助けが欲しい。(。´Д⊂)
それはさておき、いつも通りに短いですがどうぞ
(*´・∀・)つ
ライトと再会したのは会議の途中だ。キバ……なんとか、ことモヤットボールの言葉の途中で見つけたのだ。そして話を続けていたのだが、彼が考え始めたのでキバオウの言葉に対する返答を考える。
何故βテスターにそこまでこだわるのだ?
「あいつらが見捨てへんかったら、死なずに済んだ二千人や!」
最初の死者は自殺で、他の人も同じ様に城の外に飛び降りた。恐らく百人近くがここだろう。
つまり、死んだ二千人のうち、約百人は見捨てたも何もない。
「しかもただの二千ちゃうで、ほとんど全部が、他のMMOじゃトップ張ってたベテランやぞ!」
だからそのうちの百人近くが自殺ですって。それにベテランってプライド高いから教わらないよね?見捨てた訳ではなく教わるのを断った可能性も……。
「アホテスター連中が、ちゃんと情報やらアイテムやら金やら分け合うとったら、今頃ここにはこの十倍の人数が……」
ダウト!分けて死なずに済んだとしても、その二千人がここまで来れるかどうかはあやしい。それにこのサボテン野郎はアイテムや、金でも分けたのだろうか。
分けていたらこの場にいない。それが私の結論だ。
「ちゃう、」
あ、否定した。
「今頃は二層やら三層まで突破できとったに違いないんや!!」
そっちの否定ですか、そうですか。
「……くだらない」
「え?」
どうやら私の心の声が口からこぼれていたようだ。聞かれていたのがライトだけでよかったと考えよう。
Sideライト
「……くだらない」
「え?」
隣にいたリサから驚きの言葉が聞こえた。
キバオウの言葉は確かに違和感があるが、下らないというほど酷いものではない、と思う。ある意味では助けて欲しかったのに助けてもらえなかった人もいるだろうから。
俺はたまたま助けてもらえた。しかし、助けてもらえなかった人もいる。
だから下らないという言葉は流石に酷い。
キバオウとエギルが話し合っているがこちらの方が気になる。
「どういうこと?」
「…キバなんとかは自分はしないことを他の人に求めてる」
キバなんとか……。名前覚えてないんだ。今もエギルさんと話してるのに。
「ベータテスターじゃなくても初心者に援助はできる。でもそれは義務じゃなくてボランティア」
「ボランティア……」
「そう。確かにテスターは助ける義務がある。でもなにもしてない人間はそれを言うべきじゃない」
俺はもしかして知らないうちに何か彼女の逆鱗に触っていたのだろうか。
「それに、テスターも必死なの。ベータとの違いが有れば、気付かなければ死ぬかもしれない」
俺はいつのまにか聞き役になっていた。周りの人に聞こえてなのが良かったことだろう、多分。
「そんなときに周りの人の命に気を配れるほど私たちにも余裕はない」
死にたくないから。
そんな言葉が聞こえた気がした。
それは軽い言葉ではなく、何かを背負っているような、そんな感じの言葉だった。
彼女にも色々と覚悟や考えがあるんだろう。
ふと視線を噴水の方に戻すと、
「――白黒つけさしてもらうで」
そんな言葉をいった後にキバオウが集団の前列まで引っ込んだところだった。