今回はもはやゴーレムのフルボッコです。
気に入らない方はすぐに引き上げましょう。
それでもいい方はこのままお進みください。
アリーナ
「行くぞみんな!」
「「おう!」」
エクスブイモンを筆頭にライズグレイモン、ガルゴモンがゴーレムに向かって行く。ゴーレムは照準を三体に合わせレーザーを発射する。
「当たってたまるか!」
ガルゴモンはレーザーを避けながらガトリング砲で牽制する。
「ダダダダダダダダアアア!」
「うおおおお!!!」
ライズグレイモンはトライデントリボルバーを剣のように使いゴーレムに砲身を叩き付ける。クロンデジゾイドで出来た砲身にゴーレムの装甲は凹む。
「これはさっきのお返しだ!」
エクスブイモンは拳をゴーレムに打ちつける。フレイドラモン以上に上がった腕力を前にゴーレムはどんどん押され気味になっていく。
「ダムダムアッパー!」
「トライデント面打ち!」
二体の攻撃でゴーレムは壁に激突する。
「ストロングクランチ!」
エクスブイモンは壁に激突したゴーレムに隙を与えず腕を噛み付き引きちぎる。装甲が頑丈なゴーレムではあるがとうとう故障でも起こしたのか動きが鈍くなる。
「今だ!全員で集中攻撃だ!」
「ライジングデストロイヤー!」
「エクスレイザー!」
「ダダダダダダダ!!!」
三体は一斉にゴーレムに向かって攻撃をする。ゴーレムは攻撃に耐えられず、その場で大爆発を起こした。
「・・・・・どうにかなったね。」
「アイツは無人機だったのか。」
「どうやら何かありそうだが問題はこれからだな・・・・。」
「これから?それはどういうことだ一夏?」
一夏の言葉に箒は問う。鈴も箒と同じ考えだった。
「考えて見ろ。」
「「?」」
「こんな大惨事を起こして学園が俺たちをみすみす見逃すと思うか?」
「「・・・・あっ。」」
???
「あちゃ~。ゴメン束、あの坊やたちの実力舐めすぎていたわ。」
ベルスターモンはバイザーを外して残念そうに言う。
「別に気にすることじゃないよベルちゃん。送信された映像だけでも大収穫なんだからさ。」
束はゴーレムから送られてきた映像を見ながら言う。
「まさか箒ちゃんのアグちゃんが完全体にまで進化するなんてね・・・・」
束は満足そうに言う。
「ところで束。箒ちゃん専用の『紅椿』はあとどのくらいで完成するのよ?」
開き直ったのかベルスターモンは束に聞いてくる。
「ほとんどできているから後は仕上げだね。渡すのはそうだね・・・・・」
生徒指導室
「全くお前たちという奴は・・・・・」
千冬は呆れながら一夏たちを見る。幸い指導室は千冬のみだったのでブイモン、アグモン、テリアモンまでもが立たされていた。
「今回はあの所属不明機が破壊したというので片付けられたが、一歩でも間違えればお前たちの存在を知られるところだったんだぞ?」
「で、でも千冬姉ちゃん。俺たちが兄貴たちに加勢しなかったら・・・・」
「確かにお前たちや織斑が生徒の避難の時間を稼いだ判断は正しいのかもしれない。しかし、一歩でも間違えれば命に関わるんだぞ?特に篠ノ之、お前の行動が一番危うい行為だ。」
「うう・・・・」
千冬の言葉に箒は何も言えなくなる。
「僕たちもやり過ぎたね・・・」
「やり過ぎたと思うなら今後気をつけるように。」
「「「ごめんなさい。」」」
三匹は申し訳なさそうに頭を下げる。
「と言う訳でお前たち三人は反省文提出と三日間自室謹慎。いいな?」
「「「はい。」」」
三人は言い終わると一夏と箒はブイモンたちをデジヴァイスに、鈴はテリアモンを頭の上に乗っけると指導室から出ていった。
「・・・・それにしてもあの無人機・・・・まさかな・・・・」
千冬は今日アリーナを襲ったゴーレムのことを考える。
一夏&箒ルーム
「ゴメン兄貴、俺たちのせいで・・・」
ブイモンは申し訳なさそうに言う。
「気にするな。千冬姉が言うのも正しいが俺たちがやらなかったらあの無人機の被害はもっとひどくなっていたはずだ。」
「私も軽率にあの行動を取ったことも問題があった。すまない。」
「でもさ、あのISどこから来たんだろう?」
アグモンは気になるように言う。
「まあ、いろいろ気になるだろうがそんなことよりも反省文だ。これは長いからきついぞ。」
一夏は話を切り替え黙々と反省文を書く。
「しかし、残念だったな。」
「何がだ?」
「フリーパス。」
「・・・・・・それはみんな同じだから諦めようぜ。」
「うう・・・・デザートが・・・・」
本音を言うと反省文よりも優勝賞品のデザートのフリーパスがパーになったのが残念な二人であった。
三日後の一年一組
朝のHRで教室は、真耶の笑顔で告げた発言によってクラス中盛り上がっていた。
「今日はですね、新しい転校生二人を紹介します。」
「「「「えええええ~~~~!!!!!」」」」
「この間の二組に続いて今度はうちのクラスに!?」
「先生、どんな子なんですか!」
「静かに!それでは入ってきてください!」
「はい。」
「・・・・・」
二人の転校生が教室に入ってきた途端にクラスは静まり返った。原因は二人の内の一人が「男」だったからである。
「それでは自己紹介をお願いします。」
「フランスから転入してきたシャルル・デュノアです。よろしくお願いします。」
シャルルが自己紹介をした瞬間教室は沈黙する。そして
「「「「「きゃあああああ~~~~!!!」」」」」
一気に歓声が爆発するかのように響き渡った。
「うひゃあ・・・・・スゲエ響き・・・・・もんざえモンのラブリーアタック喰らっても起きれるぐらいの破壊力だな・・・。」
一夏は耳栓をしながら驚く。
「二人目の男子来た~!!!」
「頼りになりそうな織斑君と違って守ってあげたい系の男子~!」
「金髪の王子様みたい!」
教室の女子生徒の大半がシャルルについて感想を思い思いに叫ぶ。この光景にシャルルは少し驚いているようだ。
「お前たち、いい加減に静かにしろ。」
「そうですよ~!まだ一人残っているんですから。」
千冬と真耶の注意で騒ぎが治まると一夏は耳栓を外す。
「次はお前の番だ。」
「はい!教官!」
銀髪で左目に眼帯を付けた少女は千冬に向かって敬礼する。一夏はおそらく千冬のドイツ軍で教官をしていた頃の教え子だったのだろうと思った。
「私はもうお前の教官ではない、担任だ。それとここでは織斑先生と呼べ。」
「わかりました。」
少女は千冬に返事をすると教壇の前に出て自己紹介をした。
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」
簡潔に自分の名前を名乗る。これには一夏も含めて生徒全員が唖然とした。当のラウラはそれを無視して自分の席へと向かう。その途中、一度一夏の席の前で足を止める。
「・・・・・貴様が織斑一夏か?」
「いかにも俺が織斑一夏だけど何か?」
ラウラは一瞬睨むと自分の席へと歩いて行った。
(俺、恨まれるようなことしたか?)
一夏はそう考えながらも朝のHRは終わりを告げた。
「今日の1時限目は2組と合同でISの実習だ。全員、急いで着替えてグラウンドに集合しろ!遅れた者は鉄拳制裁だ、分かったか。わかったならばとっとと急げ!」
千冬に言われると生徒は、全員脱兎のごとく凄い速さで移動を開始し始めた。
「織斑、すまないがデュノアの面倒を見てやってくれ。こっちに来てまだ慣れていないからな。」
「わかりましたよ、織斑先生。」
一夏はそう言うとシャルルの方へと行く。
「君が織斑一夏君だね、まだこっちに来て間もないけどよろしくね。」
「ああ、じゃあ早速更衣室に行こうぜ。」
そう言うと二人は更衣室へと行く。中で一夏は着替えを始めるがシャルルは何か戸惑っているようだった。
「どうした?着替えないのか?」
「え、えっと僕・・・・人前で着替えるのが苦手で・・・」
「なあんだ、恥ずかしがり屋なのか。じゃあ俺は先に行くから急いで来いよ?織斑先生の鉄拳制裁はきついぞ?」
「う、うん。分かったよ。」
「そんじゃ、お先に。」
そう言うと一夏はさっさと更衣室から出て行った。更衣室にはシャルルのみ残された。
「・・・・・・彼、僕の正体に気づいていないよね?」
シャルルは誰もいないはずの更衣室で聞く。すると狐のような人型の生き物が一瞬にして現れる。
「・・・・少なくともまだ少し変わっているとしか思っていないだろう。」
「それならよかった。」
「それよりもシャルも急いで準備したほうがいい。遅いと怪しまれるから。」
「ありがとう、レナモン。」
そう言うとシャルルは急いで着替えを終える。
「行ってくるね。」
シャルルが更衣室から出ていくとレナモンはまた再び姿を消した。
今回の技
ガドリングアーム=ガルゴモン
ストロングクランチ=エクスブイモン
トライデント面打ち=ライズグレイモン(本作オリジナル)
エクスレイザー=エクスブイモン
ライジングデストロイヤー=ライズグレイモン
ダムダムアッパー=ガルゴモン
・トライデント面打ち
ライズグレイモンの本作オリジナルの技でパートナーである箒がやっている剣道を参考にしている。クロンデジゾイド製のリボルバーを竹刀の代わりにしているため大抵のデジモンは受けた後あまりの痛さに頭を押さえる。
今回のパートナーデジモン
レナモン(成長期・獣人型・データ種)
シャルルのパートナーデジモン。シャルルとは幼少の頃からの付き合いであり、シャルルのことを「シャル」と呼んでいる。シャルルの保護者的存在でもある。性格はテイマーズ基準。しかし、幼少の頃からと言うと母親が知らないわけがないはずなのだが・・・・
次回はゴタゴタ展開予定。
それではまた。