メリークリスマス!!
テスト終わったー!!!!
クリスマスに原作キャラゼロの話がふたたび始まるぜ。そしてクリスマスって感じがしないぜ。
やっぱり短いですがどうぞ!(*・ω・)つ
10初クエスト
朝の八時になり、俺は改めて武器屋に向かい、買える中で最も高いレザーコートを買った。
一番高い値段のコートには所持金が足りず、初期装備よりも少しだけ高い防御率のコートに変えた。
剣道を少しだけしていたためか、盾を持つと寧ろ邪魔になる気がするために盾は買わなかった。
ちなみに剣は買わなかった。なぜなら、攻略本によるとこれから受けるクエストの成功報酬が性能の良い片手剣らしいのだ。
そうして装備を整えてから村の奥にある一件の民家に入る。どうやら現在は誰もここにいないらしく直ぐに入ることができた。
すると台所で鍋をかき回していた、いかにも《村のおかみさん》といった感じのNPCが振り向き、俺を見て言った。
「おはよう、旅の剣士さん。お疲れでしょう、食事を差し上げたいけれど、今は何もないの。出せるのは、一杯のお水くらいのもの」
「お構いなく」
とっさに礼儀正しく言い返し、内心でしまったぁぁ!と叫ぶ。攻略本にはここで「お構いなく」と言うと本当に出てこないと書いてあった。
礼儀正しくしないと駄目だがここでは悪手だったようだ。
何も出ることもなく気まずい状態のままに時が過ぎる。すると、隣の部屋に続くドアの向こうから、こんこん、と子供が咳き込む声が聞こえてきた。おかみさんが哀しそうに肩を落とす。
更に数秒しておかみさんの頭上に、金色のクエスチョンマークが点灯した。攻略本に載っていたクエスト発生の証だろう。俺は焦らずに声を出す。
「何かお困りですか?」
いくつかあるらしい、NPCクエスト受諾フレーズの一つらしい(他にも「どうかしましたか?」などが載っていた)。
言葉に反応したのか、ゆっくりと振り向くおかみさんの頭上で、《?》マークがピコピコと点滅する。
「旅の剣士さん、実は私の娘が……」
おかみさんが身振り手振り交えて話すのを聞いて俺は感情的になった。特に話の間にときおり聞こえてくる娘さんの咳き込む声が聞こえたら目の前のおかみさんをNPCと思えず、娘のことを本気で心配している母親に思えたからだ。
おかみさんの言葉が終わり、視界の左に表示されたクエストログのタスクが更新された。
俺は立ち上がり、
「絶対に持ってきます!」
と告げて民家から飛び出した。
午前中だからだろうか、森の深いところであってもしっかりとした光が周りまでを明るく照らしている。もしも夜ならば、不気味に感じただろう森の中でも明るいためか不気味に感じることはない。
ソロなら必要そうな《隠蔽》スキルは明るいから無意味じゃないか?と感じてしまいそうにもなる。
頭の片隅でそんなことを考えながら森の奥に歩いていた俺の視界に、小さくカラー・カーソルが表示された。
索敵スキルによって反応距離が増加し、姿は視界の中にはない。だが、微妙に濃い赤。嫌な予感しか、蜂の予感しかしない。モンスターの名前が《パライズ・ビー》だからこそ森の最初に出会った蜂と同種類にしか思えないのだ。
蜂に縁はいらない。だが、ホルンカの村に着くまでに合計三回は戦い、動きに慣れたのだ。このまま狩ってやろう。
おかみさんとその娘さんには悪いが胚珠を落とす《リトルネペント》(ん?リトルペネント?どっちだ?)は後にさせてもらおう。
そして俺は微妙に縁のある、蜂の方向に足を向けた。
クエストの内容は略す。文字数稼ぎにしかならないからね。
本を持っている人のためにも少し変えてあります。(水を貰わなかったり、基本蜂と遭遇したり)
蜂こと、パライズ・ビーの名前はオリジナルです。蜂は出るらしいけど蜂の名前は出てないので。
次回から本格的に森の秘薬です!
クリスマスプレゼントで連続投稿します!8時半に。
………待ってた人もきっといるよね?