両キャラとももしかしたらキャラ崩壊してるかもしれませんがご了承ください。
地獄から私は生まれた
空が焼けている
家が溶けている
人は潰れている
これが戦いの源泉
これが再起の原風景
ここで「私」は、ただ一人生き延びた
命は消える。思いのほかあっさりと
肉親も、友人も、名前の知らない隣人も他愛なく
最後まで醜くも逞しく足掻き、
臨終の間際、穏やかな面持ちで呼吸を止めた
---それが、どうしても承伏出来なかった
紛争と天災の違いはあれ、何故このような悲劇が起きるのか
何故誰も救う事が出来ないのか
いや、そもそも・・・・何故世界は、この地獄を許すのか
天を仰ぐ
もし、もう一度命を与えられるのなら
今度は、今度こそ、決してーーー
だが、二度目はない
忘れるな
地獄から「私」は生まれた
その意味を・・・どうか・・・・
忘れないでくれ・・・
欠けた夢を見ていた気がする。
その夢は人によっては悪夢に感じるだろう。でも、どこか嘆きと祈りがこの夢から感じられた。
額に冷たい感覚がある。それによってわたしは目が覚めた。
ここは何処だろう?ついさっきまでわたしは倒れていたというのに・・・そして額にある冷たい何かに手を伸ばし、それを取って見ると、それは濡らしたタオルだった。ちょうどいい加減で絞られていて、冷たさから察するについさっき置かれたものだろう。でも、誰が置いたのだろう?
その疑問を抱えながら起き上り、周りを見渡すと、隣のベットに座ったまま寝ている赤い外套を纏った青年がいた。彼なら何か知っていると思い、起こそうと近付こうと思ったその時、
「目が覚めたみたいだね、マスター。具合はどうだい?」
「ひゃあ!!?」
その青年は目を閉じたままわたしに話しかけて来た!まるで起きたのが分かっていたかのようなタイミングだったので思わず声が出てしまい、恥ずかしさのあまり赤面してしまった。そんな事はつゆ知らずなのか、目の前のベットに座っている青年は目を開け、立ち上がった。その声と姿を見て、ドールからわたしを守ってくれたあの青年だった事を思い出した。
「今日が予選最終日。ギリギリ間に合って良かったよ、一時はどうなるかとひやひやしたからね。それとマスター、何か思い出せない事はある?」
いきなりの質問に少し焦ってしまったけど、ゆっくりと思い出してきたので
「うん、大丈夫。記憶はきちんと返還されているみたいだから問題ないよ」
「そうか、じゃあ聖杯戦争の事もきちんと思い出せてると判断しても良いって事かな?」
「問題無し、大丈夫だよ。それと、ここは何処なの?」
彼からの質問が終わったようなのでさっきから聞きたかった事を聞いてみた。
「ここは予選で使われていた学校の保健室だよ。と言ってももう本選だから学校生活の舞台から戦いの舞台に変わったけどね、マスターが倒れたまま意識が無かったからここまで俺が運んできたんだ」
わたしの質問に彼は丁寧に答えてくれた。そしてわたしが彼と契約した事もハッキリと思い出せた。そう話していると、保健室に白衣を着た女の子が入ってきた。そしてわたしが起きていることを確認すると、
「あ、沙条綾香さん、目が覚めたみたいですね。今日は予選最終日兼本選開始日でしたので無事に参加できそうですね」
そう声を掛けて来て、わたしの居るベットに近付いて来た。
「私は保険医の間桐 桜っていいます。あ、参加者に間桐っていますが、私と一切関係ないのでそこは宜しくお願いします。過去の聖杯戦争の関係者の名前からランダムに使われますので、こういう事もあるんです。それとこれをお渡ししますね」
そう言って、わたしに端末を手渡してくれた。
「これは?」
「色々な連絡事項などがこの端末にメールで届きますのでちゃんとチェックしておいて下さいね?それとアドレスを交換すれば他のマスターと連絡が出来ますので、もし宜しければその機能も使ってみて下さい。後の細かいことは言峰神父が説明してくれますのでそちらに聞いてください」
伝える事は以上なのだろう、話し終えると一礼して椅子に座った。とにかくまずは言峰神父って人を探さないといけないのかと思い、ため息が出てしまった。
「大丈夫?手を貸そうか?」
そんなわたしを見て、心配そうに彼が声を掛けて来てくれた。
「ううん、大丈夫。早く探しに行かないとね」
心配してくれてありがとうと伝え、ベットから降り、桜に挨拶をして保健室を出た。
言峰神父から連絡事項を聞いた後、彼からマイルームの鍵を端末内に渡された。場所は一回の一組だそうだ。この後メールで連絡が行くからマイルームで待っていたらどうか?と言われ、特にやる事が無かったので、さっそくマイルームに向かった。入ってみると、教室にベットと一人用のソファーがあるという、結構変な状態だった。
「改造は自分でやれってことなのかな?出来なくはないけど・・・あそこの風景でいいかな」
もう一つの場所でも良いのだけど・・・・やっぱりあそこの方が落ち着くと思い、改造の為キーボードを出してイメージした空間にマイルームを改造した。
「よし、これでいいかな?」
少し時間がかかったけど、無事うまくいったみたいで良かった。改造したマイルームの出来に少し喜びを隠せなかった。そこは何処にでも居そうな女子の自室だった。最初からあったベットはともかく、タンスや鏡、机や時計など、
「終わったみたいだね。何か俺に聞きたい事とかある?この場所なら他の誰かに盗み聞きされる心配はなさそうだしね」
いつの間に彼が姿を現し、一人用のソファーに座っていた。彼がそういうのだから聞きたいことを聞いておこう。
「そういえば自己紹介をしていなかったね。わたしは沙条綾香、貴方のマスターよ、宜しくね」
「これはどうも、ご丁寧に。俺は
彼の自己紹介に、わたしは驚いた。
「
「意外と探せば居るかもしれないよ?例えばアイドルとかランチャーとかゴージャスとか」
「???」
何か良く分からないけど、どうやらエクストラクラスという結構珍しいクラスというのが稀にあると聖杯戦争に備えて調べてたらそんな事を聞いた事を思い出した。一通り自己紹介が終わった時、端末から着信音が響いた。確認すると、
「
と言ったメールが来ていた。
「どうする?二階に行って対戦相手の確認をするか、それともアリーナに直行か、マスターの判断に任せるよ」
とセイヴァ-が言ったので少し考え、
「アリーナに行こう。先にトリガーを取っておいた方が良さそうだしね」
「了解。俺は何時でも準備OKだ」
セイヴァ-の返事に頷き、マイルームを後にした。
128人の
その内の一人、沙条綾香はこの時、まだ知らなかった。自分が契約したサーヴァントが他のどんな英霊よりも強く、そして自分の支えになる事を。
どうも、作者です。こちらの作品のお気に入りもついに50件を突破しました。本当にありがとうございます。そしてUAも1万を超えました。師匠やジャンヌの人気は凄いですね。連載の方も少しずつ更新していきますので宜しくお願いします。
それと、皆さんはFGOで欲しいサーヴァント、礼装はありますか?自分は槍アルトリア、セイバーオルタ、ザビ男礼装です。まだ実装していないので欲しいのはセミラミスとジャンヌオルタですね。
それと、白野のスキルに中国武術を入れてますが、詳しい八極拳の技を知らないのでextraシリーズで出た技等で書かせて頂きます。宜しければ八極拳の技を教えて頂けると幸いです