モンスターハンター 二刀を持つハンター 作:ひかみんとかカズトとか色んな名前
しかも穏やかそうなタイトルなのに内容は暗めとかいう。
多分内容はモンハンをネット野良でやってたらああ、これはアレだなってわかる…と思う…
ゲームだけではなく、普通にもそういう輩は数人はいるだろうと思って書いた。無知でやったから後悔はしそう()
テロス密林でオオナズチを遭遇してから数日。密林にもっと居座ると予測されていたオオナズチは早い段階で密林からの移動が確認された。そのため、密林に行くことが出来るようになり、そこの生態系も問題なく戻りつつあった。
「ご主人様~、もうお昼だにゃ~?」
「……何?」
カイルの自宅、プライベートルームにて。
キャスリンが珍しく寝過ごしているカイルを呼びに入ってきた。
カイルも気がつかないほど爆睡していたようで、驚きつつ起きあがった。
「…余程疲れてたのか…?」
「珍しいこともあるものですにゃ。とりあえず簡単な食事を作っておきますにゃ~。」
「すまないな。」
ささっと出て行くキャスリンを見送り、カイルは手慣れた様子で身支度を済ませていく。
カイルが身支度を済ませプライベートルームを出ると、二人は既に起きてテーブルでぐったりとしていた。
「あら、カイルさんおはようございます。」
「もう昼だけどねー、おはよーカイルん。」
「おう…自分でも驚きだ。」
頭を掻きながらどっかりと空いてる席に座るカイル。
マリアは前にカイルから借りていたモンスター図鑑なるものを読んでおり、エリカは文字通りぐたーっとテーブルに伸びていた。
「今日は、どうするんですか?」
「時間が時間だ、今日はゆっくりするとしよう。」
「昨日は大変だったもんね…」
今日は休みと聞いたエリカが更に怠ける。
彼女の言ったことは確かであり、昨晩既に疲労困憊だった三人は帰宅早々各自ベッドに向かいぶっ倒れたのである。
その後キャスリンにせめてさっと体を流してくれと言われ風呂でそれだけ済ませた後、三人は死んだようにベッドに潜り眠ってしまったのだ。
マリアは体内時計のせいかいつもよりは遅いものの早く目覚め、エリカとカイルはいつもよりも遅く目が覚めたのであった。
「うー…変に力みすぎてたのかなぁ…体中痛い…」
「後でキャスリンでも呼んでマッサージしとけ。それは狩りに響く。」
「はぁ~い…」
「にゃ、お任せあれ、だにゃ。」
エリカはテーブルに伸びたまま力なく返事しマリアが苦笑いをうかべ、キャスリンはカイルに軽食を持ってきたついでに任せろと胸をはり、カイルは呆れた様子でため息をついた。
「カイル・レヴァインはいるか?」
と、その穏やかな空間に玄関から響く重い低い声。姉妹は驚きつつも警戒し、カイルはまたかと言わんばかりに呆れた様子で玄関に向かった。
玄関から出ると、ギザミSとゲリョスSに身を包んだ大男二人組が立っており、前者が口を開いた。
「ふん、いたのか。」
「何の用だ?」
「ギルドからの調査依頼だ。お前宛のな。」
「しばらく取り込み中故に依頼は断る、とカウンターから言ってあるはずだが?」
「何?そんなものは知らん。」
「…またか…。生憎、他人の尻拭いをしてやる気はない。帰れ。」
「チッ、大人しく従えばいいものを…ん?」
カイルはその大男達が偽物のギルドナイトと見破ると、無表情で追い返すように手で払いつつ言った。
と、玄関の近くにカイルが言い争いをしてるのを心配そうに覗く姉妹二人が。
彼女達を見た大男が嘲笑うように口を開いた。
「フハッ、あの二刀流が女か!どうせ手込めにするために手緩いクエストを回すだけだろう?だったら…。」
「勝手にそう思っていろ三下。貴様等なぞ鳥竜種の餌がお似合いだ。」
「んだと?」
「聞こえなかったのか?他人に張り付くだけの屑な寄生虫はモンスターのクソに成り下がるのがお似合いだと言ってやったんだ。」
「……ガキが、調子に乗りやがって…」
「調子に乗ってるのはそっちだろう?ボードに貼られてた、または自分達に流れてきた難題のクエストを他人を利用し達成、儲けようとする。…そんな腐った手が易々と通ると思ってるのか?」
キレかけているギザミSの男に、カイルは一歩も退くことなくむしろどんどんと吐き散らしていく。
「…てめぇ…こっちが黙ってりゃいい気になりやがって…」
「知ったことか。こうして大して喋れもしなければどうせ武器をちらつかせて脅すんだろう?暗黙の了解すら守れんとはな…」
カイルは呆れて両手を左右に上げつつため息をついた。その行動でついにキレたのか、喋っていた方も黙っていたもう一人の男も自分の武器に手をかけ、抜きかけた。
「抜いたな?」
一瞬でゲリョスSの大男の後ろに立っていたカイルが、彼の足を払いそのまま頭部を押し叩きつける。ある程度は防具で緩和されるだろうが、地面は硬い。その証拠にゲリョスSの男は気絶していた。
「…相手の動きも見えない、読めない。貴様等が如何に他人を利用していたかわかる例だ。」
「ぐ、この…」
「もう何しようと無駄だ。俺に依頼を押しつける馬鹿などギルドナイトが見逃す訳がないだろう?」
「そういうことだ。」
大男二人とは違う渋く低い声。その声はギザミSの男の後ろ側に立っていた。
帽子の影から見える顎は立派な髭を蓄え、もみ上げとくっついてるようだ。それに加え格好は赤く所々装飾された服、立派な帽子。ギルドナイトと呼ばれる彼等特有の装備だった。
「…遅いぞ、エドワード・エイムス。」
「悪かったな、カイル・レヴァイン。」
エドワードと呼ばれた男は軽く挨拶を済ませると、すぐさまギザミSの男を拘束した。
ギザミSの男も抵抗で武器を振るおうとしたが、エドワードは武器を持った手から拘束、振るわせる間もなくあっさりと捕らえたのだ。
その後、大男二人はギルドナイトの者達に連れて行かれた。
「…余計な手間をかけさせたな。お前には頼ってばかりだ。」
「…ああいう輩が来るのはもう勘弁願いたいのだが。」
「わかってはいる、だが奴らもずる賢くてな。ある程度は把握していても尻尾を掴めなければ中々、な…」
「やれやれ。俺は餌か?」
二人が会話する中、姉妹二人が心配そうな表情でカイルの家から出てきた。
「カイルん!」
「カイルさん!大丈夫でしたか…?」
「何ともない。」
そんな彼女達にしれっと返すカイル。
「これはこれは、なんとも可愛らしい姉妹だ。私はエドワード・エイムス。以後お見お知りを。」
「あ、ご、ご丁寧にどうも…マリアンヌ・ユーフェミアと申します。」
「エリカ・ユーフェミア!」
「ふふふ、中々。…ふむ、カイルがパーティーを組んでいるのか?こう見るのもいつぶり…」
「エドワード。」
「コホン。…悪い悪い。」
珍しそうに姉妹二人を見たエドワードが何かを言いかけ、カイルにすぐさま止められた。その話に二人は首を傾げていた。
「…やはり、最近は多いのか?」
「さっきのような輩か?」
唐突のカイルの質問に、エドワードは聞き返す。それにカイルは無言で頷く。
「ああ。…少し忘れた頃にああいう報告が入ってくる。こちらとしても結構迷惑だ…仕事が増えるからな。」
「…なるほどな…お前等も把握しておけ。」
会話に混じらず聞いていた姉妹二人にカイルは注意を促す。
「ただ優しいだけじゃああいう輩に利用されるだけだ。人を見極め、判断しろ。」
「でも…やっぱり手伝うのはいいんじゃ…」
「…そいつらが一切戦闘に参加せず、安全圏で見てるだけでも、か?」
「え…?」
エリカはカイルの言ったことが信じられず、驚いた表情で固まった。そんな彼女にエドワードが続ける。
「彼の言うとおりだ、エリカ嬢。…ごくたまにいるのさ…自分を腰抜け、腑抜けと自覚しかつどういう目を向けられるかわかった上で、平気な顔で他人を利用する輩が。」
「……なんで。」
「さてな。だが、わかることは一つ。…奴らにハンターのプライドなぞ一片もありはしない。あるのは金や名声を欲しがる欲だけ…。そのため、奴らを見つけるには腕の立つハンターの近くにいればいいのさ。」
「…迷惑をこっちに持ってくるな鬱陶しい。」
「いいだろう別に…アレの処分が一番面倒なんだぞ…。」
ハンター達に隠れる“闇”の部分を知ったエリカは俯き、カイルは呆れ、エドワードは愚痴る。その空気をなんとかしようと、マリアが言った。
「…ここで話すのも難ですし、お茶にしませんか?…といっても、私達は特に出来ませんが…」
「お、いいねぇ。と言いたい所だが…ちと今後は忙しい。気持ちだけ受け取っておくよ。」
悪いな。という彼の仕草にマリアは大丈夫だと言いつつ手を前で振った。
そしてエドワードは別れを告げるとそのまま道なりに消えていった。
「…ったく、面倒事ばかり背負わせやがって…。」
「お疲れ様です、カイルさん。」
「…」
それを確認し、カイルが愚痴を零しながら自宅へ入り、マリアがそれに続く。エリカも少し間をおいてから戻っていった。
自宅に戻った後もしばらくエリカは納得いかずムスッとしていた。カイルは気にもせず、マリアは二人の様子をチラチラとみつつ、キャスリンは呆れていた。
こういうことです((
その後エリカは飯時間辺りで機嫌が戻ったとか何とか…
今回の偽ギルドナイトの二人の元は気づいた人は気づいたでしょう(と思いたい)。ゲームの方でのインターネット野良に蔓延る寄生や地雷達ですね。
ゲームだけではなく、そんなに数はいないだろうし確実ではないかもだけど、そういう汚い奴らはいるだろうなぁと思って書いてました。
次はどうしよう、何を書こうと思ったらこれっていうね(白目
次は何がいいかな…