やっぱり短いですけどどうぞ(*・ω・)つ
Said??
死ぬ人は見たくなかった。最初はリアルな姿に変わっているからモンスターに襲われてる光景に固まってしまっていた。流石に彼の手元にあったスモールソードが壊れた時には固まっていられなかった。槍突進系ソードスキル《ソニック・チャージ》、片手直剣用ソードスキル《ソニック・リープ》の槍版である。出は早く、そして結構な移動距離もある。私はそのまま剣士にとどめを刺そうとするネペントに突っ込んだ。
Saidライト
目の前に迫っていたネペントのツルがいきなりぶれ、俺のHPを削らずに頭の上を掠めていった。そのまま硬直し、ポリゴンが爆散した。
「……ボーッとしてないで早く来なさい!」
呆けていた俺にキラキラと輝くポリゴン片のなかで立つ槍を持った誰か(逆光になって見えないが声的に女性だろう)が怒鳴り、俺は急いで走る。もしも彼女が来なかったら俺は確実に死んでいただろう。
そのまま俺は槍使いに先導されるままに森を抜けてホルンカの村まで走り抜けた。
「ここまで来れば多分大丈夫よ」
目の前の助けてくれた槍使いは完全に女性だった。
俺はこの世界で珍しい女性プレイヤーに助けられたらしい。
Saidリサ
現在私の心臓は、脈拍は凄いことになっているのではないでせうか?
緊張や恐怖、それと安心で感情がごちゃ混ぜになっている。目の前で人が死ななくて良かった。そして私が死ななくて本当に良かった。
「助けてくれてありがとう。俺はライト、よろしく」
お礼と同時に右手を出して自己紹介。彼はリア充だろうか?トップカーストの人間ですか?
「……そう、私はリサ。よろしく」
ちなみにLではなくRだ。歌は歌えない。それとトップカーストと握手なんて緊張するよね。顔に出さないようにするのは疲れるな。
Saidライト
新たなフレンドで命の恩人である槍使いの彼女の名前は《Risa》らしい。リアルネームは流石に聞くことはできないだろう、もし聞いたらナンパになってしまう。
「ライト君ね。これからは無茶をしないようにしなさい。また助けてあげられる保証はないから」
「……あのー、もし良かったら少しここでレクチャーしてもらえませんか?」
この提案はとても図々しいものだ。断られてもおかしくない、というよりも断られるだろう。でも早く強くなるためにはここで教わることが生き残ることの最短ルートになるはず。恐らくだが彼女はベータテスターだ。こんなところに初心者一人で来る馬鹿なんて俺以外にはいないだろうし。だから本気で頼む。
調子に乗っていたからこそ、彼女がいなければ死んでいた。
「……どうして?」
「俺は初心者です。ここに辿り着けたのも運が良かったから。責めてレベルがそこそこ上がるまで教えてくれませんか」
リサは少しの間、考えてから
「少しなら」
と答えてくれた。結構言葉が少ない人だけど、どうやらいい人みたいだ。リサさんといいクラインといい、人との遭遇運は結構いいのかもしれない。
「これから少しだけでもよろしく」
「……こちらこそ」
手を差し出すと彼女はぎこちない笑みを浮かべながら握手に応じてくれた。この人に教わって早く迷惑をかけないようにしよう。
ライトは手を握りながら決心した。
「……手、そろそろ放して?」
「……すいません」
内心では結構ふざけているがパッと見はふざけていないオリキャラ、リサさんです。最後が締まらないしギャグに走れる女の子です。高校一年生の。
《ソニック・チャージ》ですがホロウ・フラグメントの槍のソードスキルです。作者のオリジナルではありません。内容は別として(笑)
直ぐに次話を投稿する予定です。そっちはお兄ちゃん死んじゃったルートです。お楽しみに?