キャラ崩壊入ります。
◇◇鎮守府、朝ーー
提督の自室ーー
日課である朝の鍛練を終えて自室に戻ったあたしは、朝礼に出るため軍服に着替えようとした。
しかしクローゼットにはいつもの軍服が無かった。
女督(……しまった。この前の戦闘で最後のをダメにしたんだった。他のはまだクリーニングから戻ってきてないし、大本営に軍服の支給を頼んだがまだ届くには数週間掛かる……)
どうしようかと考えていると、クローゼットの隅に真新しい軍服が数着掛けてあるのを見つけた。
女督「仕方ない、暫くはこれにするか……」
その軍服に手を掛け、あたしは仕度に取り掛かった。
司令室ーー
不知火「司令はまだでしょうか?」ソワソワ
陽炎「いつもより少し遅いだけじゃない。その内来るわよ」
黒潮「でも、司令はんがいつもより遅いってなんや不安や……」ソワソワ
初春「その気持ちは分かるがの、少しは落ち着かんか」ヤレヤレ
妙高「朝礼にはまだ早いですし、朝礼の時間になっても来なかったら呼びに行きましょう」
那智「あぁ、それで良いだろう。それより、足柄と球磨を起こすのが先だ」
羽黒「足柄姉さん、立ったまま寝ないで~」アセアセ
初霜「球磨さんも起きてください!」ユサユサ
綾波「司令官が来ないと起きそうにありませんね」
妙・那『はぁ……』アタマカカエ
ガチャーー
女督「待たせたな。支度に手間取ってしまった」
不知火「あ、司令。おはようござiーー」
陽・黒『っ!?』
妙高「」ボウゼン
那智「ほう……」
羽黒「っ!!?」
足柄「んぁ……っ!?」
球磨「むにゃむにゃ……クマー!?」
春・霜・綾『』ポォー
司令室に入って来たのは確かに皆が知る提督だった。
しかし、彼女達は言葉を失った。
何故なら、提督の姿に見惚れたからだ。
いつもは男性提督と同じ白の軍服を身にまとっている提督が、今朝は女性用の軍服だったのだ。
上着はいつもの白で丈がいつもより短めなだけでなんら気にならないが、問題は下だった。
下は濃い目な灰色のフォーマルなミニスカート。
そして網目の細かい黒のニーハイタイプの網タイツに太股のセンターラインに沿って見える黒のガーターベルト。
それは同じ女性から見ても艶やかで魅力的だった。
女督「やっぱり変か? 普段はスカートなんて穿かないからな。しかもこんなに短いだなんて……なんか恥ずかしいな////」スカートスソギュッ
陽炎「ううん! とっても似合ってるわよ!////」ドキドキ
妙高「えぇ、良くお似合いで。つい見入ってしまいました」ニコ
那智「あぁ、思わず嫉妬してしまうくらいな」ニコ
女督「そ、そうか……ふふ////」ハニカミ
不知火「」プシュ←鼻血
黒潮「」カハッ←吐血
羽黒「~~////」アワアワ
球磨「」ガンミ
足柄「」ダバー←涎
初春「」ドギマギ
霜・綾『わぁ~////』ポワー
女督「あ、あんまり見ないでくれ////」モジモジ
全員『(その格好でその仕草は反則……////)』
普段の服装とは違うからか、かなりみんなにからかわれてしまったが、あたしは気を取り直して朝礼を始めた。
女督「こほん……えーと、では朝礼を始める。本日の予定を発表するから、覚えるかメモを取るかするように」
球磨「メモメモクマー」
初霜「わ、私も……」
女督「本日は製油所地帯沿岸へ出撃してもらう。続いて艦隊編成を発表する。妙高、那智、足柄、羽黒、球磨、綾波の六名。旗艦は妙高に任命する」
六名『はっ!』ケイレイ
女督「この前の出撃であと一歩のところまで来た。これで決めてきてくれ。あたしは同行出来ないが指揮はモニターと回線を繋いで行うから安心してくれ」
六名『はっ!』ケイレイ
女督「お前達の力を信じている。連(絡)相(談)報(告)は怠るな。よろしく頼む」
六人『了解!』ケイレイ
女督「初春、初霜は訓練にて課題を消化するように」
春・霜『はっ!』ケイレイ
女督「本日の朝礼は以上だ。各自準備を済ませた後、執務室へ連絡しに来てくれ。尚、陽炎、不知火、黒潮の三名はあたしに付いて来てくれ、話がある。では解散!」
あたしの言葉でみんな一斉に行動を開始する。
そしてみんなが司令室から居なくなった後で、改めて陽炎達に声をかける。
女督「では、陽炎達はさっき言ったようにあたしに付いて来てくれ」
三人『はい!』
執務室ーー
女督「そこの椅子に掛けろ」
三人『…………』ソワソワ
女督「そう不安そうな顔をするな。ちょっと待ってろ」
\タシカココニ…/
不知火(スカートなのにあんな前屈みになるなんて……いけない、また鼻血が!)ガバッ
黒潮(なんであんなセクシーなんやろ……眼福やわ~////)ジュル
陽炎(見え……見え……ってそうじゃなくて、その体勢は危ないわよ!)ドキドキ
女督「あったあった。これは陽炎、こっちが不知火でこれが黒潮のだ」つ書類
書類へ目をやると一番に飛び込んできた文字があった。
『改』への改造承認ーー
陽炎「え、ホントに?」
不知火「不知火達が?」
黒潮「嘘みたいや……」
女督「本当だ、おめでとう」
三人『』パァー
女督「早速、その書類を持って工廠へ行って向かえ。改造が終わる頃にあたしも向かえれば向かう」
三人『はい! 行ってきます!』ダッ
女督(あんなに嬉しそうな顔をして……こっちまで嬉しくなるじゃないか……)ニコニコ
余程嬉しいのか、三人は競うように執務室を後にした。
それから本日の活動をする者達も準備を終え、それぞれ任務へ向かった。
あたしは司令室へ戻り、出撃の指揮へ入るーー。
前回の出撃でこの海域の敵艦隊をほぼ壊滅させておいたお陰で、最深部まで特に戦闘らしい戦闘も無いまま到達出来た。
製油所地帯沿岸、ボス海域ーー
妙高「報告します、敵陣形は単縦陣。先頭から戦艦ル級、雷巡チ級、軽巡ヘ級、駆逐ロ級二隻です」
女督『あぁ、こちらのモニターでも確認済みだ。各員は砲雷撃戦用意。妙高、足柄の二名は戦艦ル級を』
妙・足『了解!』
女督『那智、球磨の二名はチ級、ヘ級を
那智「任せておけ!」
球磨「やってやるクマー!」
女督『羽黒と綾波はの二名は残りのロ級二隻を頼む』
羽・綾『了解しました!』
女督『最後に、六名全員生きて帰還せよ!』
六名『了解(クマ)!』
敵艦隊、見ゆーー
妙高「撃ちます!」
足柄「十門の主砲は伊達じゃないのよ!」
ドーーン!
那智「敵は右舷だ! しっかり狙え!」
球磨「なめるなクマー!」
バーーン!
羽黒「撃ち方、始めてくださーい!」
綾波「よく狙って……てぇえええ~い!」
ババーーン!
対戦艦ル級ーー
妙高「流石に固いわね! 足柄!」
足柄「えぇ、任せて!」
妙高が正面へ砲撃し、その間に足柄は弾幕を張りつつル級の右へ回り込む。
ル級「……撹乱カ、無駄ナコトヲ……」
妙高「それはどうかしら!?」
足柄「こっちは毎日戦艦クラス以上の化物にしごかれてるのよ!」
女督(足柄……後で絞める!)ニコニコ
ル級「ナンダ、コレハ……!」
今度は二人同時にル級を中心に円を描くように撃ちながら海上を移動する。
妙高「弾の出し惜しみなんてしないでよ!?」
足柄「そんなの考えたことすらないわ、ね!」
ババーーン、ババーーン!
ル級「クッ……駄目ダ、照準ガ定マラナイ……!」
足柄「妙高姉さん!」
妙高「良いわよ!」
ル級「……!?」
二人は螺旋を描くように回りながら、ル級へ接近。
足柄「ばぁい♪」
ドーーン!
妙高「戦艦ル級、轟沈確認。次の目標へ向かいましょう」
足柄「えぇ!」
対雷巡チ級、軽巡ヘ級ーー
那智「球磨、ヘ級は頼んだぞ!」
球磨「任せろクマー!」
チ級「……!」バラララッ
那智「ちぃっ……ちょこざいな。球磨、まだか!」
球磨「今やってるクマー!」ダダダダダッ
ヘ級「……!」
球磨は前進しつつ、ヘ級へ砲撃する。
そしてチ級とヘ級が互いに背中合わせで固まるーー
那智「よし、主砲最大火力! 撃てーー!」
球磨「魚雷発射クマー!」
ドババーーン!
球磨「轟沈確認クマ♪」ニッ
那智「ったく、少し被弾してしまったぞ……」
球磨「次はもっと早く確実にやるクマ!」
那智「あぁ、そうしてくれ。次に行くぞ!」
球磨「クマクマー!」
対駆逐ロ級二隻ーー
羽黒「綾波ちゃん、左はお願いします!」
綾波「任せてください!」
ロ級『……!』
ボンボン!
羽黒「遅い!」
綾波「なんの!」
羽黒「綾波ちゃん、行って!」
綾波「はい!」
パシュンッーー
ロ級『!?』
羽黒「余所見してる暇はありませんよ!」
バーンバーン!
ロ級『………………!!!?』
ダーーン!
綾波「魚雷命中です♪ 羽黒さん!」
羽黒「これで終わり! 主砲、撃てーー!」
ババーーン!
羽黒「ふぅ、轟沈確認。索敵機からの反応は……よし、大丈夫!」
綾波「皆さんも集まって来ましたよ」
妙高「戦艦ル級は撃破したわ。そちらは?」
羽黒「ロ級二隻とも轟沈を確認しました。索敵機からも反応は無いみたい」
那智「こちらも任された二隻を沈めた」
球磨「被害は那智が小破、球磨は那智のお陰で無傷クマ」
足柄「こっちは妙高姉さんと私が小破よ」
綾波「羽黒さんと綾波は無傷です」
妙高「分かったわ。那智、足柄、羽黒は索敵機から目を離さないで……提督、応答願います」
女督『こちら司令室。戦闘はすべて確認していた。索敵をしつつ、複縦陣で帰還してくれ。隊列右は羽黒を先頭に、球磨、妙高。隊列左の先頭を足柄で綾波、那智の順だ。妙高と那智は背後に索敵機を飛ばすのを忘れるな』
六人『了解(クマー)!』
女督『気を抜かず、無事に帰還してくれ』
……。
…………。
女督「よし、安全海域に我が艦隊が入ったな……」
それを見届けてあたしは工廠へ向かった。
工廠内、改造室ーー
妖精I「おう、提督。ナイスタイミングだな」
妖精R「丁度、皆さんの改造が終わりましたよ」
モブ妖精達『良い仕事したです』ゴマンエツ
女督「ありがとう、みんな」ナデナデ
妖精達『へへへ////』キラヅケカンリョウ
すると、改造室の奥から三人が姿を見せた。
陽炎「改造終わったわ。強くなった私の活躍、期待しててよね♪」
不知火「良い強化です、感謝します!」
黒潮「うわぁ! うち、なんか強ぉなりおった!」
服装等は変わらないが、表情やまとう気に自信が満ち溢れていた。
女督「おぉ、見事だな。みんなが帰ってきたら見せてやると良い」
三人『はい♪』ニコ
それからあたし達は艦隊を出迎えようと港の埠頭へ向かった。
港、埠頭ーー
埠頭に着くと、丁度みんなが沖から上がって来たところだった。
女督「みんなご苦労。みんなの生還を心から祝福しよう」ニコニコ
妙高「ありがとうございます。艦隊、無事母港へと帰還しました」ニコ
足柄「今回のMVPは私よ♪」
女督「あぁ、良くやってくれた。偉いぞ」ナデナデ
足柄「ふふーん♪」ドヤァ
女督「でも、人を化物扱いとは酷いよなぁ」ニヤァ
足柄「あ、まさかあれ聞かれて……」ゾクッ
女督「明日はマンツーマンで特別訓練をしてやろう♪」ニコニコ
足柄「わ、わーい……(棒)」ハイライトオフ
陽・不・黒『(良いなぁ……)』ユビクワエ
那智「そう言えば、陽炎達は少し変わったな」
綾波「はい、なんと言うか……風格が違いますね」
女督「三人は改になったからな」
球磨「おぉー! 三人揃って改クマー!? 凄いクマ!」
羽黒「三人共、おめでとう♪」ニコ
皆『おめでとう(クマ)♪』
陽・不・黒『ありがとう(ございます)♪』
女督「さて、第一艦隊は補給後ドックへ。無傷の者も念のため見てもらってこい。後で詳細を報告書にまとめて提出してくれ。みんな良くやってくれた」
六人『了解!』
女督「じゃあ、陽炎達は改造後の試運転をするか。訓練場へ行こう」
三人『はい!』
訓練場ーー
初春「おぉ、改になったのか。それは真、めでたいではないか」
初霜「改になったせいか、前より頼もしく見えます!」
陽炎「えへへ~♪ さ~んきゅ♪」
不知火「ありがとうございます」
黒潮「嬉しいなぁ~♪」
女督「よし、では早速一人ずついってみようか。初春と初霜は相手を頼む」
春・霜『はい(うむ)!』
陽炎「やっぱり最初は私よね♪ いつでも良いわよ!」
初春「遠慮はせぬぞ!」
初霜「いきます!」
バーン!
陽炎「そんなんじゃ、当たらないわよ!」
初春「何!?」
初霜「さっきはあそこに居たのに……いつの間に!?」
陽炎(スピードが段違いだわ。これなら!)
ビュンッ!
春・霜『っ!?』
陽炎「あは♪ 悪くないわね♪」コウトウブホウコウツキツケ
春・霜『ま、参った(ました)……』
女督「良い動きをするようになったな、次は不知火」
不知火「はい!」
初春「初霜、挟み込むぞ!」
初霜「はい!」
二手に分かれ、挟撃に持ち込む。
不知火「甘いわね」ギラッ
初霜「っ!?」
初春「馬鹿者! 足を止めるでない!」
初霜「……はっ!?」
不知火「遅いわね」
バンバン!
初霜「くっ!」
初春「くぅっ!」
艤装を弾かれ、初春と初霜は揃って頭を垂れた。
女督「眼力で相手を押さえるとは……やるじゃないか。じゃあ、最後は黒潮だな」
黒潮「アイアイサー♪」
初霜「改って凄いですね……」
初春「安請け合いなどするものではないのぅ」
黒潮「いくで~!」
初春「初霜、今度はしくじるでないぞ!」
初霜「はい!」
初霜は右へ展開、初春は左へ展開する。
黒潮(前よりよう見えるわ……ここやな!)
ヒュンッーー
初霜「初春姉さん!」
初春「いつでも良いぞ!」
バラララ! バーン! バーン!
弾幕を張りつつ、主砲を繰り出す。
黒潮「三番手ともなると、策を練ってくるなぁ」
(でも……)
初春「よし、次は……っ!?」
ボーーン!
初霜「初春姉さん!」
黒潮「余所見はあかんで!」
バーーン!
初霜「くぅ!」
女督「魚雷発射が格段に上達したな……狙いも読みも的確だ。ここまでにしよう」
あたしの言葉で試運転は終わり、全員があたしの元へ集まる。
女督「初春、初霜、ご苦労だった。改の陽炎達はどうだった?」
初春「見ての通り手も足も出んかった……」シュン
初霜「前よりも格段に差が広がった気がします……」シュン
女督「相手を引き受けてくれてありがとう。お前達の動きも決して悪くなかったぞ。あたしが保証する」ナデナデ
春・霜『はい(うむ)……////』テレッ
三人(なんか負けた気がする……)ズーン
女督「陽炎達にはこれからも頼らせてもらうぞ。お前達はあたしの自慢だ!」ワシャワシャ
陽炎「えへへ~////」テレッ
不知火「ふへへ~////」デレッ
黒潮「んへへ~////」デレッ
女督「では、みんなで食堂へ行こう。祝勝会と改造祝いだ!」
五人『はい(うむ)♪』
それから第一艦隊も加え、あたし達は勝利の美酒と仲間の改造祝いに酔いしれたーー。
結構な独自感を出してしまいましたが、ご了承を……。
ここまで読んでくれて本当にありがとうございました!