キャラ崩壊、R-15含みます。
翌日、鎮守府内訓練場ーー
女督「隊列を乱すなっ! 味方が死んでも良いのかっ!」
全員『はい!』
女督「あと十周追加だっ! 遅れた時点で更に十周追加だっ!」
全員『はい!』
……。
…………。
………………。
全員『はぁ、はぁ、はぁ……』
女督「午前中の基礎訓練は終わりだ。昼食を挟み、午後は戦闘及び回避訓練を行う、以上解散!」
全員『あ、ありがとう、ございました……』
女督「ほら、スポーツドリンクだ。飲みなさい」
陽炎「ありがとう、司令」
不知火「お心遣い感謝します」
黒潮「おおきに~♪」
笑顔で受けとる陽炎達とは違い、未だに息を整えるのがやっとの妙高達。
妙高「陽炎ちゃん達から聞いていたけど、流石は元訓練教官だわ……」フゥ
那智「あぁ、私達と同じく水面を駆けているのにあの余裕……」ハッハッ
足柄「しかも私達を見ながら書類の確認とサインまでこなしてたわ……」ガクガク
羽黒「……もう、立てない……」ゼェゼェ
女督「あたしはお前達が水面に浮かぶ為のその艤装じゃなくて、それを応用した人間の海上移動用の靴を使ってるからな。走れば走るだけ体力を使うお前達よりは楽だ。アクセルとブレーキに気を配るだけだからな」
妙高「それでも私達の訓練に付き合い、訓練を見つつ、書類までこなすなんて普通は出来ませんよ……」
女督「そうか? 教官時代は訓練生の体調管理、訓練メニュー、成果報告等、一人一人のデータを出していたから、これくらいは出来て当たり前だったし、提督になってやることが減ったと思っているんだが……」
那智「我々とはベクトルが違うな……」
足柄「と、とにかく凄いとしか言い様がないわね……」
羽黒「はぁ、はぁ、はぁ……」コクコク
女督「羽黒、ちょっと体に触れるぞ?」グイ
羽黒「ふぇ!?」
女督「うつ伏せのままでは飲める物も飲めないだろう。私が支えてやるから、飲みなさい」ヒザマクラ
羽黒「で、でも……」アセアセ
女督「ほら、落ち着いて息を整えろ。訓練をめげずに頑張った褒美だと思え」ナデナデ
羽黒「ぁ、ぁぅぁぅ……////」パクパク
陽炎達『…………』ジトー
妙高達『(イケメン……////)』
食堂ーー
女督「では、みんな一緒に……」
全員『いただきます!』
\ワイワイガヤガヤ/
女督「あぁ、ドタバタしてすっかりみんなに言い忘れていた……昼食を終えたら訓練の前に時間を貰えないか?」
陽炎「あぁ、いつものね! 了解よ!」ニコ
不知火「…………////」モジモジ
黒潮「提督になったからやらんのかと思おとったわ」ニコ
妙高達『???』クビカシゲ
足柄「何か知ってるの?」
陽炎「司令はね、私達と写真を撮るのよ」
那智「写真?」
不知火「えぇ、司令と各自のツーショットと全体で一枚ずつ」
妙高「何か理由があるのですか?」
黒潮「司令はんの愛や」ニシシ
足柄「提督、理由は?」
黒潮「無視はいくないやないかな!?」ガーン
羽黒「ご、ごめんね、黒潮ちゃん……」オドオド
女督「理由……昔からの習わしかな? 自分の仲間や部下、教え子達とは何か記念を残したいじゃないか。それで手っ取り早いのが写真ってだけだ。何か変か?」
妙高「いえ、とても良い考えだと思います」ニコ
那智「写真を撮られるのは苦手だが、そういうことなら撮られてやろう」
足柄「提督らしい理由ね。そういうの好きよ♪」
羽黒「ちゃ、ちゃんと笑えるかな……?」
女督「お前達は部下であり、仲間だからな。そこら辺はちゃんと自覚しておいてくれよ?」
みんな『はい!』ニコ
鎮守府、港の埠頭ーー
昼食を終え、みんなと写真を撮るために港の埠頭へと場所を移す。
あたし達と言えば海軍、海軍と言えば海と言うことで海をバックに撮影することにした。
カメラの準備も整え、いよいよ撮影に入る。
女督「まずはみんなで一枚撮ろう」
陽炎「なら、司令は真ん中ね!」
不知火「そして不知火は司令の右隣で」
黒潮「うちは左隣~♪」
陽炎「む~……」ムスッ
女督「ははは、そうむくれるな。なら陽炎はあたしの前に来い」アスナロダキ
陽炎「えへへ~~♪////」キュンキュン
二人『』ゴゴゴゴゴ
妙高達『あはは……』ニガワライ
女督「では、みんな撮るぞ~」
パシャーー
女督「……うん、綺麗に撮れたぞ。現像したらみんなに渡すからな」
全体『はい!』
女督「では、次にあたしと一人ずつ、ツーショットだ。手の空いている者にシャッターを任せる」
……。
…………。
………………。
全員との撮影を終え、それから午後の訓練も全てこなした。
鎮守府内訓練場ーー
女督「本日の訓練はこれにて終了する。各自汗を流した後、夕飯前に一度、司令室へ集合するように。以上だ」
全員『はい!』
不知火「司令、司令も汗をかいたはずです。不知火達と一緒に入りませんか?」
女督「う~ん……まぁ、準備はもう済ませてあるし、良いだろう」
不知火「ほ、本当ですか!?」
女督「お前が誘ったのに驚くんじゃない……たまにはお前達と入るのも良いだろう」
不知火「は、はい!////」
陽炎「」b
黒潮「」b
脱衣場ーー
女督「妙高達には初めて晒すが、許してくれよ」
妙高達『?』クビカシゲ
ヌギーー
妙高達『っ!?』ギョッ
提督が上着を脱ぎ、素肌を晒す。それを見た妙高達は思わず息を呑んだ。
提督の背中から腰にかけて無数の傷痕があり、太股にも数ヶ所の同じ様な傷痕があったからだ。
女督「悪いな、綺麗な肌ではなくて……しかし、この傷痕の数だげ仲間や部下を救えたと思えば恥ずかしくない。醜いだろうが勘弁してくれ」アハハ
妙高「私は素敵だと思いますよ。醜いだなんて思いません」
那智「あぁ、まるで歴戦の猛者のようで勇ましいではないか」
足柄「誇りに思って良いと思うわ」
羽黒「じれいがんざん~~」シクシク←感動
女督「ははは、そう言ってもらえるとありがたいが、改めてそう言われると少し照れてしまうな……」ハニカミ
全員『っ!!////』キュンッ
洗い場ーー
女督「不知火の髪は綺麗だな。女として羨ましいぞ」ワシャワシャ
不知火「あ、ありがとうございます////」ドキドキ
陽炎「不知火は司令にはすぐ甘えるんだから……」
黒潮「陽炎も人のこと言えんやろ? うちもやけどな」
妙高「でも、提督の髪も綺麗ですよ? きめ細かくて」ニコ
女督「それは嬉しいな。ありがとう妙高」ニコ
那智「妙高の言う通りだな……それに胸も大きすぎず小さすぎず綺麗なラインで羨ましい」
女督「そうなのか? あんまり胸は気にしたことがなかったからイマイチ分からないが……そう言われると嬉しいものだな」
足柄「腰も細くて羨ましいわ……」
女督「世の中の男はお前くらいの腰が好みだと思うぞ? あたしは親や友人達からもっと肉を付けろと言われるからな」
羽黒「わ、私も司令官さんみたいな、大人の女性になりたいな……」
女督「あたしはそんなに良い女ではないぞ? 羽黒の方が女性らしくてあたしは良いと思うぞ」
そんな他愛の無い話をしながら、和気藹々と汗を流した。
司令室ーー
女督「みんな居るな? ではこれを……あたしからお前達へ贈り物だ」
そう言って、あたしは写真立てとアルバムを机に置いた。
女督「これは昼間に撮影した写真とあたしが用意したお揃いの写真立てとアルバムだ」
不知火「だから訓練の途中、席を外したんですね」
女督「そんなとこだ……」
そうしてあたしは一人ずつに手渡していく。
女督「訓練生の頃とは状況がかなり違うが、戦場でもよろしく頼む」
陽炎「勿論よ。任せて♪」
女督「不知火もいつも通り頼りにしている。よろしく頼む」
不知火「お任せを。必ずやご期待に応えてみせます!」
女督「黒潮、訓練生の時と同様、戦場でも明るくみんなを引っ張ってくれ」
黒潮「了解や。司令はんの為に頑張るで♪」
女督「妙高、我が艦隊では頼りになる重巡洋艦だ。頼らせてもらう」
妙高「はい。提督の為に精一杯頑張りますね!」
女督「那智、その冷静さは戦場で大いな強みとなる。よろしくな」
那智「あぁ、提督の期待に恥じぬ働きを約束しよう」
女督「足柄、お前の勇敢な戦い振りに期待させてもらう」
足柄「任せなさい♪ 戦場が勝利が私を呼んでいるわ!」
女督「羽黒、お前の優しい心でみんなを和ませてやれ。頼むぞ」
羽黒「は、はい! 頑張ります!」
女督「写真立てにはどんな写真を入れても構わんが、アルバムには艦隊の写真や自分達の写真を入れていってくれ。これからそのアルバムが一杯になるくらいにこの鎮守府を盛り上げて、みんなで平和な海にしよう!」
全員『はい!』
それからあたし達は明日の予定を確認して、一緒に夕飯を食べ、その日を終えた。
その後ーー
艦娘寮、陽炎・不知火・黒潮の部屋ーー
陽炎「…………」アタマカカエ
不知火「ふふ、ふふふ……司令と不知火の思ひ出……ふへへへへへ////」ニヤニヤ
黒潮「司令はんはホンマに格好ええなぁ////」デヘヘ
提督から貰った写真を締まりがなく、だらしない顔で眺める妹達を陽炎はため息混じりで見ていた。
陽炎「……あんたらね、司令のことが好きなのは分かるけど、少しは自重しなさいよね? そんなんじゃ、司令に幻滅されるわよ?」
不知火「何を言っているのですか? 司令はそんな女々しいお方ではありません」ジュルリ
黒潮「そやそや。寧ろ『なんて顔をしてるんだ、可愛いヤツめ』って頭を撫でてくれるはずや」ニヘヘ
陽炎「いや……逆に『シャキっとしろ!』って鞭打ちの刑にされるんじゃない?」ヤレヤレ
不知火「それはそれでありです!」b
黒潮「うちらにはご褒美や」b
陽炎(司令、私は妹達の将来が不安です……)トオイメ
不知火「でも、この全体写真は少々いただけませんね」
黒潮「せやな。特に司令はんの前に邪魔なモザイクがありよるからな」
陽炎「……自分達の姉をモザイクとか言わないでくれない? それは司令が私に対してしてくれた心遣いじゃない」
不知火「聞きました、奥さん? 両隣を逃してたくせによくあんなことが言えますね」コソ
黒潮「えぇ。司令はんの優しさに甘えて、自分だけええ思いしてはるからってね」コソコソ
陽炎「あのさ……陰口なら見えないとこでするものよ?」
不知火「陰口ではありません。悪口です」キリッ
黒潮「わざわざ、目の前で言ってるんやから陰口な訳ないやん」ハァ
陽炎「…………そろそろ私泣いて良い?」ウルッ
不知火「あ、す、すいません! 悪ふざけが過ぎました!」アセアセ
黒潮「せ、せやせや! うちらが悪かったって~!」オドオド
ガチャーー
女督「陽炎、渡し忘れてたが、お前のリボン直してやったぞ。後、お前に似合うだろうから、アレンジでフリルも付けておいた」
陽炎「え、本当!? わぁ、ありがとう、司令! 毎日このリボン使うわね!」エヘヘー
女督「あぁ、そうしてくれ。では、夜分に悪かったな。みんなおやすみ」
パタンーー
陽炎「えへへ~。司令のお手製~♪ ……はっ!?」
二人『……泣きたいのはこっちです(や)!』ウワーン
陽炎「あ、え、えぇぇ~…………」
そしていつの間にか、三人は仲良く眠っていた。
その頃ーー
艦娘寮、妙高型姉妹の部屋ーー
妙高「よし、ここに飾りましょう」
羽黒「私はここに……」
那智「写真は苦手だが、こういうのはなかなか良いものだな」
足柄「提督って女の人だけど背も高いわよね。私よりも高いわ」
妙高「そうね。それでいてお考えも素晴らしいし……こんな素晴らしい艦隊に着任出来たことを誇りに思うわ」
那智「確かにな。それにセクハラ等もなさそうで良かった」
足柄「男なら男でありだけど、うちの提督ならありかも……」グフフ
羽黒「わ、私は訓練とか以外の優しい司令官さんが好きかな……」
妙高「あら。足柄はいつものことだけど、羽黒にしては珍しい発言ね」フフ
那智「お前が提督をと言うなら私は構わん。応援するぞ」フフン
羽黒「ちょ、そそ、そういうのじゃないから!////」アセアセ
足柄「そんなに顔を赤くしてたら、そうですって言ってるようなものじゃない」ハハ
羽黒「~~~~~っ////」ウツムキ
那智「ま、可愛い妹をからかうのは終わりにして、姉妹揃って一杯やるとしよう」スチャつ日本酒
足柄「お、良いわね!」
妙高「明日も仕事なんだから、一杯だけよ?」フゥ
羽黒「す、少しなら……」オズオズ
姉妹でお揃いの盃に酒を注ぎ、姉妹揃ってささやかな乾杯をする。
那智「……っはぁ。酒の熱が喉に心地良い」
足柄「……ぷはぁ。こうしてみんなで飲むのも乙なものね」
妙高「こんな和やかなお酒は良いわね」
羽黒「美味しい……」ニコニコ
三人(天使がいるわ……)ホホエマー
まったり中ーー
妙高「さて、じゃあ明日に備えて今日はもう寝ましょうか」
那智「もう少し飲みたいが、まぁ良いだろう」
足柄「次は勝利の美酒を飲みましょう!」
羽黒「頑張るぞ~!」ニヘラ←もう酔っている
こうして寝る準備を済ませ、姉妹は仲良く床に就いた。
読んでいただき本当にありがとうございました!
書き貯めてあるので、次も早めにあげられます!
よろしくお願い致します!