結構無理やり感ありますがご了承を。
同盟
「ふむ、君も駄目か」
声が聞こえた。だがその声はどうも人のものとは思えない程感情はこもっていなかった。まるで機械から出されているかと思ってしまうほど。
「さて、そろそろ刻限だ。君を最後の候補者として、その落選をもって此度の聖杯戦争の予選を終了するとしよう」
声はその見飽きた光景へ別れを告げた。
「さらばだ。安らかに消滅したまえ」
・
・
体に力が入らない。横に倒れたまま力尽きてしまうのか?でも、それも仕方ないのだろう。決められた事なのだから。
目を閉じ、死へ落ちようとした時、心の中からこんな声が聞こえて来た。
悔しくないのか?こんな決められた事への怒りは感じないか?
そして次の一言に全身に熱が入った気がした。
こんな結末、覆して見ないか?
その言葉を受け、体を動かし始めるが待っているのは激痛を超えた痛みだけ。だが起き上がろうと力を入れ続ける。
やっとの事で仰向けになるとガシャ、ガシャといった足音が近づいて来た。先程自分が戦っていたドールが自分に止めを刺そうと近づいて来たのだろう。その足音を聞きながら最後になるであろう、自分の心の内にあるものを叫んだ。
「俺はまだ自分の意志で戦ってすらいなかった。それが無性に悔しい!!まだ俺はこの手に何も得ていないし、抗う事すら出来なかった!俺は・・・俺はこの結末に納得出来ない!」
そんな声を発した後、頭の中に何者かの声が響いてきた。
(お前、この状況を覆したいか?)
その声にすぐ返答した。
(ああ、この結末を覆したい!)
(ははは!良いね良いね!!即断即決は好みだ。気に入った。よし、オレが力を貸してやる。さぁ、月が下した決断への叛逆の始まりだ!)
その声が遠のいた瞬間、ガラスが崩れ落ちる音が聞こえ、その音を聞いて体を起こすと自分とドールの間に重厚な全身鎧に身を包んだ白銀の騎士が立っていた。
ドールがその騎士に攻撃しようと突撃しようとしたが、
「はっ!!」
それよりも早くその騎士の放った一閃でドールは崩れ落ちた。
「ちっ、つまんねぇの。こんなの肩慣らしにもなんねぇ」
そう言ってこちらに振り返り、自分に近付いて来て
「じゃあ聞くぜ?お前がオレのマスターか?」
顔を見て思ったのがまるで少女の様な顔なので一応聞いてみた。
「貴女は女性なのか?」
そう言った瞬間、目の前の騎士から殺気を感じた。
「二度と言うな、次に女と呼べばオレは自分を制御できん。良いな?」
は、はい。肝に銘じておこう。
「もう一度聞くぜ?これがラストだ。お前がオレのマスターか?」
そう言って左手を差し出してきたので
「俺がマスターだ」
その手を握った。その時、握った左手に奇妙な刺青が刻まれた。
この刺青、令呪こそ聖杯戦争の参加者の証。片や白紙の魔術師、岸波白野。
片やただ認めて欲しいという根底を持つ英霊セイバ-。
この時多くの人がこの騎士が少年を救った様に見えるであろう。だがしかし、本当に救われたのは少年かセイバ-か、真相はまだ分からない。
話し方とかは原作を知らないので漫画とかを見てこんな感じかなと言うイメージで書いています。
ちなみにこのサーヴァントはFGOに実装してほしいキャラです。