東京武偵高校。そこは武力を行使する探偵、通称「武偵」を育成する特殊な学校。
強襲学科(アサルト)諜報学科(レザド)探偵学科(インケスタ)兵站学科(ロジ)通信学科(コネクト)衛生学科(メディカ)研究科(リサーチ)など学部が別れている。
〜4月下旬〜
「比企谷、ちょっと用があるんだが」
「俺はない、じゃーな」
「まーてって、お前本当に人間嫌いだな、武偵殺しの事についてだよ」
遠山金次。Eランク武偵。家系が正義の味方で彼も正義の道を志し、武偵高へと進学した。
「ヒステリアモード」(HSS)と呼ばれる特殊な能力を有しており、その能力は性的興奮で発動するという条件が難問な能力。強襲学科(アサルト)にいた時代もあったが、本人の希望で探偵学科(インケスタ)に移動した。尚、HSSを使い、入学直後の試験で他の生徒と教師全員を捕縛したという伝説を持つ(そのため1年時のランクはS)。
そして金次が話しかけている青年は比企谷八幡。元総武高校2年。現在は探偵学科(インケスタ)所属2年生。
何故彼が今こうして武偵高にいるかと言うと
時は1ヶ月前に遡る……。
〜総武高校職員室〜
「比企谷、今日君がここに呼ばれた意味を分かっているのかね?」
平塚静先生、国語の教師であり、生活指導部。
30代なのに割と美人な方だ。
「いえわかりません、何の事でしょう?」
「惚けるな、進路の事をこの間聞いたであろう?これは何だ?」
希望する職業:専業主夫
希望する職場:自宅
古人曰く、働いたら負けである。
労働とはリスクを払い、リターンを得る行為である。
畢竟、より少ないリスクで最大限のリターンを
得ることこそが労働の最大の目的であると言える。
小さい女の子、つまり幼女が「将来の夢はお嫁さん」と言い出すのは可愛さのせいではなく、寧ろ生物的な本能にのっとっているといえるだろう。よって、俺の「働かずに家庭に入る」という選択肢は妥当であり、かつまったくもって正当なものである。
従って、今回の職場見学においては
専業主夫にとっての職場である、自宅を希望する。
「いやだって働いて社畜になるくらいなら…って先生拳が出てます、怖いですよ」
平塚先生が拳を立ててボキボキと鳴らして此方を見ている。怖いからやめてください、先生。
「はぁ…お前は何でそんなに捻くれて違う方向の思考に走るんだ全く、まあいい、そんな事よりここの白い枠にお前の名前を書け」
「なんですか?悪徳商法ですか?それとも婚姻届ですか?」
そう言うと平塚先生から渡されたものは
2枚のプリントがあり、1枚が下にあり、それを覆い隠すように1枚プリントが重ねてある。あからさまに怪しんだけど…
「書けました、これがなんなんですか?」
ニコッと平塚先生が笑うととんでもない一言が飛んでくる。
「よし、これで転入決定だな」
「……は?」
何が起こったか状況が理解出来ない。
え?転校?天候じゃなくて?俺の心が雨模様じゃなくて?
「武偵高校を知っているか?」
「犯罪が増加するにつれ、警察の数が少数だからか知りませんけど、武装が許可され防弾制服を着て事件を解決する。そんな高校生を育成する学校ですよね」
「よく知っているじゃないか、そこの強襲学科(アサルト)の知り合いがいてね、君の話をしたら根性を叩き直すという事で転入させるという話題になったんだ」
え?俺の意見は?無視?まだ何が起こったかわからないんだけど。
「いやでも親が許すかわからないので」
「もう親御さんの了承は貰ってあるぞ、就職に有利などと話したら快く承諾された、ほれ、書類もある」
親父…母ちゃん…あんたら何してんの、子供の将来考えての事なの?それとも適当なの?え?俺見捨てられてるの?うぉぉぉぉい!
泣いちゃうまであるぞ!
「まあ君も承諾してくれたわけだし、3日後には君は武偵高生だ、私も挨拶しに行くぞ」
神様、なんでこんな事になってるの、俺に拒否権ないの?え?まじ?
「先生俺が行きたくないって言ったらどうなるんですか?正直俺は合ってないと思うんですけど」
「君が転入するのは強襲学科(アサルト)ではなく探偵学科(インケスタ)だよ、クラスは2年A組だな」
探偵学科か、悪くないな。俺インケスタ。ちょー響きいい。寧ろ陰険と間違えられるまであるからな。
「いやまず転入ってのが嫌なんです「半年だ」
平塚先生が話の途中で割って話す。
「半年で無理だったら総武高校に戻す、だから半年我慢して色々と学んでこい」
俺は何も言えなかった。全てを見透かされているようで。何も言えなかったのだ、
そしてここから俺の武偵高での生活が始まる。
八幡が武偵高に入ったらどうなるのか!?といことを思い経ったのでクロスオーバー書いてみました。
時系列とか確認しながらやらなければいけないから大変ですねw
何か気になる点などあったら指摘お願いします。
感想お待ちしてます!ではではー!