兄アート・オンライン凍結   作:ピリの唄

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お兄ちゃんのイノシシ狩りじゃー!
この前はクラインのイノシシ狩りじゃー!
そのうち作者もイノシシ狩りじゃー!
後、お気に入り20もありがとー!


やっぱり短いですがどうぞ(*・ω・)つ


07初戦闘

「少しタメてからスキルを立ち上げてズパーン!ねぇ」

 

スキル詳細欄に載っている初期から使えるソードスキルを確認しながら呟く。

カズではなくキリトが言っていたらしい言葉を参考に片手剣単発《スラント》の動きをイメージする。多分何かしらのアシストがあるのだろう。そして単発だからか、先程のクラインのソードスキルと似ている。簡単に言えば振りかぶって斬るだけだからだろう。

 

 

「ライト、おめぇ本当に行けるか?一匹湧いたけどよ」

「行ってみる」

「いいか、絶対に無茶だけはするんじゃねぇぞ?」

「大丈夫」

 

念を押してきたクラインに言葉を返してからイノシシを見る。

簡素な、しかしこれから命を預ける直剣を抜き放ち、《スラント》を発動させる。

クラインの時と違い、狙われているのに気づいたのか、イノシシは俺を睨むと、右の前足で激しく地面を掻いた。どんなパターンが有るかわからなくても、今からくるのがどんな攻撃かはわかる。

 

突進攻撃のモーションだろう。スキルを止める突進され、大ダメージを喰らってしまう。焦りと緊張と、冷静さの入り交じった矛盾した気持ちで技を放った。

 

初めてでも上手くはまったようで刀身が仄かな水色に発光し、鋭い効果音と共に仮想体(アバター)が半ば勝手に動く。システムに後押しされて俺が真っ向から放った斬撃は、突進に入りかけていたイノシシのたてがみ部分に強烈な手応えと共に命中し、全長一メートル以上の野獣を後方に大きく弾き飛ばした。

 

ぷぎーと哀れな悲鳴をあげながら跳ね飛んでいくイノシシを見ながら俺は先程のソードスキルの手応えを思い出していた。

 

「おい、ライトよぉ。おめえ本当に初めてなんだよな?」

「ああ、そうだけど?」

「ぜんぜんそんな風には見えねえんだけどなあ」

 

適当に返事を返し、何か言っているクラインを気にせず未だに倒しきれていないイノシシを警戒する。確実に突進モーションを取っている。今から《スラント》を放っても当たる前に俺が吹っ飛ばされるだろう。

突進してきたイノシシをしっかりと見てから横に跳んで避ける。剣道では出来ない動きだが、これは試合ではなく命を賭けた戦いだ。多少のトリッキーな動きは許してもらおう。

 

「はあっ!」

 

先程のソードスキルのときには上げなかった気合いを上げて再び《スラント》を放つ。水色を纏った刀身はそのままイノシシを再び弾き飛ばした。

 

ギイイィィィィッ!というクラインの時とは違う悲鳴を上げながら地面をバウンドし、空中で不自然に停止する。

 

バシャアッ!と激しいサウンドおよびライトエフェクト。イノシシは青い光の中、幾千ものポリゴン片になって爆散した。

目の前に現れる加算された経験値、ドロップした素材アイテム名の表示。漂うエフェクト光に自分の剣で敵を粉砕する爽快感。そして後ろで唖然とした顔で俺を見ているクライン。

 

俺はソードスキルの手応えとこの世界の戦いかたをしっかりと心に刻んだ。

 

これが俺の初めてのソードスキルと戦闘で、初めての勝利だった。




ボツその1
クライン「いいか、絶対に無茶するんじゃねぇぞ?」

ライト「大丈夫だ、問題ない」

クライン「なあ、それ死亡フラグじゃね?」

ライト「しまったぁぁ!」


ボツその2
クライン( ; ゜Д゜)

ライト「クラインどうした?」



遂にお兄ちゃんも戦闘!これからはソードスキル交えて戦えるようになったね♪

でもはじまりの街のすぐ外なだけなんだよなー。


それとアンケートくださった
神皇 龍魔さん、こまー2さん、外川さん本当にありがとうございます!
勝手に名前を使わして頂きましたがこの場でお礼を言わせてもらいます。
本当に本当にありがとうございました!
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