世界を巡る者   作:アバルス

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みなさんどうもアバルスです。

更新速度をあげたせいか、書くことが特に無くなって来てます。高三で就職考えないといけないのがつらい

それからやっぱり結構カットしてます


エリエってある意味ヨミより凄くね?

『刹那、ヴェーダで天結宮(ソフィア)内のデータ調べてほしい』

 

『なんでだ?』

 

脳量子波を通じて行っていた作業を中断して返事をする

 

天結宮(ソフィア)が保管している幽幻種の発生記録。発生時期と発生位置が分かるリスト。出来れば一月単位で記録したもの一年ごとに、それを最近十年分。出来る?』

 

『すまないが今のヴェーダだと一週間後になるがいいか?』

 

『・・・なんでヴェーダなのにそんなに時間が掛かるのさ』

 

『色々な情報処理とか機体を作ってるのもあるが一番の要因はバレない様にしてるとしか』

 

『何か代案ない?』

 

『エリエならいけるかもな、一週間待てないなら聞いてみるのもありだ』

 

『そんなにエリエって凄いの?』

 

『いろんな意味で凄いぞ、電卓を作る大会で求められた性能の電卓を作る筈なのに花火を作り出す天災だ。』

 

『・・・訳が分からないんだけど。』

 

呆れてそれ以外の言葉が出てこないシェルティス

 

『その通りだ、使用できる材料は決められていた筈なのに花火を電卓に内蔵するとは。ましてや入れた数字によって花火の種類と色も変える高性能、使い捨てと数字を入れて決定を押した瞬間起爆、入力者が爆発に巻き込まれる事を除けば花火師泣かせの道具だ』

 

『なんで真面目に評価してるの』

 

『花火を別の物に変えたら何かと便利そうだから』

 

『えぇ・・・』

 

 

 

 

 

 

天結宮(ソフィア)のメインコンピューターハッキング?いいわよ、出来るかどうかは別として」

 

「えっ、いいんだ」

 

エリエの部屋、半分近くが機械に占領されてる部屋で会話する二人。

 

「シェルティスに助けて貰ったからね、あれに比べたら捕まるぐらい安いもんよ。」

 

「あの時って幽幻種から守った件?気にしなくていいよ」

 

その言葉を聞き、エリエは「はぁー」とため息をついく

 

「あのねシェルティス、私達の一般人からすれば幽幻種に出会ったら運が悪ければ人生終了案件なのよ?分かってる?」

 

「それに、家族でもないのにあんな化け物を前にして他人を(かば)う根性なんて実際にはなかなか出ないしそれが土壇場(どたんば)であればあるほどそうよ」

 

そしてエリエは左目をウィンクして最後に言った

 

「その替わり、お店の手伝い頑張って!」

 

 

 

 

 

 

『そんな訳でシェルティスはエリエ分の仕事をやっているのである。』

 

『誰に言ってるのそれ。』

 

『気にすんな。』

 

店の店長に頼まれた食材と消耗品を両手に持ち、会話をする二人。実際は一人で歩いてる状態だ

 

『にしてもエリエは本当に凄いな、方法を既に考えて準備中か』

 

『どうやって天結宮(ソフィア)のメインコンピューターに入るつもりなの?』

 

そう言う知識はないシェルティスだが、並みの人間では最初のセキュリティーをまともに突破できない事ぐらいは理解してる

 

『まずレンタル出来るコンピューターを片っ端から借りて天結宮(ソフィア)のメインコンピューターへ同時に一斉ハッキング。メインコンピューターがそれの処理により機能低下してる(すき)に偽装したコードでコンピューターへ潜入する。なかなか良い案だがヴェーダの機能で封じられるし逆探知されて捕まりますな』

 

『でもそうなるとデータ引き出せないよ?』

 

『安心しろ、ハッキングする時にはヴェーダに指示だしてそれはしないようにする。メインコンピューターである大母真数(だいぽしんすう)の制御は出来ないからそこはエリエの腕次第だな』

 

 

 

そしてシェルティスが住み込みで働くカフェテラス二羽の白鳥(アルビレオ)、第二居住区の大通りに面した喫茶店。

 

紅茶は並み程度、替わりにケーキや日替わりの軽食が人気の店。喫茶店とは一体(哲学)

 

普通では競争が激しいのか客が来ないのか分からないが、利益が出てるから気にしない

 

 

「料理長、戻りました」

 

チャリンチャリーンとドアのベルがシェルティスを向かい入れた

 

「あら、お帰りシェルティス。」

 

金色の長髪を頭の高い位置でまとめた女性がテーブルを拭きながら振り返った。なお、料理長と呼んでいるのは本人希望である

 

何故か原作ではあまり見た目が描写されてなかった記憶がある。でも美人だし、それなりに若い。何歳なのかは聞かない方が賢明だろう、最後辺りは実はメイメルの元千年獅だった記憶がある。

 

 

荷物を置き、その後仕事も終わり自分の部屋に戻ったシェルティス

 

『ねえ刹那、僕の記憶が正しければ買った食材の半分ぐらい猛毒を持っていた気がするんだけど・・・』

 

明日使う予定の食材の事を思い出したシェルティス

 

『今更か、大丈夫だろ。ああ見えても毒抜きや下処理はしっかりする人だ、それに人は欲があるからこそ毒も処理で抜いて食ってる訳だし。まあ毒味するはシェルティスだしな、所でそろそろいいか?』

 

『分かったよ、それじゃあおやすみ。』

 

『おやすみ。』

 

 

 

 

「さてと、シェルティスの体の事を考えると11時くらいで寝るか」

 

シェルティスと入れ替り、脳量子波でヴェーダへアクセス。機体の調整を行う

 

(今作ってる機体は装甲も色々と特殊と言うか、全部乗せな感じだからな。ダルいと言えばダルいが)

 

シェルティスが寝る事により脳に余裕が出来る、それによりいつもよりは効率が上がる

 

そして装甲を調整してる間に時間になった為に就寝した

 

 

 

 

 

翌日の昼ごろ、店の繁盛時間(ピーク)は過ぎて後片付けをしていると

 

 

「シェルティス、エリエが呼んでたわよ。確か頼まれたものが出来たって言ってたわね。」

 

 

 

 

 

「何これ」

 

そうしてエリエの部屋に入ったシェルティスは無意識にそう口にしていた

 

「シェルティスに頼まれた通りの情報を天結宮(ソフィア)内部にデータを紙に出力してたのよ。」

 

エリエの部屋はただでさえ機械で狭いと言うのに大量の紙でまともな場所もない。そしてエリエは自慢する為にパソコンから手を離してシェルティスを見る

 

「僕、初めてエリエを見直したよ。毎度毎度作る機械人形は暴走するわ、作ったロケットランチャーをゴキブリ相手に打っ放して店を半壊させるわ、修理した食器洗い機は超凶悪水圧で入れた皿を全部粉々にするわでいつもの作るのは凄いけ何かと失敗ばかりする迷惑な女の子だと思ったけど、エリエも成長しているんだね」

 

あったよな、機械人形ではいつも馬鹿げた出力の機械を作るわ。ロケットランチャーは何故か四連装型なのにトリガーを引けば同時に全弾発射するわ。

 

あれ?四連装型のロケットランチャーを受けて半壊ですんだ店は意外と丈夫なのか。

 

食器洗い機に至っては、何故そうなったのかを聞きたい。超凶悪水圧とか絶対に機械人形に使われる部品を使われたとしか思えない

 

「ふっふー、見直した?人は常に進化する物質(マテリアル)。わたしは過去の苦難と失敗を乗り越え、機械工学の規範となるべく常に全速前進し「ピー」うにゃ?」

 

そんな可愛い声を出して再度画面を見るエリエ、モニターの画面が黒一色に染まり、下から上へと白地の文字が滝のように流れていく。

 

数十秒それが続き最後にまたピーと言う音を最後に画面は真っ白になった

 

『初期化完了』

 

「うにゃゃゃーーー!!?あたしの苦労してとったデータが全滅!?」

 

画面の前で絶叫する少女、この子持ち帰って良いですか?(誰に言っているんだ・・・)

 

「・・・ふ、ふふ・・・開いたデータに対して一定時間内に定型(ていけい)コマンドを打ち込まないと端末ごと初期化とはね。まさか天結宮(ソフィア)の機密文書にこんな初歩的な罠が仕掛けられているなんて、裏の裏をかかれたわ・・・」

 

「僕としては、いつものエリエで安心したよ」

 

「気になる言い方ね・・・・・・ま、過ぎたことはしょうがない。取り合えず紙で出力しといて正解だったわ」

 

 

 

「で、これがこの紙のデータを集積させた紙よ」

 

そして色々とあってシェルティスが頼んだ情報をまとめた紙を渡される。そしてそれを見たシェルティスは

 

『刹那、これって・・・』

 

『お前の予想通りだった訳だ。これが偶然か、それとも幽幻種の策略か』

 

天結宮(ソフィア)を中心に居住区が円の様にありそれを囲むように幽幻種が確認された場所に点があった

 

 

 

「エリエ、もう一回天結宮(ソフィア)のメインコンピューターに入れる?」

 

 

 

 

 

 

それから一日たって星礼祭(せいれいさい)当日

 

 

『祭りでの飾りを手伝えば割引券が貰え、それも全部に対応して10回も使えるか。破格じゃないか?』

 

エリエとユトを連れながら祭り会場へ向かうシェルティスに言う

 

『でも同じ所での使用は出来ないし、最大3割引だから問題ないんじゃない?』

 

『そうか』

 

皇姫に捧げる三日の宝礼祭は第二居住区で行われる、広場には星と月を描いた旗、浮遊大陸に吹く風を象徴する風車と風鈴という儀式的な装飾。それよりやや庶民的な(おもむき)が強い大通りで、こちらは極色彩の風船やリボン、そして通りを埋め尽くす出店で賑わう

 

「ユト、この風船上げる。あとお駄賃も渡すから好きなの買ってきていいよ」

 

「わぁっ、エリ姉大好き!」

 

小銭と風船を持ってかユトが出店へと駆けていく

 

『刹那、天結宮(ソフィア)は動いてくれると思う?』

 

『そんなのシェルティス、お前が一番知ってるだろ。不確定な事に人員を使えないし今は星礼祭が重要だろうし』

 

『だよね・・・』

 

 

 

「あれ?おかしいわね」

 

「どうしたのエリエ?」

 

刹那との会話を中断する

 

「いやね、普通だったらもう祝砲の予定時間が過ぎているのに」

 

氷結鏡界の祈り。皇姫の期間が終わり、結界の統制権が巫女へ譲渡される。それと同時に天結宮(ソフィア)から祝砲が上げられて、星礼祭が正式に始まる。だが、

 

「うーん?私の時計も合ってるから時計が狂ったわけじゃないみたい」

 

祝砲がない、それはつまり氷結鏡界の統制権譲渡が終わってない事を意味する。本来であれば絶対にあり得ない事だ。結界の維持は浮遊大陸の存在関わる一大儀礼。時間管理は厳格に決められているはずだ

 

 

『シェルティス、まずい事になった』

 

『どう言う事?』

 

『ユトを連れ戻してくれ、いや、やっぱりいい。ユトは自力で戻ってくるだろう』

 

『何がまずい事になったの?』

 

『いいか落ち着いて聞け、取り乱すなよ。氷結鏡界が破られた。』

 

『えっ!?』

 

天結宮(ソフィア)内部では一級非常危機が皇姫直々(じきじき)に発令された』

 

『待ってくれ刹那!一級非常危機って!』

 

『ああ、浮遊大陸全体の壊滅危機だ。結界は修復したから増えることはない。ヴェーダを通じて理解したが問題は幽幻種の数だ。相手さん、十万とか完全に滅ぼしに来てんな(・・・・・・・・・・・・・・・)

 

 

 

 

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