東方怪物録 〜4匹のモンスターが討伐されて転生した先は幻想郷〜【完結】 作:ブラキDIOス(超絶スランプ)
ルコラ「私の因縁の相手だ」
読者のみなさんはもうお分かりですよね!
ルコラ「では、どうぞ!!!」
前回のあらすじ・・・ゴグマ「…女の唇は柔らかいな」早苗「////////////」
あの宴会から二日後…。
〜白玉楼〜
バル「あ〜……暇」
妖夢「だったら庭の掃除でも…「めんどい」………」
バル「そんな恐い顔すんなよ…」
妖夢「全く…」
バル「…そう言えば、あの天狗を最近見かけないな」
妖夢「あの天狗?」
バル「ほら、あの…鴉天狗とか言ってたか?」
妖夢「ああ、新聞屋の事ですね。そう言えば、そうですね…まぁ気まぐれな方ですから」
バル「ふ〜ん…」
妖夢「でも、本当に見かけませんよね…あの人が作る新聞も最近は見ないですし」
バル「…嫌な予感しかしないんだが」
妖夢「気のせいじゃないですか?」
バル「…そうだと良いがな…」
〜妖怪の山 中腹〜
射命丸「」ガクガク
ミラ「我の後をつけていたのは、貴様か…?」バチィッ…
射命丸「ヒィッ!?」
ミラ「答えろ…」
射命丸「そ…そうです…」ガクガク
ミラ「…そうか…ならば…」バチバチバチ…
射命丸「!?」
ミラ「死ね…」バチバチバチ…
射命丸「う…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ビュンッ!!!
ミラ「!?………逃げたか」
ミラ「…おのれ…おのれ……おのれぇぇぇぇぇぇぇぇ……」バチバチバチバチバチ…
ピシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!!!!!!
今までの中で最大の雷を放つ。その形相は神々しい姿に反して悪魔のようであった。
〜白玉楼〜
バル「…………」
妖夢「フフフ…」
将棋!それは頭を使う遊び!!そしてバルは!
バル「参りました」チーン
やっぱり勝てない。
妖夢「…いくらなんでも弱過ぎるような…」
幽々子「ウフフフフフ……」
バル「…くそ……」
幽々子「これ位でへこたれてはいけないわよ」
バル「あーもう!!何で勝てないんだ!!!」
幽々子「落ち着きなさい。少し散歩でもしてきたらどうかしら?ストレス発散になるわよ」
バル「……じゃあ行ってくる」スッ
妖夢「じゃあ私も『ガシッ』シュワット!?」
幽々子「妖夢?私も将棋がしたいから付き合ってくれないかしら?」ニコニコ
妖夢「…はい」
バル「行ってくるぜ〜」
幽々子「行ってらっしゃ〜い♪」
妖夢「お気をつけて」
バル「あいよ」スタスタ…
〜しばらく歩いて人間の里〜
バル(急すぎる?今更何を)スタスタ…
バル「…一応、ナルガの刃翼で作ってもらった刀は持ってきたが…暇だしあの天狗でも探すかな…」
ロギィ「おいお前」(やっと登場できたぜ…)
フロギィ1・2「グオウ」
久々の登場で覚えていない、もしくはこんな奴いたっけ?となっている人は#34を読もう!
バル「…ん?何だ?」クルッ
フロギィ1・2「グオッ!?」ビクッ
ロギィ「!?獣竜種!?」ビクッ
鳥竜種と獣竜種では格が違う。それは遺伝子レベルでロギィに刻み込まれている。
バル「おい落ち着け…」
ロギィ「あ、ああ…すまねぇ…」
フロギィ1・2「グオ…」
バル「俺に何か用か?」
ロギィ「あ…いやその……教師をするつもりは無いか?」
バル「?」
ロギィ「俺はこの人間の里にある寺子屋の教師の家に居候をしてるんだが…それで何か役に立てる事は無いかと聞いたところ、教師をやってくれそうな人を探して欲しいと言われてな…」
バル「つまり、スカウトか?」
ロギィ「ああ。どうだ?」
バル「俺はちょっと無理だな…」
ロギィ「そうか…」
バル「うーん…そうだ、紅魔館に教師にピッタリの奴がいるぞ」
ロギィ「おお、そうか!じゃあ早速行ってみるぜ!ありがとな!行くぞお前ら!」タッタッタッ…
フロギィ1・2「グオオオウッ!!」タッタッタッ…
バル「いろんな奴がいるなぁ…あいつは鳥竜種か…」
〜妖怪の山 麓〜
バル「ここが妖怪の山か…」ザッザッザッ…
早速立ち入ろうとしたその時、空から声が。
???「おい貴様!!ここは人間は立ち入り禁止だぞ!」バサッ…
バル「…誰だお前」(中々可愛いな…妖夢には負けるが)
椛「この山の哨戒をしている『犬走 椛』だ!」
バル「そんな簡単に名乗っていいのか?」
椛「あ…」
バル「馬鹿犬はさっさと帰ってご主人様にでも甘えてろ」
椛「」プッチーン
椛「白狼天狗を馬鹿にしたな!?こうなったら…」スッ
彼女は懐に手を入れるとスペカを取り出した。
バル「!?…マジ?」
椛「食らえっ!!!」
その瞬間、色とりどりの弾幕が彼に襲いかかるが…
バル「……欠伸が出るぜ!斬符《灼熱回斬刃》!!」チャキンッ…
ズバッ!!
椛「……え?」
一瞬の出来事であった。彼に襲いかかった筈の無数の弾幕が全て真っ二つに斬られ消滅したのだ。
椛「え?え?」
バル「弾幕ぐらいは斬れなきゃ、この世界で『斬竜』は名乗れないからな」
椛「え…あ…」
バル「フン……楽しくない勝負だったぜ…」スタスタ…
椛「…………」ポカーン…
〜妖怪の山 中腹〜
バル「………二人は卑怯だろ」
白狼天狗1「貴様…ここまで来るとはいい度胸だ」
白狼天狗2「わざわざ何しに来た…」
バル「……また犬か…」
白狼天狗1「犬…だと?」プルプル…
白狼天狗2「貴様…本気で死にたいようだな…」プルプル…
バル(やべ…煽り過ぎたか?)
白狼天狗1「だったら望み通りにしてやる!!」バッ!
白狼天狗2「我らを侮辱した事を後悔しながら死ね!!!」バッ!
バル「こいつは楽しめそうだな……」ギロッ
その剣士の目つきは彼の性格を表しているかのように鋭く、そして戦いを好んでいるかのようだった。
白狼天狗1・2「!?」ギョッ
チャキン…
バル「後悔するのはお前らだ…」
鞘からわずかに覗かせる見事な刀身が妖しく輝いた。
〜しばらくして〜
結論から言おう。下っ端の天狗が、生態系の頂点に立つ竜に勝てるわけが無かった。
バル「…………」チャキン…
白狼天狗1「」
白狼天狗2「うぐ……貴様…ただではすまんぞ…」
バル「それがどうした。命の危機なら数え切れないほど経験している」
白狼天狗2「………う…」ガク
バル「安心しろ、峰打ちだ」
バル「それにしても…どこにいるんだ…」
『うう……』
バル「!!!」
遠くの方でか細い声が確かに聞こえた。
バル「茂みの中か!?」
バル「チッ……うっとおしい草だ!」チャキン スパッスパッ!
刀で草を斬っていく。
射命丸「…うう……」
バル「!!!大丈夫か!?」
射命丸「…た…大変です……悪魔のような…男が…」
バル「!?ま、まさか『祖龍』を見たのか!?」
射命丸「…紅い雷が…天狗を殺して…あいつが………」ガク
バル「!?……気絶したのか…」
バル「とりあえず運ぶか…よいしょっと…軽いな…」
射命丸「」
バル「あの椛とやらに言えば何とかしてくれるかもな…」ザッザッザッ…
歩き始めたその時ッ!!
『ゴギャアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!』
バル「!?」
妖怪の山に轟く禍々しい咆哮。爆音というレベルではない。
バル「こんな時に…!!どこからだ!?」キョロキョロ
辺りを見渡すがそれらしいモンスターはいない。相当離れたところからの咆哮だろう。
バル「見つかる前に逃げねぇと…」
ドガッ!バキッ!ズガンッ!ズドン!ダンッダンッダンッダンッ!!!
バル「この音は…突進して来ている!?」
ドガァッ!!
「グオオオオオオオアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
木々をなぎ倒し目の前に現れたのは…
バル「『轟竜』だと!?」
絶対強者、『轟竜 ティガレックス』であった。轟竜の名の通り、凄まじい咆哮を放つ事で知られている。その咆哮はもはや『音』ではなく、『衝撃波』のレベルである。
ティガレックス「ガフゥ……」
だが、様子がおかしい。目は血走っており、体は異常なほど黒ずんでいる。そしてさっきの禍々しい咆哮。それらの事からバルは一つの結論に辿り着いた。
バル「こいつ…『極限状態』になっているのか!?まさかルコラの腕を食い千切ったのは…」
ティガレックス「……ゴアアアア…」
バル(不味い…こいつを背負ったまま逃げ切れるといいが……くそ…やってやる!!!)ダッ!!!
ティガレックス「ゴァァァァァァァ……」
バル「獣竜種の脚力を舐めんじゃねぇ!!!!」ダダダダダダダ…
ティガレックス「グオアアアアアァァァァァァァァァ!!!!」ダンッダンッダンッダンッ!!
目の前の生物を殺してやると言わんばかりに大口を開け突進して来た。
バル「うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!こんなところで死んでたまるかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ダダダダダダダ…
それはティガレックスもびっくりの速さであった。
ティガレックス「ゴァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」ダンッダンッダンッダンッ!!!
バル(今は逃げる事だけを考えるんだ!とにかくこの天狗を運ばねぇと…!!)ダダダダダダダ…
〜続く〜
ルコラ「…私の腕を食い千切った奴が出てきたか……」
どうします?
ルコラ「もちろん、私が決着をつける!!」
ということで次回は対決です!
次回、#41〜極限の轟きvs磁力の支配者〜
お楽しみに!!!