジメンタルに手を触れる。デジメンタルは光り始めブイモンは進化の光に包まれる。

 

「俺に・・・・俺に・・・・力をくれええええ!!」

 

ブイモンは叫び続ける。するとブイモンのシルエットが変わり始める。金色の装甲を纏ったデジモンへと姿を変えていき、ヴリトラモンの方へ飛んで行く。

 

「もう・・・・意識が・・・・・」

 

ヴリトラモンは多量出血で意識が遠のいていく。

 

「モウスグデ・・・・」

 

キマイラモンはもうひと押しと力を更に入れようとしたがそこへ光が彼の目の前を突っ込んでくる。

 

「ナンダ・・・・コイツハ!?」

 

キマイラモンは動揺しながら光を捕まえようとするが素早い上に捕まえられない。それどころかヴリトラモンの方を忘れていたため、捕まえていた手を離してしまった。光はヴリトラモンを捕らえるとすぐにキマイラモンから離れる。

 

「誰・・・・だ?」

 

ヴリトラモンは薄く目を開ける。目の前には一度見たことがある聖騎士型デジモンがいた。

 

「兄貴大丈夫?」

 

聞き覚えのある声だ。

 

「もしかしてチビか?」

 

ヴリトラモンは驚きながら起き上がる。そこにいるのは紛れもなくロイヤルナイツにいるはずのマグナモンだ。しかし、声はブイモンのままだ。

 

「よかった、気がついて。」

 

「お前どうしてその姿に・・・・」

 

「話は後。今はアイツを倒すのが先決だよ。」

 

「!?そ、そうだな・・・・」

 

ヴリトラモンは少し戸惑いながらもキマイラモンの方を見る。いつの間にか亀裂が入っていたはずの装甲は元通りに戻っており、体力も回復していた。しかし、今はそれどころではない。

 

「イヤナ光ダ・・・・オマエモ倒ス!」

 

キマイラモンはマグナモンに警戒しながらも二人に迫っていく。

 

 

 

 

 

 




今回のアイテム

疑似奇跡のデジメンタル
束の試作アイテム第二弾。ロイヤルナイツのマグナモンを再現しようと試みた試作品。データが不足しているため発動の確率が極端に低い。飽くまでも実験途中のため使用は一回限り。

次回で一様ウィルスバスターズ編終了の予定です。
デジモンワールドプレイ中ですがディアボロモンにするはずが何故かデーモンに・・・・何を間違えた(´・ω・)。

それではまた次回。
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