気に入らない方は引き返しましょう。
アプモンはもはやデジモンと言うよりも妖怪ウォッチwww
日本
「鈴、セシリア!逃げ遅れた人たちは?」
「探し回ったけどどうやらみんな終わったみたいよ。」
「私達の方ももう大丈夫ですわ。」
一夏がロードナイトモンと戦っている間に箒は進行していたナイトモンたちの撃退し、鈴やセシリアもすでに逃げ遅れた人たちの避難を済ませていた。後は簪と楯無だがこのまま一夏と合流するつもりだ。
「しかし、日本政府は一体何をしていたのだ?このぐらいの規模なら部隊が出撃してもおかしくないのに・・・」
「もしかして、ボーデヴィッヒさんが言っていたデュノア社の攻撃に出動して残っていなかったのでしょうか?」
「もしくはあのデジモンの数にビビって見て見ぬふりをしたって言うのもありね。」
三人はそう言いながら一夏が言った方角へと飛んで行く。
「おーい!みんな!」
そこへエアロブイドラモンが合流する。
「ブイモン!一夏は?」
「今、ロードナイトモンと戦っている!俺は兄貴の頼みで兄貴の友達を避難所近くまで連れて行ったところなんだ。」
「ロードナイトモンって・・・・・昨日のエグザモンと同じロイヤルナイツ!?」
「それは不味いですわ!ほっといたら一夏さんが!」
「みんな!急いで一夏と合流するぞ!」
箒たちは急いで一夏の元へと向かった。
カイゼルグレイモンVSロードナイトモン
「うおおおおおおおおお!!!!」
ロードナイトモンは高速で移動しながら一夏を斬りつける。その残像はさっきとは比べようがなく遠くから見ればロードナイトモンは十人に見えるぐらいだった。しかし、一夏は掠りもせず避け続ける。
「何故だ・・・・・・何故当たらんのだ!!」
ロードナイトモンは一夏に向かってアージェントフィアーを打ち込む。すると一夏はグレイモンの籠手から剣を展開し、受け止めた。
「ぐぬっ!?」
「不思議だ・・・・・今まで見えなかった動きが見える。これもオメガモンの能力なのか?」
一夏は不思議そうに剣を見る。剣はオメガソードの頃に比べオメガモンのグレイソードとほぼ変わらぬものへと変化していた。一夏は龍魂剣を引き抜くと二刀流でロードナイトモンを斬りつけ始める。ロードナイトモンは大量の残像を形成して挑んでいくが一夏のスピードは徐々に速くなっていった。
「馬鹿な・・・・・・この・・・一時的にとはいえ、スレイプモンに匹敵するほどの私の動きについて来るようになるだと!」
「はあああああ!!」
一夏は高速でロードナイトモンの体を斬りつけていく。一つ、また一つとどんどん傷は増えていく。
「認めん・・・こんなこと・・・・絶対に認めん!」
「ダブルソードスラッシュ!!」
一夏は両方に剣に力を籠め、ロードナイトモンの体をバラバラにしてしまった。ロードナイトモンは首だけになっても言い続けた。
「私が・・・・・・負けるなどと・・・・そんなことは・・・・・」
やがてロードナイトモンは消滅した。一夏は戦いが終わったと感じると剣は元の姿に戻り、一夏も通常の形態へと戻っていった。
「・・・・それにしても一体何だったんだあの姿は?オメガモンの力を使えたって言うのは確かだけど。」
一夏は不思議そうに剣をデジヴァイスに戻した。
「一夏!」
それと同時に箒たちの声が聞こえてきた。
デュノア社 社長室
「・・・・・・・・またあの時の夢か。」
ドゥフトモンはゆっくり目を開けながら明かりを付けていない部屋を見る。あまりにも静かだった。
「オニスモンの鳴き声が聞こえんな・・・・・ISを身に纏った愚かな人間共を捕食して満足して眠っているのか、それとも誰かに倒されたのか・・・・・人間とは本当に醜い生き物だ。」
そう言うと彼は机から離れ社長室の隣の部屋のドアにパスワードを入力し、中に入る。中には一人の男性が眠り続けていた。意識が戻る様子もない。
「・・・・・マーク、君はかつて私に人間の可能性を説いてくれた。人間に秘めたる可能性を。しかし、私はイーターの実態を調べるために君の世界に来た時、私は絶句したよ。君の言う人間とこの世界の人間、同じ人間のはずなのになぜ人間は薄汚い考えしか持たぬようになったのだ?女尊男卑、IS・・・・すべてが狂っている。その世界の中で君は疲れ切り、倒れた。だから私は思ったのだ。」
ドゥフトモンは眠り続けるマークの顔を見ながら言う。
「君をここまで追い込んだ世界を徹底的に破壊すると・・・・・君が安らかに眠れるように。」
日本 避難所
ロードナイトモンが倒されたことにより、ナイトモンたちは撤退していった。一夏は一緒に避難したデジモンたちが迫害されていないか心配だったが行ってみると弾たちが説得したのか、幼年期デジモンなどはいじめられている様子はなかった。
「それにしても一夏がなったていう姿、本当にこの剣と関係しているの?」
鈴は一夏から借りた剣を見ながら言う。どういう反動であの姿になれるのか正直一夏にもよく分かっていなかった。鈴は不思議そうに剣を見た後一夏に返す。
「弾たちの方も無事だと分かったから後は簪たちの方だな。」
「ついでに申しますとと五反田さんたちの家も無事でしたわ。」
「そう言えば簪たちの方はまだだったな。」
一同が話している中、楯無たちが戻ってきた。楯無はともかく簪はいろいろ疲れたという感じだった。
「どうだったんだ?」
「両親は軽傷で無事だったわ。でも、一つ気まずい情報があるわ。」
「どういうことだ?」
「デュノア社の攻撃に向かった日本のIS部隊が全滅したそうなの。」
「なんですって!」
鈴が大声で言うのを全員で口を塞いで止める。
「ムガガガ・・・・・」
「鈴は大声出し過ぎだよ~。」
「とにかく学園に戻りましょう。織斑先生とボーデヴィッヒさんのことも気になるし。」
「あの御神楽さんって言う人ならロイヤルナイツについてももっと詳しい情報を知っているかもしれないし・・・・」
「御神楽?あの朝いた不思議な雰囲気を感じさせた人か。」
「一夏さんも疲れているようですし引き上げましょう。」
「俺たちもくたくただしな。」
そう言うと全員学園へと戻っていった。
ドイツ ドイツ軍基地
帰還したラウラたちは軍の上層部に現状を報告した後、基地の格納庫で休息をとっていた。今まで遭遇もしたことない敵に隊員たちは暗い顔をしたまま重苦しい空気が続いていた。
「・・・・まさか、世界各国の精鋭があの一体の巨大なデジモンでほぼ全滅するとはな・・・・」
ラウラはコーヒーを飲みながら言う。ガブモンは申し訳なさそうに基地の端で体育座りをしていた。そこへ上層部へ行っていたクラリッサが戻ってきた。クラリッサは座っているガブモンを見るとにやっと笑って悟られぬように近づくと思いっきり抱き付いて来た。
「えい!」
「わ、わあああああ!?」
いきなり抱き付かれたガブモンは声をあげながらクラリッサから離れようとする。いきなりの出来事にコーヒーを飲んでいたメンバーは思わず吹き出してしまった。
「な、何をやっているんですか!?お姉様!」
「ふふふ、あんまりにも暗いもんだからちょっと明るくしようかと思ってね!」
「が、ガブモンで遊ぶんじゃない!」
ラウラは落ち着こうとしながら注意する。
「隊長も隊長ですよ!隊長がしっかりしないとこの子も自分のことを考えて暗くなっちゃうんですから気をつけてください!」
クラリッサはガブモンを降ろすとラウラの方に向かって書類を見せる。ラウラはしばらく読むと頭を傾げる。
「世界各国の首脳会談でデジタルモンスターへの和平交渉だと?しかもこのことは我が祖国を含める一般市民には極秘だと?」
「今回の作戦でデジタルモンスターに対してはISも含める現存兵器は無力だと判断して出のことだそうです。それに女性権利団体にまで知られると何を引き起こすのか分かりませんので。」
クラリッサは悔しさを隠しながらも答える。
「ゴメン、ラウラ・・・・俺たちのせいでこんなことになっちゃって・・・・」
ガブモンはしょんぼりしながら言う。ラウラはガブモンを抱きかかえると落ち着かせるように背中をさすった。
「お前のせいじゃない。悪いのはあのロイヤルナイツだ。お前が責めることはない。」
「・・・・・しかし、これからどうするかが問題だな。」
今まで隣で黙っていた千冬は首をかしげながら言う。
「それはどういうことですか?織斑教官。」
「奴らは自分達の計画はまだ遂行できる段階じゃないと言っていた。それに気になるのは奴はまだ日本以外を攻める様子を見せないことだ。やる気になれば世界各国を攻め落とすことも簡単なはず、それをしないということはまだ何かが足りないということだ。」
「つまり、今の奴らはまだ行動に何らかの制限があると?」
「まだ私の直感であるが・・・・・お前なら何か知っているんじゃないか?クレニアムモン。」
千冬は自分の持っているデジヴァイスを見ながら言う。中には後ろを振り向いて答える様子がないクレニアムモンと困った様子のジエスモンがいた。
「・・・・・・」
「まあ、見た感じどうやらその様だ。」
「まだ我らにもチャンスがあるということですね!教官。」
ラウラも明るさを取り戻して言う。そのとき、基地の通信機に着信が入った。隊員の一人がとるとすぐに千冬とラウラ宛てだと言った。通信を受け取ってみると相手はミレイだった。
『ごめんなさいね、極秘回線を使っているものだからあなたたちに出て欲しかったのよ。』
「は、はあ。それで私達に何の用で?もしかして一夏たちに何か・・・・」
『いいえ、彼の方は無事、ロードナイトモンを撃破したわ。』
「本当か!それは!?」
『ええ、紛れもない事実よ。やっぱり彼は私の見込んだ通りの人だった様ね。』
「見込んだ通り?」
『その話はいいわ。それよりもあなたたち、デジヴァイスは?』
「ここにあるが?」
『それを基地の端末に接続してくれないかしら?』
「わ、分かった。」
二人は端末をデジヴァイスに繋げる。すると二人はスクリーン吸い込まれるように消えた。
「隊長と織斑教官が消えた!!」
「「「「隊長~!!」」」」
「ラウラ~!」
『かってに人が死んだようなことを言うな。』
スクリ-ンにラウラと千冬の姿が映る。隣にはミレイの姿もあった。
「隊長!これは一体どういうことですか!?」
『これはデジヴァイスを利用して学園のネットワークコンピュータにある「デジラボ」に転送できるようにしたの。簡単に言えばネットワークを利用した瞬間移動、またはテレポートと言ったほうがいいかしら?』
「つまり、いつでも日本にいる一夏たちと合流できるということ?」
『そう言うふうになるわ。』
『ガブモン、私は教官ともう少しこのデジラボについて聞きたいからしばらくその基地で待っていてくれ。』
「え~!」
『クラリッサ、しばらく頼む。』
「了解しました。」
クラリッサは通信を切ると笑顔でガブモンに迫って来る。それ顔に何故かガブモンは不気味さを感じた。
「あ、あの・・・・」
「さあて、隊長に任されたのはいいけどさっき抱き付いて気持ちよかったからもう一度抱き付かせてもらっていいかしら?」
「え?」
「お姉様だけずるいです!」
「私達にも抱かせてください!」
隊員たちはまるで獲物を取り合うかのように睨み合う。ガブモンはその中で三つの選択肢を考えた。
この中から一つ選びなさい。
①賢いガブモンはこの隊員たちから逃げきれる名案を思い付く
②ラウラが戻ってくるまでとにかく逃げて待つ
③このまま大人しく全員に抱き付かれる 現実は非情なり!
「・・・・・・・・・②。」
ガブモンは隊員たちが揉めあっているうちに逃げた。この後、ラウラが戻ってくるまでガブモンとシュヴァルツェ・ハーゼ隊による「逃走中」が繰り広げられるのであった。
次回はデジモンゲーム馴染みの彼女が現れる。
今回のガブモンはどう見てもジョジョのキャラのあの人のネタ。