オーバーロード~あっさり死んでしまうあのキャラになってしまったので全力で抗ってみます~   作:富永悠太

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 何百番煎じかもわからない丸山くがね氏原作のオーバーロード二次創作です。みなさんの作品を読んでいたら書きたくなり勢いで投稿しました。
 ハーメルン初投稿!



プロローグ

 頭は妙にすっきりしており、現状がなぜか理解できた。

 

 ここは『黄金の輝き亭』というエ・ランテルにおいては最高級の宿だ。

 

 今はおそらくは朝の4時頃だろう。

 ベッドの上で起き上がり周りを見渡す。広い4人部屋で仲間がそれぞれのベッドで寝ている。

 普段はもっと安い宿を利用しているが前回の依頼で追加報酬が出た事もあり、英気を養うと言う意味で最高級の宿屋に泊まった。昨晩は妙なトラブルらしきものがあったが、最高級の料理や酒におおいに盛り上がり満足して眠りについた。

 

 皆を起こさないよう、声を出さすに心の中で叫ぶ。

(憑依なのか転生なのかよくわからないけど、俺はオーバーロードの世界にきちまった! でもなんでダインなんだよ!)

 

 寝て目が覚めたら(シルバー)級冒険者チーム『漆黒の剣』の森祭司(ドルイド)ダイン・ウッドワンダーになっていた。

 

 オーバーロードはWEBの時から読んでいて、書籍も最新の9巻まで購入済みだ。

 何回も読み返したし、アニメも毎週楽しみに見ていた。しかし、だからと言ってこんな命の軽い世界に来たいとは思ってなかった。

 せめてナザリック側の誰かや英雄級の力を持ったキャラならまだしも、ダインはありえない。

 なぜならダインとその仲間――『漆黒の剣』は全滅するからだ。クレマンティーヌに皆殺しにされる。

(クレマンさんは創作のキャラとしては好きだったけど、実際に殺される身になったら怒りしかわかねえな・・・・・・)

 

 今のダインは日本人で田舎の平凡な大学生としての記憶とダインとして生きてきた記憶がまざった状態だ。本来なら気が狂ってもおかしくない状況だろうがダインは妙に落ち着いてる。

(アインズ様じゃあるまいし・・・・・・精神作用無効なんてスキル、持ってないんだけどな)

 

 自分自身のことを考える。日本人だった頃の名前はなぜか思い出せない。

 家族や友人の記憶はあるのになんて呼ばれていたのかそこだけがモヤがかかったように、はっきりしない。

 覚えているかぎりでは大学から帰り夕食を食べて家族とも会話して普通に風呂に入って寝たはずだ。

 死んだ記憶はない。眠るように死んだという可能性もあるが・・・・・・とりあえず日本人だった頃の人格が主となってるようだ。しかし、自分はダインだという認識もある。

 

 ふとまだ寝ている仲間達を見る。ペテル、ルクルット、そしてニニャ。

(ダインの思考や記憶にひっぱられているのかもしれないけど俺はこいつらが好きだ。このかけがえのない仲間達を殺させてたまるかよ!)

 

 とりあえず頭を冷やすためにもトイレに行くと高級宿ということもあり、鏡があった。

 (ヒゲもじゃのおっさんだな。イラストやアニメとは違ってリアルな人間の顔だけにむさ苦しさが倍増しとる・・・・・・どうせならペテルかルクルットが良かったな。イケメンになりたかった!)

 

 トイレを済ましベットに戻ると思わず独り言をつぶやく。

「ダインすげえな。何が凄いってナニが凄い!」

「えっ? 何が凄いんですかダイン?」

 ニニャがねぼけまなこで聞いてくる。

 (よりによってニニャに聞かれた! )

「ゆ、夢の話だよっ・・・・・・である!もうひと眠りするのである!」

 そう聞いたニニャは特に何も言わず寝てしまった。

 (ふう・・・・・・寝ぼけて反射的に聞いただけたいだな。にしてもニニャの声、アニメと一緒だ!)

 摩訶不思議だが、ダイン自身も今や摩訶不思議な存在なのでスルーすることに決める。

 ダインはとりあえずベッドに横になり、全滅エンドを回避する案をまとめることにした。

 

 




 次話をなるべく早く投稿できるよう頑張ります。

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