モンスターハンター 二刀を持つハンター   作:ひかみんとかカズトとか色んな名前

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はい、新年明けましておめでとうございます(激遅
モンハンクロスが楽しいの!←

今回はまだモンスターとの狩り…ではありますが、お前もう出るん!?みたいな展開になると思われます。

ではどうぞ


第四章・新たなる狩り場、想定外の遭遇

ドスゲネポスの狩りから十数日ほど経っただろうか。

 

まだ数える程度のクエスト回数で、大体は小型モンスターを対象にした狩り続きであった。だがそれでも姉妹二人は文句一つ言うどころか、新たなフィールドに向かいそこで狩りが出来る喜びの方が大きかったらしく、新しい素材を見る度興奮していた。

 

この時向かった場所はセクメーア砂漠とテロス密林。

セクメーア砂漠は前回向かったため割愛する。テロス密林は木々が大量に生い茂り、視界が悪く湿度も高い狩り場である。

一部のエリアでは水場もあるため、水を好むモンスターも見かけられるという。

 

ランポスやモスといった密林に生息するモンスターの素材に対しても、姉妹は一つ一つに目を輝かせていた。その図をカイルは呆れながら見守っていたそうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イャンクックの…亜種ですか?」

 

カイルの家で、彼が告げた次のターゲット、イャンクック亜種。

甲殻を初めとしたほぼ全体が青く、青怪鳥と呼ばれている中型モンスター。危険度は、飛竜の中でも姉妹が狩っていたフルフルよりは劣るが、それでも油断出来ないモンスターだ。

 

「そうだ、テロス密林で少々暴れてるらしくてな。お前等は飛竜はフルフルぐらいしか相手にしてないだろう?」

「そうだけど…」

「イャンクックは様々な飛竜の基本を押さえている。経験を積むだけでも大分変わる…まぁ、フルフルを相手にしてそれだけ揃えられてる時点で十分だと思うがな。」

「……これをまた、二人でですか?」

「ああ。…一応、追い込まれたら助けてやる。」

 

そういうとカイルは立ち上がり、自室へと歩いて向かう。

二人も説明は後になるとわかり、すぐに二階へ荷物整理にむかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

武器等の準備を済ませ、クエストを受注するために酒場にやってきた三人。

カイルは白猿薙【ドドド】とハイフロストエッジ。姉妹二人はそれぞれハンターボウⅢとアイアンガンランス改を背負っていた。

姉妹二人も酒場の雰囲気に慣れたのか、怯むことなくカイルについていった。

 

「あら、中々三人パーティーが様になってきたわね~。」

「うるさい。無駄口を叩いてる暇があったらとっとと仕事しろ。」

「つれないわねぇ…」

 

カウンターにいたエヴリネはやれやれといった表情で、カイルの提示したクエストの手続きを進める。

カイルはシルバーソルヘルムでわからないものの、かなりムッとした表情であった。

 

「はい、これ。イャンクック亜種の狩猟。場所はテロス密林ね。」

「ん。じゃあ行ってくる。」

 

カイルは二人を連れ、竜車のある外へ歩いていった。エヴリネはそんな彼をみて苦笑いを浮かべながら見送り、今受けたクエストをまた確認した。

 

 

「………あ、今のテロス密林って…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドンドルマを発って数日。

目的のテロス密林へと着いた三人。なのだが…

 

「…」

 

その狩り場に違和感を感じたカイルは、ベースキャンプ内で何かを警戒するような険しい表情で密林内部の方をみていた。

 

「どうかしたのかー?」

 

中々動かないカイルに、エリカが声をかける。マリアは違和感を感じたカイルに指示され、近場の偵察に向かっていた。

 

「……密林内の雰囲気がおかしい。」

「雰囲気?どういうこと?」

「俺が予測してた密林の状況と大分違う。これはイャンクック亜種だけじゃない…」

「え…?どういう…」

「戻りました!でも…何かおかしいです。」

 

カイルの言葉が理解出来ないエリカの言葉を遮るように、戻ってきたマリアが報告する。が、やや険しい表情であった。

 

「小型モンスターの姿がありません。エリア4でのヤオザミも確認出来てません。…恐らく…」

「ああ、予測ではあるが…この僅か数日でこの密林の空気が変わったとしか思えん。だが…それをギルドが感知せずに放置するとも思えない。」

「…もしかして、あのエヴリネさんが忘れた可能性って…」

「………ありえるな。……一応、偵察目的で回るぞ。イャンクック亜種を確認してもすぐには仕掛けるな。あくまでまずは様子見だ。」

「「了解!」」

 

カイルの指示にしっかりと返事し、テキパキと準備を進めていく。三人は最低限のアイテムを持ち、密林エリアの探索に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

ベースキャンプから出てすぐ、木々が生い茂る中エリアをのしのしと歩く青い影があった。カイルはすぐにエリア入口の岩陰に隠れ、姉妹もそれに続く。

 

「あれが、イャンクック亜種ですか…」

「ああ。あの青い甲殻は通常種のそれよりは硬いようだ。だが、それ以外にこれと行った特徴はない。…それでも、切れ味や甲殻の堅さによって弾かれれば致命傷になりかねない…エリカ、もし切りかかるとしてもタイミングを見誤るなよ。」

「う、うん…」

 

カイルのアドバイスにマリアは無言で頷き、エリカは少し戸惑いつつ返事をした。

その時。

 

「クワアァァァァ!!!」

「何…っ!?」

 

イャンクック亜種が唐突に“三人の方を向いて”声を上げ、カイルが驚く。

そう、イャンクック亜種が三人の僅かな声に気づいたのだ。“普段のイャンクック亜種なら気づかない所の声に”だ。

あまりにも広すぎる警戒範囲に、二人にやらせるつもりだったカイルは何も言わずに飛び出した。

 

「カイルさん!?」

「カイルん!?」

 

二人は驚きつつも的になるわけにいかず、散開した。イャンクック亜種はまず、飛び出して回り込んできたカイルに狙いを定めた。

 

「クワアァ!!」

 

イャンクック亜種はカイルに向けて火球を吐くが、突撃してる訳でもないためにあっさりと外れる。

そして外れたのを確認したカイルが、そのままイャンクック亜種の方へ突っ込んできたのだ。

 

「クゥゥ…クワァァ!」

 

突っ込んできたカイルと距離をとるために、バックジャンプするイャンクック亜種。だが、それを待っていたと言わんばかりに背中へ矢がいくつも飛び、数本突き刺さる。

イャンクック亜種は何事もなかったように着地すると、ゆっくりと後ろを向き、矢を放った本人のマリアへとターゲットを移す。

 

「だりゃあぁぁ!!」

 

そこへ後ろからエリカがガンランスを突き上げる。が…

ガギン!という音と共に弾かれてしまう。

 

「くっ…なら!」

 

怯んだ体を無理矢理整え、イャンクック亜種の体に向けて銃口を構え、砲撃した。

だがイャンクック亜種も黙ってるわけではなく、体を回して尻尾を振るい、エリカを吹き飛ばそうとする。

エリカはそれを見て一旦距離を置き、逆にカイルがタイミングを見計らって突っ込み白猿薙を振るった。

 

「クワァァァァ!!!」

 

だが驚くことに、数発攻撃を入れただけでイャンクック亜種はその場で地団駄を踏むように何回も小ジャンプした。

 

「怒り状態…!?」

「やっぱりか…早すぎる。」

 

その状態をマリアは予測し、カイルはおかしいと疑問を持った。

だが二人に思考はさせまいと、イャンクック亜種はがむしゃらに火球を吐き散らし始めた。

 

「…一旦ここまでだな…」

 

とはいえ距離には限界があるため、カイルは二人に集まるサインを出し一度退くことにした。

 

「退くのですか?」

「まだやれるよ?」

「…行っただろうが、まだ偵察目的だと。」

 

三人が固まってるのを確認したイャンクック亜種は、突撃しようと身構えた。が、カイルによって投げ込まれたアイテムによって中断された。

投げ込まれたそれはイャンクック亜種の前で爆ぜ、辺りに強烈な光を撒いた。

それによりイャンクック亜種は目が眩み、周りをがむしゃらに攻撃している。

 

それを確認した、アイテムー閃光玉ーを投げたカイルは、二人を連れ撤退した。

 

 

 

 

 

 

 

「やはり、妙だ。…イャンクック亜種があそこまで気を立たせ警戒を強めてるのは異常だ。」

 

本格的に狩るための準備をしつつ、カイルは二人に向けた訳ではないが、話し始める。

 

「…てことは、何か他に荒らしてる奴がいるってこと?」

「…だろうな。先ほどのエリアにも小型のモンスターはいなかった。つまり…」

「他のエリアに、“何か”がいる…」

 

マリアの結論に、カイルは頷く。

そう、先ほどのエリア2にもアプノトスどころかブルファンゴすらおらず、あからさまに怪しい雰囲気を醸し出していた。

 

「とりあえず、イャンクック亜種を狩ればそれで終わりになる。が………おい、エリカ。」

「……あっ。」

 

カイルに言われ、エリカは何かを思い出したように口を抑える。

そう、テロス密林に来る途中の竜車内で自分からペイントボール役をかって出たのだが、それを付け忘れたのだ。

 

「ご、ごめん…」

「…いや、いい。…恐らくもう移動しているだろう。仕方ない、追うぞ。」

 

準備が整ったことを確認し、三人はベースキャンプから出発した。

 

 

 

 

 

 

 

ベースキャンプから2へ出て、エリア1、5と探索していく。

だがやはり、すでに移動したイャンクック亜種は勿論…カイルが予想している通りアプノトスやケルビはおろか、ランポスを含めたほとんどのモンスターの姿が全く見当たらないのである。

 

「前はもっといたよね…おかしい。」

「…ここまでとなると、ただ事じゃない…どういうことだ…?」

 

エリア5からエリア7の洞窟へと入った三人だったが、そこにもランポス達の姿はなかった。あるのは昆虫であるランゴスタが数匹のみ。

 

「……二人共、今後は絶対に武器を抜くな。」

「え、な、何故ですか?」

「…イャンクック亜種以外の“これ”は確実にお前等では狩れん。武器は抜いてれば邪魔になる。必ず逃げろ、死にたくなければな。」

 

今の密林の雰囲気から判断を下したカイルは姉妹にそう告げ、エリア7からエリア3へと走っていく。

少々納得がいかないと行った表情なエリカだったが、仕方ないと割り切ったのかすぐさまマリアと共にカイルの後を追った。

 

 

 

 

姉妹二人がカイルに追いつくと、カイルは伏せた状態でエリア3を見渡していた。

不審に思った二人ではあるが、すぐに自分も体制を低くしカイルに近づく。

 

「カイルさ」

「…黙って伏せていろ。イャンクック亜種の様子がおかしい。」

 

カイルは最低限の指示だけすませると、エリア3の中心近くにいる青い体を持つイャンクック亜種を観察していた。

二人も伏せ、イャンクック亜種の行動を観察した。

 

 

イャンクック亜種は、妙な動きを繰り返していた。

他に何もいないのにも関わらず、やたらと周りを警戒…どころかやたらめったらに攻撃しているのである。

何もいないところに火球を吐き、尻尾を振り回したと思いきやバックジャンプ…したと思った時、何かに叩かれたのかバランスを崩し地面に倒れた。

 

「一体何を…?」

「…!!いや、何かいる…!!」

 

マリアはイャンクック亜種の行動に首を傾げた、が…カイルは見逃さなかった。イャンクック亜種の“上の景色が僅かに歪んだ”のを。

カイルは“イャンクック亜種を上から押さえつける何か”がいることを見破ったのである。

それがわかったのと同時に、“それ”は姿を現した。

 

「!?なに、あれ…」

「…何故、このタイミングで、こいつがいる…!?」

 

“それ”は、飛龍にしては少し違った体をしていた。飛龍は基本二本脚、だが今目の前でイャンクック亜種を圧倒しているのは四本脚。

体は毒々しい紫色に加え、尻尾は扇げるように大きく、顔は一言で言えば“龍の顔とは思えない”と言われるだろう。どちらかと言えば、カメレオンのような、出っ張った目に前に尖った角。

 

カイルすらほとんど目撃したことのない“古龍”、オオナズチがそこにいた。

 

 

 

 

 

 

 




もう出てきました、古龍・オオナズチ。
でも、カイルがどう判断するかはわかりません()

でわまたー
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