Fate/IF Extra   作:新参者基本読み専

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思いつきで書きました。
FGOをプレイしている人なら一発で分かるあの人と組み合わせてみました。(自分は持っていないですけど)



師弟
師弟の誓い


 

「ふむ、君も駄目か」

 

 男の声が聞こえた。年は30代ぐらいで神父服を着ていそうなイメージの人物が想像できた。だが、その声は機械的だった。

 

 「さて、そろそろ刻限だ。君を最後の候補者とし、その落選をもって予選を終了とする」

 

 何度も見、そして同じ結末だったのか、淡々と告げられた。

 

 「さらばだ。安らかに消滅したまえ」

 

 何の興味もわかず、突き放すように最後を告げられた。

 ・

 ・

 ・

 嫌だ。

 

 その告げられた言葉に対し、ある感情が生じた。それは恐怖と怒りだ。このまま死ぬのは嫌だ/つもりなどない。無意味に消えるのは嫌だ/事は許されない。

 

 その思いを胸に立ち上がろうとする。だが待っているのは激痛を超えた痛みだ。少し動かそうとするだけで目がチカチカする程痛みが全身を駆け巡る。それでも立ち上がろうと足掻く。

 

 何をしている?さぁ、早く楽になろう。

-嫌だ。俺はそんなの御免だ。

 ここまで頑張ってこれたんだ。誰も笑いはしないさ。

-ふざけるな、他人なんてどうでもいい。俺自身が納得していない。

 

 そんな、どこの誰だか知らない声と言い合いをしていると、その声が尋ねてきた。

 

 何故抗う?痛いのも苦しいのもつらいのも嫌だろう?目を閉じるだけでそれら全てが解決するんだ。なのに何故?

 

 そんな問いに対し、体を動かしながら答えを考えた。そして至った答えは至極単純なものだった。単純すぎて笑ってしまう。

 

 痛いのも苦しいのもつらいのも嫌さ。でも、それ以上に嫌いなものがある。

 それらよりも嫌いなもの?それは何だ?

 後悔だ。後悔だけはしたくない。

 後悔?何を後悔するのだ?強がりはやめた方が良い。

 

 強がりという言葉にカチンッときた。痛みの中、今出せる全力の声を出した。

 

 「俺はまだ自分の意志で戦ってすらいない!!あの時ああすれば良かった・・・、そんな事を思いながら消えるのも、後で思うのも嫌だ。諦めてしまったら俺には何も残らない。そっちの方がもっと嫌だ!」

 

 痛みに耐えながらその声で自身に気合を入れ、立ち上がった。

 目の前には自分を攻撃して来たドールが立っていた。そして、その右手には自分を攻撃した際ついたであろう血が、ベッタリと付いていた。そのドールが、また攻撃してこようとしていた。

 

 悔しい。

 

 自分の弱さが悔しかった。立ち上がれても、状況を打破することが出来ない事がとても悔しかった。そう思っていると、

 

「ほう、中々面白い奴が居るな。死に怯えながら、己の弱さを嘆きながらもなお立ち上がり、そして戦おうとするか。悪くはない。一つ私が指南してやるか」

 

 その声が消えた瞬間、自分とドールの間に強大な何かが渦巻いていた。自分は吹き飛ばされない様腕で目を覆い、何とか踏ん張っていると急にそれが消えた。覆っていた腕を戻し、状況を確認したら、そこには崩れ落ちたドールとこちらを見る女性がいた。そして左手に不思議な刺青があるのを見てすぐ、

 

 「では問うとしよう。お前が私の弟子(マスター)か?」

 

 ロングヘアーと赤い瞳、鎧の様な服に握られている朱い槍が特徴的な美しい女性が自分に問いかけて来た。

 

 

 

 これは不思議な縁で結ばれた二人の物語。

 

 (マスター)でありながら弟子となった最弱の魔術師、岸波白野。

 

 従者(サーヴァント)でありながら師となった本来は英霊の座に入らない英霊槍兵(ランサ―)

 

 そんな奇妙な主従関係の二人が紡ぐ結末はさて、いかなるものか。




話し方とかはイベントでしか見ていないのでイメージです。
欲しかったので早速回して見たら殆どが猪という残念な結果。(一回一回回したため)

結構前に沖田が取れましたので結果オーライなのかな?(単なる強がり)
ちなみに☆5は沖田だけしか持っていません。(泣き)
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