前半若干茶番、後半は一様本編に合わせています。
自分、リアル世代じゃないけど動画を見て好きになりました。どうして打ち切っちゃったんだろうな・・・・・あれ。
ついていける人だけが読むことをお勧めします。
ルーチェモンの世界を賭けたゲームのことは世界を混乱させるという理由で各政府はこのことは極秘事項として黙認していた。その裏では対デジタルモンスター装備の開発を急いでいた。しかし、一方で人間を悪と思っているデジモンも少なくはなかった。
翌日 IS学園一年一組
「久しぶりの授業だな・・・・・」
一夏たちは久しぶりに教室にいた。ルーチェモンのゲームの詳細は学園の生徒たちにも公開していないため、学園ではようやく以前のような授業が再開された。但し、教室にはデジラボから出ているデジモンたちも複数授業を見ていた。
「・・・・・とこのようにISは拡張領域の限界においても今後の課題が・・・・・・・・織斑君、聞いていますか?」
「・・・え?あ、はい!すみません。」
心配そうに聞いてきた真耶に対して一夏は慌てて答える。一夏はこれから先の戦いのことで頭が一杯だった。これからの戦いで勝てるかどうかわからない上に最悪な場合、ここにいる全員も含めて消えてしまうという恐怖が脳裏からどうしても離れなかった。
「疲れているならあまり無理しちゃダメですよ?あまり疲れると倒れちゃいますから。」
真耶がそう言い授業を再開しようとした瞬間、教室のドアが開き鬼のような外見に巨大な大剣を持ったデジモンが真耶を取り押さえた。教室は騒然とする。
「な、何なんですか!?あなたは!?」
「全員動くな!動いたらこの女の命はないぞ!」
鬼神のような外見をしたデジモン、タイタモンは愛刀「斬神刀」を真耶の首に向け脅す。生徒と教室にいた幼年期デジモンは怯える。
「俺の名前はタイタモンだ!この女の命が惜しかったらお前ら全員俺の奴隷に・・・・・・」
「待てー!」
タイタモンが言いかけたとき聞き覚えの無い声が教室に響いた。すると教室のドアから別のデジモンが入ってきてポーズを決めた。
「ジャスティモン!」
更に窓から箒のアグモンとは違うグレイモン系統のデジモンが入ってきた。
「シャイングレイモン!」
更に教室の後ろドアから天使の翼を八枚持った女性の姿をしたデジモンが少し顔を赤くしながら入ってくる。
「・・・・・・エ、エ、エンジェウーモン!」
更に天井からゲートを開いてなんかの遺影を持ったブイモンにちょっと似たデジモンが落ちてくる。
「ガムドラモン!」
「五人揃って」
「「「「デジレンジャイ!!!」」」」
「・・・・・・・・・」
思わぬ乱入に沈黙してしまうタイタモンと一組生徒一同。
「さあ、今のうちに逃げるんだ!」
「さあ急いで!」
「え、えっと・・・・・・」
なんか流されるままに教室の外へと追い出されていく生徒たち。教室には一夏と箒たち、そしてタイタモンに捕まった真耶のみとなった。
「おう!」
「さあ来い!」
「デジレンジャイが相手だ!」
「五人揃って」
「「「「デジレンジャイ!」」」」
ジャスティモンたちは挑発してくる。
「・・・・・一夏、あいつら何者なんだ?」
「戦隊みたいなことしているけど・・・・」
「俺に聞くなよ。」
「セシリア、戦隊って何?」
「それは・・・・・」
一夏たちが困惑している中、タイタモンはどういうわけか真耶を離した。
「・・・・・・違う。」
「「え?」」
「君らおかしい。君ら五人じゃなくて四人じゃねえか。」
「か、数のことは気にするな!」
「いや、気にするだろう。」
「それは言うな!」
「そもそも登場の仕方の時点でアウトだし・・・・・・そこの姉ちゃん顔赤くしながらやっていただろう。」
「黙れ!俺の恋人なんだからそのぐらいは許容範囲内だ!」
ジャスティモンの言葉に一夏はなんか思い当たるデジモンを思い出した。
「もしかしてアイツか?」
「何か見覚えがあるのか?」
「本人かどうかはわからないが。」
一夏はジャスティモンに近づいていく。
「お前もしかしてサイバードラモンか?」
「ん?まだ逃げていなかったのか?さっさと・・・・・」
一夏はヴリドラモンの姿に戻って見せる。するとジャスティモンは唖然とする。
「ヴ、ヴリトラモン!?やっぱりここにいたのか!懐かしいな!」
ジャスティモンは驚いた声で言ったかと思うとまたタイタモンの方を振り向く。
「さあこれで五人だ!文句はないだろう!」
「はあ?」
「ま、まあ確かに五人になったけど・・・・・・そこのチビ、それで戦えるのか?」
タイタモンは遺影を持ったガムドラモンを見ながら言う。
「あの遺影に写っているの生徒会長のブラックウォーグレイモンに似ていない?」
シャルロットの言う通り遺影にはウォーグレイモンが写っていた。タイタモンは戦意が失せてしまったのか生徒の席をどかして床に座る。
「座れ。」
全員(何故か一夏も)床に正座する。
「うんじゃ、まず君。」
「はい。」
タイタモンはエンジェウーモンを指名する。
「君やる気あんの?」
「・・・は、はい。」
「やる気あるならもっと声出していこうよ。」
「そんなにエンジェウーモンをあまり苛めないでくれ。これでも恥ずかしがりや何なんだ。」
「いやいや、恥ずかしいならしなければいいだけだろ。」
「でも~~~紅一点の役割だし・・・・・・彼の隣の配置だし・・・・・」
「大事なところでもじもじするな!このリア充が!次、そこの遺影チビ。」
「・・・・・。」
ガムドラモンは遺影を持ったままタイタモンを見る。
「お前なんで遺影なんて物騒なもん持ってんの?」
「だ、大事なもんだからだ!」
「大事なもんなら戦う場所に持ってこねえだろ?普通。」
「うるせえ!てめえには関係えねえだろ!」
「えっと・・・・・これには深い事情があるんだ。」
ジャスティモンは真剣な顔で答える。
「・・・・・・・・こいつが本当の五人目だ。」
ジャスティモンは遺影を指さしながら言う。ガムドラモンは思わず泣き目になる。
「え?五人目死んだんか?」
「こっちに来る前に逃げ遅れたコイツを助けるためにイーターに・・・・・・・」
「兄貴~!!!」
ガムドラモンは思わず泣き始める。
「コイツ、ウォーのこと本当の兄貴のように慕っていたもんだから・・・・・」
シャイングレイモンも何とも言えない顔で言う。
「私たちもそれ以上に付き合いが長いから・・・・・・・」
何故か教室が葬式のような悲しい雰囲気になってしまった。流石のタイタモンも気まずく感じた。
「そ、そうだったのか・・・・・。まあ、そんなに暗い顔するな?な?聞いてきたの俺だけど・・・・・」
もはや何しに来たのかわからぬ状態になった。そんな悲しい空気の中ジャスティモンは立ち上がる。
「そういうわけだから戦ってくれ。」
「え?」
「「「「「「え?」」」」」」
タイタモンどころか一夏たちでさえも唖然とした。
「コイツのためにも俺たちは過激派の奴らと戦っているんだ。だから・・・・・」
「いや、ちょっと待て!それはいかんだろう。」
「どうしてだ!」
「いや、なんかこんなこと聞かされてまで戦おうというほど俺思っていないし・・・・・・・・俺、もう寝床の帰るわ。」
タイタモンはそういうと立ち上がり机を元の位置に戻して真耶に頭を下げた。
「ゴメンな、最近人間の女はみんな偉そうでムカついていたもんだからつい・・・・・・」
「・・・・い、いえ大丈夫ですよ!でも、そんな暴力で返すようなことをしちゃダメですよ。」
そう言われるとタイタモンは丁寧に教室のドアから去って行った。
『お嬢ちゃんたちさっきは怖がらせて悪かったな。』
外にいた生徒たちにも謝罪していた。ジャスティモンたちはため息をつくと自分たちも帰る準備をし始める。
「じゃあ、俺らも出直すか。敵帰っちゃったし。」
「おい待て!急に教室に入っておきながら俺らには謝罪の言葉はないのか!?」
一夏は慌てて去ろうとするジャスティモンたちを止める。ジャスティモンたちは訳が分からないと言いたそうな顔をしていた。
「えっ?だって助けるために来たもんだし。敵もいなくなったんだからもう・・・・」
「いやいや、そもそも教室から生徒追い出してまでやることかよ!」
一夏は思いっきり突っ込む。するとジャスティモンは急に真面目になる。
「まあ、テンションがた落ちだがここから本題に・・・・・・」
そこへ千冬やリリモンたちまでやってくる。
「教室に凶悪な面をしたデジモンが入ってきたとは本当か!?」
「あ、織斑先生。」
「あの怖そうなデジモンならもう山田先生に謝罪して帰りましたわ。」
「ではそこの集団の方は?」
「あっ!ジャスティモンたちじゃない!」
「おお!誰かと思ったら我等の同志のリリモンじゃないか!よかった生きていたんだな!」
どこをどう言えばいいのか千冬たちは状況を把握するまで一組の授業は中断せざる終えなかった。
デジラボ
「・・・・・・なるほど、つまりデジタルワールドからこっちに飛ばされた後、俺のことを探していたのか。」
デジラボで一夏たちはジャスティモンたちの話を聞いた。彼らの話によればドゥフトモンたちがゲートを開いたときにこちらの世界に運よく逃げられたらしくデジタルワールドは既にほとんど壊滅状態だったと言う。
「俺たちはその後、お前を探したんだが何しろ名前がイチカと言うぐらいしか知らなかったからな。人間界にイチカと言う名前は結構あったから探すのに苦労したぜ。」
「随分な長旅だったんだな・・・・。」
箒は感心しながら言う。
「そしてついこの間ロイヤルナイツとこの学園の連中が戦ったという情報を入手したからこっちに来てみたんだ。来てみて正解だったぜ。」
「それで話は分かったけどアンタたち一夏に何の用があってきたの?」
「よくぞ聞いてくれた。えっと・・・・スズオトさん。」
「誰がスズオトよ!私の名前はリンイン!読み間違わないでよ!」
「失礼、実はと言うとイチカに頼みたいことがあるんだ。」
「俺に?」
ジャスティモンは急に一夏の前で土下座をする。
「頼む!俺たちのリーダーになって一緒に来てくれ!そして、イーター共を駆逐して故郷を取り戻そうじゃないか!なあ!この通りだ!」
「「お願いします!」」
シャイングレイモンとガムドラモンもジャスティモンの後ろで土下座をする。そのことに千冬たちは唖然とした。土下座に関することではない。彼らはまだイーターを裏で操っているルーチェモンたちの存在をまだ把握していないことだった。一夏は土下座しているジャスティモンの顔をあげさせようとする。
「まずは顔を上げろ。」
「顔を上げれば受け入れてくれるか!?」
「そうじゃなくてお前たちは知らないことが多すぎると言いたいんだ。」
「何!?それはどういうことだ!?」
「まず第一にイーターをいくら叩いたとて解決にはならないぞ。それに・・・・・」
一夏は仕方なく一から説明するのであった。
一時間後
「ぐおおおおおお!なんてこった!」
ジャスティモンは一夏の説明で跪く。
「すべてはかの有名な七大魔王が元凶だったとは・・・・・」
「今説明した通り、奴らがイーターに捕食されないのはイーターと同じくアポカリモンの末裔にあたるからだ。」
「くそ!こうなったらダークエリアに殴り込みだ!」
ジャスティモンはそう言いながらデジラボを後にしようとするが途中から来たデュークモンに止められる。
「そこを退いてくれ!ウォーの・・・・弟の仇をとる!」
「行こうにもダークエリアに通じるゲートは全てイーターに埋め尽くされている。強行突破するには無謀すぎるぞ。」
「だが!」
「来月奴らのゲームが行われる。どうしても奴らを倒したいのならばそれしかない。」
「ゲーム?」
「そのゲームで我々が敗北すればデジタルワールドは愚かこの世界までもが奴らの手に堕ちる。そこでこのデュークモンの提案だがお前たちもそのゲームに参加する気はないか?」
ジャスティモンは黙る。
「無論、ゲームに参加したからと言って我々が不利であるのには変わりない。お前たちとて最悪な場合命を落としかねない上に強制するつもりもない。選ぶのはお前たちの自由だ。」
ジャスティモンは一旦悟りを開くような座り方をして考える。少しするとまた立ち上がり仲間たちの方を見る。
「みんな、俺は魔王共のゲームに参加しようと思う。どの道これしかウォーの仇は取る方法はねえし、参加しなくても負ければ終わりだ。それに・・・・」
ジャスティモンは一夏の方を見る。
「ヴリトラモン、俺はまだあの時助けてもらった借りを返していねえ!だからそのゲームとやらで返してやるぜ!」
「・・・・・決まりのようだな。」
「待っていやがれルーチェモン!てめえの首、このジャスティモンが討ち取ってくれるぜ!」
「兄貴かっこいい!」
「そこに痺れる、憧れる!」
「いや~それほどでも~照れるじゃねえか。」
ガムドラモンたちの褒められて照れ臭くなるジャスティモンだったが千冬は何げなく一言言った。
「あっ、教室の窓ガラス割った分はこれから五日間、お前たち四人で用務員の仕事をして弁償するように。」
「「「何!?」」」
「これでも日数を減らしんだ。文句は言わせんぞ。」
「お、おのれ・・・・・やっぱり人間の女は悪・・・・・」
「言っておくが千冬姉は俺の姉だぞ。」
「ははー!すみませんでした!きっちりやらせていただきます!」
文句を言おうとしたジャスティモンは一夏の一言で一瞬で千冬に謝罪の言葉を送った。
結局ジャスティモンたちが一夏たちの特訓に加わったのはそれから五日後の話であった。
ジャスティモン
「ウィルスバスターズ」で出てきたサイバードラモンと同一人物。恋人のエンジェウーモンとその弟分たちと共にイーターと戦っていたがドゥフトモンの開いたゲートによって人間界に来た。一様退化もできる。
エンジェウーモン
ジャスティモンの恋人。本来ならすでにオファニモンに進化できるほどの実力を備えているのだがジャスティモン曰く「今のままの方が好き(いろんな意味で)」と言われて進化しないでいる。この二人は一夏でさえも超リア充と認めている。
シャイングレイモン
「ウィルスバスターズ編」のライズグレイモンと同一人物。
ウォーグレイモン
「ウィルスバスターズ編」のメタルグレイモンと同一人物。人間界に行く前の戦いで弟分だったガムドラモンを庇ってイーターに捕食されてしまう。
ガムドラモン
一番下の弟分。ウォーグレイモンの遺影を大事に持っている。
タイタモン
ド〇ロさん的なキャラ。
次回はゲーム開始前の話の予定です。
ついてこれましたか?