今日は朝から赤羽が殺せんせーを挑発している。やり方は教卓に本物のタコを置き、それをナイフで刺すという単純なものだ
「あ、ごめーん!殺せんせーと間違えて殺しちゃったぁ。捨てとくから持ってきてよ。」
これに殺せんせーは、触手をドリルにして、ミサイルとタコ、紙袋を持ち校庭に出た。
「見せてあげましょうカルマ君。このドリル触手の威力と、自衛隊から奪っておいたミサイルの火力を。」
そう言って殺せんせーは何かを高速でしだした。
次の瞬間、赤羽の口にはたこ焼きが入っていた。
「あっつ!!」
「その顔色では朝食を食べていないでしょう。マッハでたこ焼を作りました。これを食べれば健康優良児に近づけますね。先生はねカルマ君、手入れをするのです。錆びて鈍った暗殺者の刃を。今日一日本気で殺しに来るがいい。そのたびに先生は君を手入れする。放課後までに君の心と身体をピカピカに磨いてあげよう。」
一時間目・数学
赤羽は、殺せんせーの後ろ姿を狙うが触手で止められ、爪にネイルアートを入れられた。
四時間目・技術家庭科
鍋をぶちまけてナイフで暗殺をしようとするが、代わりにエプロンを着せられた。
五時間目・国語
殺せんせーが近くに来たとき袖からナイフを出すが、おでこを触手で指され髪の毛を整えられた。
放課後になり、崖で赤羽は少しイラついていた。そこに余裕な顔をして殺せんせーが行く。
「まだまだ殺しに来てもいいですよ?もっとピカピカに磨いてあげます。」
「……確認したいんだけど殺せんせーって先生だよね。」
「?はい。」
「先生ってさ、命をかけて生徒を守ってくれるひと?」
「もちろん、先生ですから。」
「そっか、良かった。なら殺せるよ。確実に。」
そう言って赤羽は崖から飛び降りた。確かに、その方法はいい手だ。助けに来れば、救出する間に撃たれて死ぬ。見殺しにすれば、先生として殺せんせーは死ぬ。
しかし、殺せんせーは下に先回りして蜘蛛の巣のようなものを造り上げ、赤羽はそこにくっついた。
「カルマ君。自らを使った計算ずくの暗殺お見事です。音速で助ければ君の肉体は耐えられない。かといってゆっくり助ければその間に撃たれる。そこで先生ちょっとネバネバしてみました。これでは撃てませんねぇ、ヌルフフフフフフ。……ああ、ちなみに見捨てるという選択肢は先生には無い。いつでも信じて飛び降りて下さい。」
殺せんせーは、赤羽も手入れをしてしまった。きっと最後の言葉で殺せんせーを信じられるようになったのだろう。そして、先生として殺せないともわかっただろう。今、殺せんせーの財布を持って帰ろうとはしているが、今後は大きな戦力になるだろう。
赤羽のことも、メモに加えながら、今後の暗殺を計画する。使えるのは、さっきの飛び降りとグレネードなどが暗殺には使えるだろう。烏間先生の授業で暗殺の幅が拡がることを願いながら、明日の準備のため今日は下校する。