東方怪物録 〜4匹のモンスターが討伐されて転生した先は幻想郷〜【完結】   作:ブラキDIOス(超絶スランプ)

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レギオス「なぁ…『簒奪者』って何て読むんだ?」

『さんだつしゃ』と読みます。『簒奪』とは『帝位を奪い取る事』という意味だそうです。

レギオス「なるほど…」

では、どうぞ!!!


#33〜転生した簒奪者達 一 〜

前回のあらすじ・・・転生者「これからよろしく」ゴア「はい!」

 

〜人間の里〜

 

ここは人間の里。普段は穏やかだが…

 

???「行け!お前達!」

 

ジャギィ1「ギャアァ!!」タッタッタッ…

 

ジャギィ2「ギャアァ!!」タッタッタッ…

 

今日は朝から騒がしかった。

 

ジャギィ1「ギャ」ヒョイッ

 

肉屋「またお前か!!売り物の肉は返せ!!代わりにこっちやるから」

 

肉屋が持っていたのは、鳥のササミであった。

 

ジャギィ1「」コクコク

 

肉屋「よし。ほら、持って行け」

 

ジャギィ1「」ヒョイッ

 

ジャギィ1「ギャアァギャアァ!!」タッタッタッ…

 

肉屋「…最近出てくる様になったが…あいつら一体なんなんだ?」

 

〜その頃〜

 

ジャギィ2「ギャアギャア!」

 

八百屋「また来たな。今日はこれをあげるよ」

 

八百屋(昨日の売れ残った人参と大根だけど…大丈夫だろ)

 

ジャギィ2「」ヒョイッ

 

ジャギィ2「ギャアギャア!!」タッタッタッ…

 

〜人間の里に一番近い山〜

 

ジャギィ1「ギャアギャア」

 

ジャギィ2「ギャアァ」

 

???「…朝はこれだけか……昼はどうするかな…」

 

ジャギィ1「…………」

 

ジャギィ2「…………」

 

???「川に行って魚でも取るか…」

 

???「ハァ……なんで俺がこんな目に…チクショウ…みみっちいなぁ…」

 

 

〜博麗神社〜

 

霊夢「ちょっとゴア?」

 

ゴア「なんですか?」

 

彼は『黒蝕竜 ゴア・マガラ』。転生者である。彼の生態のお陰で妖怪の山が地獄になる所だったが…詳しくは#32〜黒蝕竜は転生者〜を読んでね!

住むところが無いのでこの神社に居候している。

 

霊夢「話があるわ。ちょっとこっちに来て」スタスタ…

 

ゴア「話?…分かりました」スタスタ…

 

ゴア(まさか出て行けなんて言われるんじゃ……)

 

彼は少し思い込みが激しいようだ。

 

ゴア(あわわわわわわ……)

 

霊夢「そこに座って」

 

ゴア「はい…」

 

霊夢「あなた…幼体って言ったわよね」

 

ゴア「はい…それが何か?」

 

霊夢「成体になったらどうなるの?」

 

ゴア「人間が言うには神々しい姿だとか…」

 

霊夢「ふーん…」ジロジロ

 

ゴア「な…なんでしょうか…」

 

霊夢「別にー」(成体になるまでこの神社に住まわせて、脱皮したら神様として祀って…そうすれば参拝者が増えてお賽銭も…)

 

霊夢「うへへへへへへへへ…」ニヤニヤ

 

さすが霊夢。金には貪欲である。

 

ゴア(何だろう…物凄く嫌な予感がする!!)冷や汗ダラダラ

 

頑張れゴア。

 

 

〜その頃、紅魔館〜

 

美鈴「…暇ですね〜また寝よっかな…」

 

こいつを何故門番にしたのか。それが一番の謎である。と、その時。

 

ガサガサ…

 

美鈴「…?」

 

ガサガサ…

 

美鈴「誰かいるんですか?」

 

バッ!

 

バギィ1「ギャオッ!」

 

バギィ2「ギャギャオッ!」

 

美鈴「うわぁっ!?な…なんですか!?」

 

飛び出して来たのは『バギィ』。寒冷地に住む肉食竜である。

 

バギィ1「ギャオッ!ギャオッ!」

 

美鈴「あれ…攻撃してこないんですか?」

 

その二体からは何故か殺意を感じなかった。

 

バギィ2「ギャオウ…」

 

美鈴「ギャオウって言われても…」

 

バギィ1「」クイックイッ

 

美鈴「…もしかして、着いて来いって言ってるんですか?」

 

バギィ2「」コクコク

 

美鈴「知能は高いんですね…分かりました。こっちですね…」スタスタ…

 

バギィ1「」タッタッタッ…

 

バギィ2「」タッタッタッ…

 

〜紅魔館近くの森〜

 

バギィ1「ギャオウッ!」

 

バギィ2「ギャギャオッ!」

 

美鈴「ここですか?」スタスタ…

 

バギィ1「」コクコク

 

美鈴(とは言っても…誰かいるのでしょうか…ん?あれは…人!?)

 

彼女が見たのは森の中で倒れた一人の男性であった。

 

???「うう……」

 

美鈴「大丈夫ですか!?」タッタッタッ…

 

???「うーん……だ、誰ですか…?」

 

美鈴「私の事は後です。何があったんですか?」

 

???「そ…それが…『グゥ〜〜〜〜〜〜〜……』あ…」

 

美鈴「…………」

 

バギィ1「……『グゥ〜〜〜』…ギャオ」

 

バギィ2「……『グゥ〜〜〜』…ギャウ」

 

美鈴「えっと…お腹が減ってるんですか?」

 

???「ええ…恥ずかしながら、五日ほど何も食べてなくて…」

 

美鈴「じゃあ、紅魔館に来ますか?」

 

???「紅魔…館?」

 

美鈴「取り敢えずご飯は用意できますけど…『行きます!!』わ、分かりました」

 

美鈴「えっと…何て呼べば…」

 

???「『バギ』でいいです」

 

美鈴「分かりました。歩けますか?」

 

バギ「力が入らないです…」

 

バギィ1「ギャウウ…」

 

バギィ2「ギャオウ…」

 

心配しているのだろうか。悲しむような声を出している。

 

美鈴「じゃあ、ちょっと揺れるかもしれませんが担いで行きます」

 

バギ「え?」

 

美鈴「よいしょ…っと」ヒョイッ

 

バギ(えええぇぇぇぇぇぇぇ!?よいしょで済むの!?そんなに俺は軽いの!?ちょっとショックだ…)

 

バギィ1「ギャオッ」

 

美鈴「あ、その子達は…」

 

バギ「あなたに着いて来ますからご心配なく」

 

美鈴「そうですか。じゃあ行きますよ!」タッタッタッ…

 

バギィ1「」タッタッタッ…

 

バギィ2「」タッタッタッ…

 

バギ(悪くは無いけど……なんだかなぁ…)

 

 

〜紅魔館の食堂〜

 

バギィ1「」ムシャムシャ

 

バギィ2「」ガツガツ

 

バギ「」カチャカチャモグモグ

 

バギ「こんなに美味しい物は初めてだ…死んで良かった…」モグモグ

 

咲夜(良くないと思うのだけど…)

 

レミリア「マナーは知っているようね…」

 

バギ「この世界に来てすぐに人間の本を読みましたから多少は…」

 

レウス「君はどこに住んでいたんだ?」

 

バギ「『凍土』です。中々厳しい所でした…」

 

レウス「…そうか」

 

フラン「おかわりあるよー!」

 

バギィ1「ギャオッギャオッ♪」

 

バギィ2「ギャオウッ♪」

 

フラン「あなたはこっち、あなたはそっちだよ」

 

バギィ1「ギャウッ♪」ムシャムシャ

 

バギィ2「ギャオウッ♪」ガツガツ

 

フラン「えへへへ♪」

 

レウス「だいぶ仲良くなったようだな」

 

バギ「滅多に懐く事は無いんですけど…不思議ですね」

 

レウス「ところで、君はどうしてこの世界に?」

 

バギ「それが…『恐暴竜』が現れまして…それで俺は捕食されたんです。それで気がついたらその二匹とここに…」

 

レウス「…すまない。辛い事を思い出させたようだ」

 

バギ「いえ、大丈夫です。俺達の種族は力が弱いんで…仕方が無かったんです」

 

レウス「…そうか」

 

レミリア「ところで、バギと言ったわよね?」

 

バギ「はい…何か?」

 

レミリア「ここに住まないかしら?」

 

レウ咲((また始まった…))

 

お嬢様の勝手な思いつきである。まぁ最も、この館の所有者である為、勝手も何も無いのだが。

 

バギ「え…いいんですか?」

 

レミリア「もちろん。フランの遊び相手が増えるしね」チラッ

 

フラン「よしよし…」ナデナデ

 

バギィ1「ギャウウ…」トローン

 

フラン「あなたもよしよし…」ナデナデ

 

バギィ2「ギャオォォ…」トローン

 

バギ「えっと…じゃあ、お願いします」

 

レミリア「決まりね」

 

レウス「なぁ…空いてる部屋は無いんじゃないのか?」ヒソッ

 

咲夜「小屋でも建てるつもりかしら…」ヒソッ

 

レミリア「何か言った?」ギロッ

 

レウ咲「「何も」」

 

レミリア「使っていない部屋があるわ。咲夜、案内してあげて」

 

咲夜「ああ…あそこですね。かしこまりました」

 

レウス(使っていない部屋か…あそこはなんか色々ゴチャゴチャしていたような…咲夜なら時間を止められるから問題無いか…)

 

咲夜「こっちです」

 

バギ「あ、はい。今行きます」スタスタ…

 

バギィ1「ギャウッ」

 

バギ「あ、お前達はそこでゆっくりしていてくれ」

 

バギィ2「」コクコク

 

レウス(『ドスバギィ』か…変わった奴が来たものだ…)

 

 

〜使っていない部屋の前〜

 

咲夜「では、少々お待ちください」ガチャッ

 

バギ「あ、はい」

 

咲夜「どうぞ」

 

バギ(あれ…今中に入らなかったか?俺が疲れてるのか?)

 

咲夜「?」

 

バギ「あ、なんでもないです」ガチャッ

 

バギ「おお…綺麗な部屋だな…」

 

咲夜「気に入っていただけたようで何よりです」

 

バギ「うん、これからよろしく」

 

咲夜「よろしくお願いします」

 

バギ(……おかしいな…どこか遠くで俺と同じ気配が二つ…)

 

バギ(狗竜系の奴がいるのか…?)

 

〜 二 へ続く〜




ここでドス鳥竜登場です。一応、トライシリーズのドス鳥竜を出します。ランポスなどは…多分出します。

次回、#34〜転生した簒奪者達 二 〜

お楽しみに!!!

今日は殺されなかった…良かった…。
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