とある最強の正体不明(コードアンノウン)   作:まゆげ剃り機

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どうも、まゆげ剃り機です

2016年最初の投稿です

これで御使堕し篇終わりです


-追記

大幅修正させていただきました。甘めが少なくなってしまいました


第二十話

当麻と刀夜さんは浜辺で何かを話し合っている

 

そんな二人を俺と神裂が少し遠目から眺めていた。土御門はもしもの為の準備をしてくると言いどっかに行ってしまった

 

「…あの二人何を話し合っているのでしょうか?」

 

「……そうだな…俺は当事者じゃねぇから詳しい事は分からんけど、これを機会に自分達の胸中を全部吐き出してるんじゃないのか?」

 

「胸中ですか?」

 

神裂はキョトンした顔で聞き返してきた

 

「あん? ああ昨日刀夜さんと話た時にいろいろ聞いたんだよ」

 

「そうですか……そう言えばいつ刀夜さんと話たんですか?話す時間ってありましたか?」

 

「ん?それは昨日風呂場から逃げた時…あ!!」

 

言ってから失言と気付いたが遅かった

 

「……そうでした…朝いろいろとゴタゴタしていましたからうやむやなっていましたが……あの事についてキッチリ話を聞きたいんですが?」

 

おっふぅ…怒気で空間が歪曲してやがる

 

「おま!落ち着け!!あれは全面的に当麻が悪いんだよ」

 

「誰が悪いのか強いて言えば私の裸を見た人全員悪いです」

 

「まって!? マジで待って!!俺はラッキースケベ何か本当にしたくなかったんだ!!」

 

「たしかにあなたはそんな事をする不埒者ではないとは分かっています…しかし……見ましたよね」

 

「俺はなんて取り返しのつかない事をしてしまったんだぁ!!」

 

あんな淀んだ目で見られたら嫌でも罪を意識させられるわ!!

 

「まったく…ん?」

 

神裂が何か気付いたようで、俺もそちらを見ると

 

「…!?」

 

 

 

 

 

 

何故かミーシャが当麻達の側にいて、武器を構えていた

 

「クソが」

 

俺はすかさずミーシャの所へ跳んだ

 

「チェストォォォォ!!!!」

 

音速移動で勢いのついた俺の拳をミーシャに叩きつける

 

「っ」

 

ミーシャはいきなり意識の外側から音速の攻撃を食らったため、反応できず、またその攻撃が山河を砕く程の攻撃な為ミーシャはどデカイ水しぶきをあげながら海に沈んだ

 

「天使がなんぼのもんじゃい!!フォラ!!!」

 

「まてまてまて!!おま!?いきなり何やってんだよ!!ミーシャ絶対ミンチだよ!!!」

 

「ロシア成教に連絡をとりましたがミーシャ=クロイツェフという人はいませんでした。居たのは''サーシャ=クロイツェフ''という魔術師でした」

 

神裂がこちらにやって来て当麻に言う

 

「な!?…まさか…ミーシャが…天使なのか?」

 

神裂の情報に当麻は驚愕する。何せ今まで近くに本物の天使が居たのだから

 

「い…いったい何なんだこれは…」

 

今まで呆然としていた刀夜さんが正気に戻ったが、目の前に非現実に酷く狼狽していた

 

「だけど!!いくら天使でもいきなりあんな攻撃しちまったらヤバイだろ!!」

 

「そうか?じゃああれを見ても同じ事言えるか?」

 

俺が海のほうに指を指した

 

「ん?…は?…う…そだろ……」

 

指を指した方向には海面から突き出るように10メートル程の氷柱がありその上にミーシャは佇んでいた。

 

「天使様なめんじゃねぇぞってか?ククク」

 

「神の命無しに人を殺せないはずなのに、それすらも忘れましたか」

 

神裂が鋭い眼光を放ちながら忠告する

 

 

 

 

 

 

神裂の言葉を無視していたミーシャの雰囲気が変わった。

 

真紅に輝く眼光、刹那、夕暮れから宵闇へと切り替わる

 

「なるほど、自身の属性強化のための『夜』ですか。

水の象徴にして青を司り。月の守護者にして後方を加護する者。―――――その名は 『神の力』 」

 

『神の力』はL字のパールを天上へ振りかざす。蒼く輝く月を軸に光の輪が魔方陣を形成する。

 

「『一掃』・・・かつて、堕落した文明を一つ丸ごと焼き尽くした火矢の豪雨。天上へ戻るというたった一つの命のために、貴方はこの世界を滅ぼすつもりかっ!」

 

「......へぇ」(面白くなってきた)

 

「く!!!」

 

当麻は幻想殺しでなんとかしようと意気込むが、

 

「おい、当麻!お前は刀夜さん連れて逃げろ」

 

「な!!?おい!何でだよ!幻想殺しは魔術に有効なんだろ!!?」

 

俺の指示に当麻は納得いかないようで反抗してくる

 

「バカが....今まで戦闘の経験の無いお前がここに居てなんの役に立つってんだ、邪魔だから逃げろって言ってんだろ」

 

「!!?......死ぬなよ」

 

そう言い、当麻は刀夜さんを連れて走って行っていった

 

「ふふ、優しいのですね」

 

神裂は、少し微笑みながら近寄ってきた

 

「......あいつは大切な人の一人だからな」

 

俺は気恥ずかしくて少しぶっきらぼうになってしまった

 

「......大切な人ですか......」

 

神裂は俺の言葉を聴いて少し神妙な顔をした

 

「......神裂はインデックスと友達だな?」

 

「え?はい....一応ですけど」

 

神裂は俺の唐突の問いかけに戸惑ったが直ぐに答えてくれた

 

「俺にとってインデックスは大切な人だ。そのインデックスの友達なら、そいつはもう俺にとって、大切な人だ」

 

「え?....あ......」

 

神裂は少しうつむき、そして顔を上げて

 

「なら......かつて私の前であの子を救った時のように、今度は私の命を救ってもらえますか?」

 

その時の神裂はいつもの凛とした表情など無くどこか不安そうで歳相応の少女の表情だった

 

 

 

 

 

 

「ああ、当たり前だろ......お前ももう俺にとって、大切な人だからな」

 

 

 

 

 

「!!?............貴方にはいつもの救われますね....」ボソ

 

「あん?何か言ったか」

 

「いいえ」ニコッ

 

神裂はなぜか笑顔だった

 

「そろそろやるぞ!」

 

「はい!!」

 

俺達は拳と拳突き合わせた

 

「やりましょう!!''彩人''!!」

 

「ああ、俺達なら天使なんかにも負けねぇよ!!''火織''!!」

 

 

 

「それでは、『唯閃』の使用と共に、一つの名を」

 

『そうして、神裂火織は告げた。―――己の身と心と魂に自ら刻み付けた、もう一つの名を』

 

「Salvere000:救われぬ者に救いの手を」

 

 

 

 

「さぁて、不味いことになってきたぜぇ。悪いねぇカミやん、どうもこの事態を収拾するには、誰か一人を生贄にしなくちゃいけないみたいだぜぇ」

 

天上を見上げた後、土御門元春は闇へ歩みだす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

火織は『神の力』が生み出す水翼を際限無く一閃し、俺は殴り砕く。

『神の力』は『一掃』の完成を、火織と俺は『御使堕し』の解除を、両者は攻防の中ただそれを待つ。

 

「ハッ!!行くぜ!!!」

 

俺は音速で『神の力』に向かうが

 

「......」

 

『神の力』は水翼を尋常じゃない数で潰しに来た

 

俺は片っ端から砕くがあり得ない物量なので徐々に押され始め、そして

 

「グオッ!!?」

 

俺は石垣まで吹き飛ばされしまった。

 

「彩人!!くっ!!?」

 

火織が一瞬俺に気をひかれ相手の攻撃がかすってしまった

 

「大丈夫だ、火織、ハハ油断したぜ」

 

「しっかりしてください!!」

 

火織は水翼を切って切って切りまくるがこちらも徐々に押され始める

 

だが彩人はその隙に『神の力』に接近し、

 

「調子に乗んなやァァァ」ズガン!!!

 

彩人の豪腕が『神の力』に直撃し、海に着水した

 

「まだだぁ!!!」

 

彩人も第三宇宙速度で『神の力』を追い着水した。着水した場所はあまりの衝撃でまるで彩人を避けるかのように海面穴が空いていた

 

「ソラソラソラァァァァァァァ!!!!」

 

ラッシュラッシュひたすらラッシュ

 

『神の力』の小柄な体に容赦無く降り注ぐは一発一発が地殻変動を起こす程の威力の拳

 

「っ…カッ…ウグ…」

 

いくら天使とはいえ今は一介の魔術師でしかない人間の体を借りているためダメージが大きい

 

ダメージが大きいのは『神の力』だけでなく『神の力』の下にある地盤も言える事であった

 

パンチ一発繰り出す度に地盤沈下が起こっている

 

「ソラソラs!!?うお!!!!!」

 

しかし『神の力』も唯やられてるのではない

 

避けるように開いていた海面が膨大な氷柱になり彩人に襲い掛かってきた

 

「くっ!!…ハッ!!!.…ウォラ!!!」

 

避けたり迎撃したりして『神の力』から距離をとり浜辺に戻る

 

「……天使が宿ってるとは言え仮にも女性相手に問答無用で殴るとは…」

 

火織がジト目で睨んでくる

 

『神の力』は海からでかい水しぶきを上げて出てきた。

 

「ハハ...全然堪えてねぇわ 自身無くすわ~」

 

「仮にも相手は天使ですからね......本来なら、十字教の私には信仰の対象である天使に戦う事自体無謀なんですが......でも、不思議と貴方となら負ける気がしませんね....ハァッ!!!」

 

火織が七閃を放つ

 

「何それ?…それってプロポーズって事でファイナルアン......サァァァァァァ!!!!」

 

俺は石垣のブロックをひとつ掴み第三宇宙速度で飛ばす

 

「え!!?な、なにを言っているんですか!!?冗談は止めてください!!!」

 

火織は恥ずかしいのか顔を真っ赤にして怒る

 

『神の力』は水の龍を無数作り出してきた

 

龍はうねりながら俺達に襲い掛かってくる

 

「くっ!!舐めるな!!!」

 

七閃で龍を迎撃したり回避したりして、移動量が半端じゃない

 

「俺に魔術の類いは効かねぇぜ」

 

その点俺は元々魔術がほぼ効かないため特に回避行動をしない

 

「じゃあこっちから行く…ぜ…」

 

だが彩人に魔術が効かない事は『神の力』とて承知、故に今の攻撃は囮であった

 

本命は……

 

「おいおい……なんちゅうサイズやねん」

 

彩人の頭上に降ってくる30メートル程の氷塊である

 

しかもそれは魔術で一から作った物では無い。魔術を使ったのは水を凍らせた事とそれを上空に移動させた事だけである

 

巨大氷塊はそのまま彩人に直撃した。その際とてつもない轟音と砂埃がまう

 

「彩人!!!」

 

火織は普段の性格からは考えられない程狼狽えていた

 

次の瞬間、氷塊に亀裂がはしる

 

「え?…」

 

どんどん亀裂が大きくなっていき、そして

 

「らァァァァァァァ!!!!」

 

彩人の雄叫びと共に氷塊が飛び散った

 

「ハハハハハ!!今日は暑かったからな、この氷は助かったぜ!!天使様にもサービス精神があったんだな!!驚いたぜ」

 

「ふぅ…無事でしたか…」

 

「この程度で死ぬかよ」

 

が、そろそろ終わらしたいので空にある魔方陣を直接破壊しようか考え始めると

 

突然空に閃光がはしり着弾と共に『神の力』の術式によって変えられた『夜』が『夕暮れ』へと戻る。

 

『御使堕し(エンゼルフォール)』も解け、堕ちた天使は元の次元へと昇っていった。

 

「あ~ん?どうやら終わったようだな…...一件落着ってか?」

 

「そのようですね……」

 

「ハァ...…楽しかった」

 

「戦闘狂め…」

 

火織の呟きはしっかりと聞いてました

 

 

こうして御使堕し騒動は幕を閉じた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日俺と火織は当麻の見舞するために病院の廊下を歩いてる

 

火織に関しては散々当麻を巻き込んだんだから何もせず帰るなんて俺がさせねぇよ

 

「今回一番頑張ったのは、俺でも火織でも無かったな」

 

「そうですね、今回の件は本当に申し訳なく思っています」

 

「それは当麻に言えや」

 

(相変わらず当麻は無茶しやがる......どうでも良いが火織ってヒロインなのか?)

 

俺は作中のヒロインが誰なのか全くの知らないので、なんとな~く気になるな....ハーレムアニメらしいし

 

「なぁ、火織」

 

「はい、何ですか?」

 

「当麻の事どう思う?」

 

「上条当麻ですか?特殊な能力者だと思います」

 

あれ?もしかして火織ってヒロインじゃねぇのか?……でも格好が格好だから確実にメインキャラクターだと思うんだが……

 

 

「ん~、そうじゃなくて異性として好きかどうかね」

 

一瞬火織の動きが止まり、やがて起動

 

「ハァァァァァァァァァ!!!!!?」

 

「うわうるさ…病院では静かにしろ」

 

ビックリしちゃった

 

「あ、すみません............じゃなくてですね!何故そんな事思うんですか」

 

火織は静かに怒鳴ると言う器用な真似をしてきた

 

「いや......何となく?」

 

「ハァ……あのですね、昨日今日初めて会った男の人に普通惚れるわけありませんよ」

 

そんな事を言う彼女だが彩人と初めて会った日に彩人にトキメキまくってた事は忘れてはいけない

 

「ふ~ん…じゃあ好きな人はいるのか?」

 

「え?......そ、それは......私達は魔術師です。そんな人つくってる暇なんてありませんよ」

 

「へぇーそうなんだ......恋はした方が良いよ神裂君......」

 

俺が何となく呟くと

 

「何目線なんですか……そう言うあなたはしてないんですか?恋」

 

「俺は今火織に絶賛恋愛中」

 

「!!?んごほ…ごほ....ハァ....ハァな、なにを言っているんですか!!って言うかそれは本当ですか!!?」

 

「勿論冗談だ」

 

「あ?」

 

「え!?」

 

ほんのジョークのつもりで言ったのに何か火織がブチ切れてらっしゃるのですが

 

そうこうしてる内に病室のドアの前についた

 

「えっと…火織?」

 

「どうした?早く開けろ」

 

「本当にすみませんでした!!!」

 

 

 

 

ゴタゴタしたがやっと病室のドアを開けようとしたが、

 

中から楽しそうな刀夜さんと若い女性の声、そして当麻の声が聞こえてきた

 

「結婚してから、あなたを産んで。引っ越すまでずっと暮らしてきた部屋狭くて嫌だってあなたがこぼしてたあの部屋よ」

 

「そうか・・・」

 

新築の家がぶっ飛ばされたので、昔住んでいた古いマンションに戻ることを告げる両親。

 

そんな内容は物騒だが、雰囲気が穏やかな会話が聞こえてきた

 

親子ってのはこんな会話するのか......親子っていうのはこんなに穏やかに過ごせるものなのか......

 

俺の親は何で俺を恐がるんだ......

 

何で助けてくれなかったんだ......

 

何で愛情を注いでくれたんだ......

 

何で当麻が良くて俺は駄目なんだよ!!!ちくしょうが!!!!

 

そんな思考をしてた時、突然肩を掴まれた

 

「気分でも悪いのですか?」

 

火織だ

 

「!?....いや、すまん何でもねぇわ」

 

俺は誤魔化すが

 

「......強がるなら涙を拭いてから言ってください」

 

「!!?」ゴシゴシ

 

俺は急いで涙を拭った

 

「すまん....本当に何でもねぇから」

 

刀夜さんを見て本当の親を見てしまって、俺は当麻に嫉妬してしまった

 

そんな俺を見て火織は俺の手を握ってきた

 

「....!?」

 

「......何があったのか私は知りませんが、少なくとも私は貴方味方です。ですから......いつでも頼って良いんですよ」

 

そう言って、さらに手を強く握ってきた

 

「!!?......はは......ありがとな......やっぱお前は俺にとって大切な人だわ」

 

正直火織の言葉にとても救われた

 

「もう大丈夫そうですね、では入りましょう」

 

「ああ、そうだな」

 

 

 

 

 

前の環境は安全だったがとても悲しい生活だった

 

今は危険で死ぬかもしれないが、騒がしくて楽しい充実した生活を送れている

 

ここに来て良かったな......。

 

 

 




次からオリジナルの話を書いて行きます


ある程度書いたら原作に戻ります。


感想をくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!
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