2 / 3
超短いとだけ
ラウラ・ボーディッヒの場合
「やぁ嫁、今朝も中々に良き朝日だ。こんな日は2人で過ごすに限ると思わないか? ……ふふっ、そうか。嫁も私と同じ考えで嬉しいよ、やはり私達は結ばれるべき運命。なるべくしてなったのだろうな……」
少女は笑む。その銀の髪を朝日に光らせ、ベッドにて横たわる愛しき人への愛を囁きながら。
その眼は彼しか写しておらず、その耳は彼の声しか捉えていない
その口は彼を語るためにしか使われることはなく、その手足は彼に触れること以外で使われることはない。
少女ーーラウラ・ボーディッヒーーーは触れる。愛しき彼の手に。指を絡ませ、手を繋ぎ、しな垂れかかり、啄むように目覚めのキスをする。
「……嫁よ、緊張しているのか? もうこれまでに何度も行ったじゃないか、いい加減に慣れたらどうだ? ふふっ。とはいえ、そんな初々しい嫁は、とても愛いものだがな」
そのまま彼の手を取り、今日は何処へ行こうかなどと語らいながら服を着替えさせる。これも新妻の勤めだなどと嬉しそうにする少女の笑顔は、しかし長くは続かなかった。
これをヤンデレと見るか悲しい出来事と見るかは受け取り手次第