銀魂ファッション GIRLS MODE   作:数取団乱闘生

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第六訓「迷った時点でもう取れ」

マフィアの娘櫻井ゆりからの依頼を受けた万事屋一行。

そしてゆりと銀子だけでマフィアのアジトへ乗り込むことになり新八と神楽は帰されてしまった。

「銀子さんたち大丈夫かな?半日帰って来ないけど…」

銀子とゆりがマフィアに突入し夜が明けた次の日。まだ二人は戻って来ていない。

「もしかしたらマフィアに捕まったのかも…やっぱり僕たちも行ってみよう!」

「そうアルな。銀ちゃんマフィアにビビってたし」

新八と神楽はマフィアのアジトへと向かった。しかし昨日の夜と違い全く人の気配がない。

「マフィアって夜行性アルか?誰もいないネ」

「夜行性って、確かに夜に活動してそうなイメージだけど昼間でも見張りの一人ぐらいいてもいい筈なのに」

アジトの周りを一周してみたがやはり人っ子一人いなかった。

「おい貴様ら、そこで何をしている」

と思っていたら背後から突然声をかけられた。

「えっ⁉︎ あっ嫌…別に何も……」

「あれ?リーダーに新八くんではないか!」

「その呼び方と声はまさか桂さn…」

振り返った新八と神楽が見たものは桂小太郎であって桂小太郎では無かった。

「おいアンタ何やってんですか…」

二人の目の前に現れた桂は2年後編の時のようなヅラ子の格好だったのだ。

「かぶき町の男が性転換したと聞いてな。その時俺は真選組から追われてたまたまかぶき町外に出ていたから乗り遅れてしまったのだ。だからこうして今から性転換してるのよん」

「してるのよんじゃねェよ!何やってんだお前はァ!」

「もはやコイツはただの女装癖アル」

神楽は蔑むような目で桂を見ていた。

「と、とにかく今はもう桂さんでヅラ子でも良いですよ。ここのマフィアについて何か知りませんか?」

今は桂のボケに付き合っている暇ではない事に気付いた新八は話を進めた。

「君たちもここを調べていたのか。かくいう俺も攘夷志士の名を語り各地で事件を起こしているこのマフィアに目をつけていたのだ」

まだキャラが定まっていないのか口調は今まで通りだった。

「ここのマフィアはどうやら今のボスの子供は女一人しか産まれなかったらしい。妻も死んだことで奴らは跡継ぎを探している状態だ。各地を襲って片っ端から女を拐っているようだ。ボスが気にいる女を探してな」

「一人娘?じゃあまさかあのゆりさんはボスの実の娘だったってことですか⁉︎」

「あぁ娘の名前は確かゆりと言ったが、知っていたのか」

この瞬間に新八と神楽は理解した。依頼人ゆりの目的は最初から銀子だったということに。

「何で私じゃないアルかァァァァ!!」

いきなり神楽か叫び出した。

「いやツッコむとこそこォォォ⁉︎ 確かに銀子さんは元男だけども!」

「銀時がどうかしたのか?」

「銀子さんがそのマフィアに拉致されたかも知れないんですよ!」

「何だと⁉︎ だがもうこのアジトはもぬけの殻だぞ」

「じゃあ一体どこに!」

 

その頃その拉致られた銀子が目を覚ましたのは薄暗い牢獄のような場所だった。

手足は錠で閉められており動けない状態である。

「ここ何処だ?あれ?だいたい俺なんでこんなところにいるんだっけ?」

「お前もここのボスの許婚候補ってとこだろうぜ」

いきなり同じ牢屋から声が聞こえた。しかし薄暗いせいで顔は確認出来ない。

「ま、まさか…エース⁉︎」

「誰がエースだ!薄暗い牢屋=それかよ!」

「ここインペルダウンだろ?レベル6なんだろ?ほら俺ぐらいだとそれぐらいのレベルだしよ」

「自己評価高いなお前、バギー程度だと思ってたぜ」

「誰がレベル1だバカヤロー!何だったら七武海の一人になってやろうかコノヤロー!」

声色から女であることは確認出来るが口調が銀子と同じく悪い。コイツも元男か…と考える銀子だった。

「待て待て、ワンピースの話はどうでも良いんだよ。アンタさっきボスの許婚とか何とか言ってなそれってどういう意味だ?」

「お前から言い出したんだろ…まぁ良い、何ってそのままの意味だぜ」

「ありのまま今起こったことを話したってことか?」

「ポルナレフかっ!お前ジャンプネタばっかりだな」

「ジャンプ歴20年だからな」

ドヤ顔をした銀子だが、当然誰にも見えない。

「ここの連れて来られた女はみんなボスの許婚候補なんだよ。この中から一人選んで嫁にするんだろうぜ。なんせこのマフィアは跡継ぎがいねェらしいからな」

「跡継ぎだァ?娘がいるだろ、アイツにでもさせとけよ。とんだ演技派女優だからな」

「あぁアレか?あの女はボスの実子じゃねェよ」

「何だと?」

てっきり実の娘じゃない話は自分たちを丸め込む為の嘘だと思っていた銀子は驚く。

「死んだ母親の連れ子だったんだとよ。にしても良い孝行娘じゃねェか、血の繋がっていない父親の為に新しい嫁を探してるんだからよ」

「ったく…面倒くせェな。俺たちはそんなくだらねェことに巻き込まれたってのか。女ってのは大変な生き物だぜ」

そう言うと銀子は最も簡単に錠を外してみせた。

「なっお前…一体どうやって…」

「こんな錠ぐれェなら容易いだろ、俺を監禁されるよりする方が好きなんだよ」

 

第六訓完。

 

 

またお会いしましょう

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