銀魂ファッション GIRLS MODE   作:数取団乱闘生

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第十一訓「面接は始まる前が一番緊張する」

完全にそこをついてしまった金を稼ぐ為、新八と神楽の手によりキャバクラの面接に行かされてしまった銀子。

そして何のそこオーナーが溝鼠組の勝男だったのだ。

「じゃあ今からわいが直々に面接するさかい。たのんまっせ」

一旦はけた勝男は相変わらずの七三だがグラサンをかけてタバコを吸いながら真っ黒のスーツで現れた。

「何だコイツのキャバクラのオーナーのイメージは…」

ツッコミたい気持ちを抑え銀子は黙って座っていた。

すると勝男は端から女の顔をじっくりと見始めた。

「もうアンタ帰ってええで」

そして自分のイメージと違う女を次々と帰らせて行ったのだ。

「よっしゃ!ここでアイツに嫌われればもう俺は無条件で帰れるぞ!決まったァァ!」

心の中でそう叫んだ銀子の前に勝男はやって来た。

「あんさんどっかで会ったことないか?」

銀髪頭でふとアレがよぎったのか勝男はそう尋ねてきた。

「いやいや全然ありませんよ〜」

銀子はここで勝男に嫌われる為にかなりバカな女みたいな感じで返答した。

「あっそうか。そりゃすまんかったな」

そう言いながら勝男は銀子の目の前を素通りし、隣の女を帰らせた。

「あれ?もしかして俺…残っちゃったァ⁉︎」

 

結局銀子は残ってしまい、人数は8人にまで絞られた。

「面接は今まで4回やって来てなぁ、これまで16人が合格してんねや。だからホンマにこの面接がオープニングスタッフの最後っちゅうわけやな。最初から言うとくけど残れるのは半分の4人やで」

「4人…1/2か。だがらもっと俺の評判を落とせば必ず落ちる筈だっ!」

「じゃあ質問行くで。尊敬してる人物は誰や」

グラサンの隙間から女8人に睨みつける勝男。本業である極道感を出してきた。

他の女たちがいわゆる偉人や有名人を答えるという教科書通りの回答を見せる中

「あたしですか?あたしはかぶき町で万事屋をやってる坂田銀時さんですかねぇ?だって見た目もカッコいいしハートも二枚目だし〜」

事もあろうに自分を讃え始めたのだった。

「これで落ちる筈、大して仕事のない男を選んだ時点でアウトな筈だっ!」

思いっきり自分を蔑んでいる事に気付かない銀子だが落ちるのを確信した。

「よっしゃ分かった。今の質問で芸能人の名前出した2人、もう帰ってええから」

「な、何ィィィィ⁉︎ 芸能人がNGワードなの?金欠でキャバクラに努めさせられようしてる奴よりも⁉︎」

という事で第一の質問では銀子は落ちることが出来ず残り6人に。

 

「じゃあ次の質問や、犬派か?猫派か?」

いきなり変化球過ぎる質問である。もはやキャバクラとは関係がない。

「確かコイツは犬を飼ってた筈だ、だったらここで答えるべき質問は一つだけだ!」

「ほな周りの意見気にしたらアカンから紙に書いてもらおか」

勝男のメルちゃんを思い出した銀子は迷わずに猫派と紙に書いた。

「じゃあ犬派って書いた君、もう帰ってええで」

「な、何ィィィ⁉︎ 犬派がアウトなの?お前犬派じゃねェのかよ!」

「わいがメルちゃん買うてること知って媚び売って来るような女はいらん!金持っとる男にすぐ媚び売るような女は嫌いじゃあ!」

「何言ってんだコイツ!誰もてめーに媚びなんか売ってねェわ!だいたいお前の彼女選びじゃねェんだから媚び売る女の方がキャバ嬢に向いてんだろうがァァァ!」

銀子のツッコミも虚しくまた落ちることが出来ず、残り5人となり帰られるのは最後の一枠となってしまった。

 

「じゃあ最後の質問や。わいの髪型どう思う?」

また彼女オーディションかとツッコミたくなるような質問だった。だが銀子は前の問題で学んでいるので答えは一つしか無かった。

「じゃあまた周りの意見気にしたらアカンから紙に書いてもらうで」

銀子は迷いなく七三ステキですと書いた。媚びたら負けのルールなら媚びれば良い。ただそれだけである。

「よし。変な髪型やなとか言うた三人帰れェ!二度とお前らの顔なんか見たないわ!」

「な、何ィィィィィィィ⁉︎ 今度はそっちが正解だったのかよ!」

他の女三人は銀子のように深読みせず正直に書いたのであろう。銀子のみが今度は媚びを売ってしまったのである。

「結局お前の彼女オーディションじゃねェかァァァァ!!」

結果最後の一人まで残ってしまった銀子は実質的に合格となり別室に案内された。

するとそこには今までの彼女オーディションで合格した16人が既に座っていた。

「地獄の面接を切り抜けた君らがこれからギャバ嬢や。我が溝鼠組の為にバンバン働いてもらうでェ!さっそく今日からな」

「えっ?何?今日から?」

さっそく洋服に着替えさせられた銀子。

「ちょっと待てェェェ!何なんだこの衣装は!何で男モンのブリーフなんか履かなきゃなんねェんだよ!」

「昔TVで見たブリーフパブに憧れてなァ。いつか自分で店持ったらやろうって決めてたんや」

「おいコイツキャバクラが何なのかイマイチ理解してねェぞ、夜の女みんな一緒だと思ってんのか⁉︎」

だが文句を言っているのは銀子だけで他は黙ってブリーフを持って更衣室に入って行った。

「何なんだコイツらはァ⁉︎」

 

第十一訓完。

 

 

またお会いしましょう

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