いくら趣味と言えど待っている人達には申し訳ないです
三日後
シェルティスは未だベットに寝たきりで休んでいた。イリスと会話をして甲斐性なしと言われた直後
「おっはーシェルティス、お客さんだよー。」
とエリエがニコニコしながら部屋へと入り、白いワンピースと大きな帽子を被った女性が入ってきた
エリエが出ていき、シェルティスがどちら様?と言うと枕を投げつけられて彼女がユミィだと分かった
それから彼女に連れ出され、
「これは、僕の員章?」
「ああそうだ、それを取るのに苦労しただぞ?なんせ
「皇姫樣からも!?」
「昨日、この件に関して上層部と会議をしていると皇姫が入って来てな「彼が居なければ今のオービエ・クレアはありません。それに千年獅と同等の戦力と考えれば、彼を居住区に留まらせるのは余りにも惜しいです」皇姫がそう言って、三割を除いて黙った。二年間、居住区での生活で巫女や皇姫を除けばお前の魔笛は問題ないと証明したのが理由だろう」
「本当に凄かったわね~、皇姫樣がそう言ったら反対した大半が黙ったのよ。それに地位にだだ居座ってるだけの連中も渋々認めたわね。あっ、ちなみに私メイメル、よろしくねユミィの彼氏さん?」
片目をウィンクして挨拶するメイメル
「ちょ、ちょっとメイメル!何勝手にシェルティスを彼氏扱いしてるんですか!?」
メイメルに近づき抗議すらユミィ
「あら?あれ程彼の事を言っていたのに違うの?そうねぇ、顔も性格も良いから私の彼氏にしちゃおうかしら?」
「だ、だめです!メイメルなんかと絶対に認めません」
そんな失言を発してしまったユミィ、その言葉を聞き逃すメイメルではない。
それをネタにしてユミィに問い詰めるメイメル
「メイメル、程々にしとけよ?俺は
「そ、その、
二人との紹介を済ませて、十分くらいの会話をし、三年前の自分の剣を受けとり、そして
「あのねシェルティス」
ユミィが最上階をじっと指した
「私、ちゃんと巫女になれたんだよ」
ユミィの視線をなぞるようにに、シェルティスも天高く続く
「私も一番上で待ってるから。キミも早く来ること!分かった?」
それは単に最上階、という意味だけではない。オービエ・クレアを守る巫女、そしてその
「今度こそ、キミが私の
少しだけ照れくさそうに、でも嬉しそうにユミィは空を指す
「……そうだね」
強く頷く、魔笛を宿した自分にだって出来る事がある。だからやり直す、一番下からの再スタートだって構わない。
時間が掛かってもいい、いつか必ず
「必ず行くよ、今度こそ塔の一番高い所へ」
翌日
『おはようございますシェルティス、いい朝ですね』
「不思議だよね、僕まだ一睡もしてないのにもう朝だよ」
そんなやり取りをする二人
『天気予報だと、本日は快晴で風速は並み。まさしく洗濯日よりですね!』
「そうだね、絶好の洗濯日よりだね・・・」
『こんな日はピクニックにも良いですね、凪にサンドイッチを作って二人っきりでデートをしたいものです。所でシェルティス、どうして元気がないのですか?』
「どうしたもこうしたも、何故僕は一人で
見渡す限り薄墨色に染まった空に徐々に混じる茜色。鳥の声もまだ聞こえない
(ね、眠い)
そと共に刹那の声が頭に響く、シェルティス自身も眠気に負けないと同時に清掃を続けていた
朝4時、街灯は消え朝日が綺麗に見えてくる
『それは約8時間前にレオンとの訓練の時に、レオンが振った剣の風圧で木の葉が全部飛んでシェルティスが処理をしていますね』
あの時の風圧、機神と同等かそれ以上の力だった。片付けを始めた時には、あのバカ力め。と文句を言うシェルティス
「そしてそれを起こした本人は最上階に近い所でお休みか・・・」
(仕方ないだろ、レオンは最上位階級で巫女の護衛兼メンタルケアーだからな)
『レオンの巫女、
刹那がシステムを作り脳量子波を受信して会話が出来る様になっている
そんな愚痴を言いながらもようやく、掃除を終わらし古めかしい竹箒元の場所に戻して自分の部屋へ足を向ける
「シェルティス!鍛錬の時間だ!」
その直後にレオンの声が響いた、大剣を平然と片手で持ちシェルティスに向ける。その剣には一切の震えがなく静止してる
「ねえレオン、僕まだ一睡もしてないし9時から入隊式なんだけど・・・」
疲れが噴き出し肩を落とす
「甘いぞシェルティス、お前は二年もブランクがある。しかも一番下からだ、今はまだ大丈夫だろうがユミィも千年獅を着けるべきだと言う声が大きくなっている」
剣を下ろして、シェルティスを見つめる
「一刻も早く正護士になり、なおかつ幹部にならければならない。その為にも休む時間を無くしてでもお前を三年前の実力に戻す必要だ」
「レオン・・・」
「いいか、これは俺なりの気遣いだ。いくら千年獅の権力でも不可能であるし、俺にはお前にやれる事はこれしかない」
その言葉を聞き、シェルティスは驚いた
「そうだったんだ、ごめんレオン。てっきり鍛練の相手が欲しいだけかと思ってたよ」
シェルティスが見直そうとしたその時
『と言うのは建前で本当は単純に鍛練相手が欲しいだけですよね?』
「ああ無論だ、だが俺がそんなヘマをするはずが・・・あっ」
「やっぱりかっっーー!!」
( 知 っ て た )
「ともかく、お前以外に剣の鍛練でまともに相手になるヤツは居ないんだ。」
開き直り、シェルティスの服を掴み引きずっていく。
「やめろ、離せ!僕は部屋で休みたいんだ!」
と抗議するも、三年間差が大きくどう頑張ってもレオンに引きずられていった
「長い一日だった・・・」
自分が着ている黒のジャケットに多くの汚れがつきトボトボとした足で部屋に向かう
(睡眠をしないまま、レオンとの鍛練にその後入隊式、教官に目を付けられ砂漠を教官を背負ったまま踏破して先輩護士候補生に勝利して、何をやったけ?)
「後半なにやったのか思い出せない・・・」
自分のカードキーを使用して部屋に入る
「こんばんわ、シェルティスさん。失礼ながら部屋に入らせて貰いました」
綺麗なお辞儀、彼女とはイリスを受け取った時に知っているがシェルティスは何故自分の部屋に居るのかが分からなかった
「刹那に用があってここに来ました、刹那と変わってもらってよろしいですか?」
「分かりました。」
その言葉と同時に変わり、シェルティスは疲れているせいか俺に主導権を渡して意識を落とした
「サイラ、変わらず元気だね」
「はい、それはもちろんです。服は私が洗って置きます、シャワーを浴びて来てください」
微笑む彼女
サイラからしたら遥か昔のやり取り、俺からすれば数年前のやり取り。
申し訳ない気持ちを抑えて、シャワー室に足を伸ばした
「刹那・・・」
彼がシャワー室に入った後、つぶやく
「こんなやり取り、本当にすごく・・・」
涙が出てくる、刹那が本当に帰ってきた事。今すぐに彼に抱き付いていたい、だけどどうにか押し止める。
「洗濯しないとですね。」
脱いだ服を集めて、とある場所に持っていく。千年に及ぶ技術進化により洗濯の洗乾は一時間も有れば終る程になっている。この服は旧式
洗濯機に入れ、スイッチを押して部屋に戻る。刹那もとい、シェルティスが食事を取っていないのを知っているので冷蔵庫に入れていた料理を出す。
食堂はあるのだが、閉まっているし彼に食べてほしい。ずっと頑張って来たのだ
「刹那、なんて言ってくれますかね。」
どんな反応をしてくれるか考えるだけで、不案な気持ちが消える。最初に作った料理、サンドイッチなのだが甘いものを挟んだりボリュームのある具材なども用意した。
二人分ぐらいである。本当は刹那が好物のパスタなどを用意したかったが簡単に運べて冷えてもおいしいサンドイッチにした
「そういえば食事をしていない今日は」
シャワー室から脱衣場に入り、ふっと腹に来る違和感
「本当に護士の体は凄いよな、色んな意味で。」
シェルティスとの二重人格になってからは訓練も見てきて体の疲労も感じるために、シェルティスと同じ事が出来る。多少の差はあるが、シェルティスが反応出来れば俺も出来るレベルだ
部屋へ脱衣場から戻る
「本当にここは広いよな、最初に入った時は広すぎてビックリした記憶がある」
トイレと風呂場は別々に、壁に着いているモニターもある。モニターは主に連絡用だが
「刹那、食事を取っていないでしょうから私が用意しました」
「ありがとうサイラ、俺が研究していた時もこんな感じだったな」
「そうですね、刹那とヨミの料理を作ったり生活必需品を補給や掃除とかしてましたね。」
変わらずに微笑むサイラ、その笑顔に自分も釣られて
サイラが作ったサンドイッチを食べながら、会話をする
「それで刹那、何故私に黙っていたのかを聞きたいんですが?」
先ほどの笑顔とは別に、何か冷や汗を流してしまう笑顔になったサイラ
「シェルティスが眠ってるから言うけど、原作の流れを壊したくなかったからだよ。いくら錬護士でも、最上階に居る紗砂に頻繁に会ったらなんか起こりそうだし、サイラももしかしたら休憩中に会いに来てシェルティスが辿る流れを変えてしまないように考えた結果だよ」
実は今すぐにでっち上げた内容である。瞬時にこれを考え出せた自分を褒めたい
「・・・分かりました、そう言う事にしておきます。味はどうですか?それなりに頑張ってみたのですが」
「美味しいよ、トンカツサンドも冷たくても行けるしサラダも変わらない。変わらない美味しさもまた旨い」
「今度は別の料理を作って上げます。楽しみにして下さい」
笑顔で答える彼女のありがたさに、俺をそこまで思う事の嬉しさに微笑んでしまう。この後、十分辺り膝枕をしてもらった
「おはよう、イリス」
『おはようございますシェルティス。』
翌日、元気に起床でき挨拶をする二人
(おはよう二人共、また新しい朝だ)
小学校の頃、朝のラジオ体操でよく聞いた言葉を思い出す
移動し、十字路を曲がりある程度歩いた先にそれなりの数の護士候補生達が昨日入隊したばかりの候補生に対して勧誘をしていた
(小隊の勧誘か、今の
「・・・どうする?」
『空いている人を探すしかないですね、小隊と定義させるのは三人以上ですし、言ってはなんですが落ちこぼれの人と組んでシェルティス一人でごり押しがある意味最適もしれません』
周りの勧誘を見ながら進んでいると
「やっほーシェルティス!」
「シェル兄ぃーおっはよー!」
変わらんのでカット
エリエ&ユト「「えっ?」」
訓練を終えて、教官から二人一組の模擬集団戦闘をすることになり昨日道を教えてくれた桜色で長髪の女性、彼女と組む事になった
モニカ・イスぺラント、彼女の事は知っている。彼女は元巫女見習いで、まだ入隊してたシェルティスが夜中に練習しそれに見とれていた巫女見習いで最終試験まで行ったものの落ちてシェルティスに憧れて護士なった
見た目は陽を浴びて輝く髪をうなじで一つに結んで、青みがかった灰色の双眸。確か原作だとシェルティスをユミィと取り合ってたな、お前ら早く結婚しろ(シェルティス本人は無自覚&今はまだ惚れてない)
そして二人一組の模擬戦は、正護士との戦闘。モニカは彼らの相手に悲観的だがシェルティスは「彼らを超えなきゃいけない」と言う事でモニカを戦意を出して模擬戦エリアに入る、壁は透明のガラスで球体のような天上。
中は荒野を連想させるゴツゴツとした地面と多少の一人の身を隠せる岩がある程度
そして相手は、人形使いのアリーシャ、双銃使いのジン
イーシャは十四才ぐらいで小柄で金髪のツインテール。
ジン、体格はよく長身長で眼が鋭いく、
さて俺は見守るか、手伝おうか。どうせ暇だし情報分析するか