東方怪物録 〜4匹のモンスターが討伐されて転生した先は幻想郷〜【完結】   作:ブラキDIOス(超絶スランプ)

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今回はバルが戦いまーす。

バル「軽く言ってんじゃねぇよ!!!」

冗談ですよ。冗d…いや、本当ごめんなさい…ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!???

バル「全く…では、どうぞ!!!」


#45〜断て、その名は灼熱の刃《ディノバルド》〜

前回のあらすじ・・・ガロア「俺が一番かっこ良かったな…」ルコラ「……反論出来ん」

 

〜妖怪の山 中腹〜

 

ここに飛ばされたのは…

 

「おわぁぁぁぁぁぁ!?」

 

ドサッ

 

バル「くそ…乱暴過ぎるだろ…」

 

バルであった。

 

バル「で……どこにいるんだ?」パンッパンッ…

 

服についた土埃を払いながら、気配を探る。

 

バル「…………」キョロキョロ

 

バル「………ん?これは…」ヒョイ

 

拾った『それ』は、何かの肉片のようであった。

 

バル「近くに居るのか…?」

 

「…貴様…何しにここへ来た…」

 

バル「!?」

 

遠くから聞こえた声。それと同時に気配は強くなっていく。その時!

 

バッ!!ブンッ!!

 

バル「チッ!!」チャキッ…ガキンッ!!

 

???「何ッ!?防いだか…」

 

キンッ!

 

???「…………」ザザザ…

 

バル「…………」ザザザ…

 

茂みから出てきたそいつからは、同じ様な雰囲気がした。

 

バル「何者だ?」(こいつがエネルギーの正体か…?)

 

???「俺は…『燼滅刃』と呼ばれてたな…」

 

バル「『燼滅刃』…?」

 

彼こそが二つ名モンスターの一匹、『燼滅刃 ディノバルド』であった。

 

燼「…俺の事なんかどうでもいい。俺は今イラついているんだ」

 

バル「はぁ?」

 

燼「全部、俺の刀でぶった斬ってやる…お前もだ」

 

バル(強大なエネルギーってのは、間違いじゃねぇな、こりゃ)

 

燼「ぶった斬る…全部…全部!!!」ダッ!!

 

バル「やるしかねぇな!」チャキッ ダッ!!

 

ガキィン!!!

 

空気が揺れる程の衝撃。斬竜対斬竜の勝負が今、始まった!!

 

ギギギギギ……キィン!!

 

バル「中々、力が強いようで…」

 

燼「フンッ!」ブンッ

 

バル「くっ…」キィンッ

 

燼「オラァ!!」ブンッ!

 

バル「そらっ!!」キンッ!

 

バル(こいつ…動きはど素人だ…)

 

力任せに振り下ろしてくる刀。そこに技術という概念は無かった。

 

バル(だが…何故二つ名を持っているんだ?)

 

二つ名モンスターというのは、通常とは違う個体であり、その強さに狩人達が畏怖や尊敬を込めて名付けた物である。だが、何故『燼滅刃』なのか。理解が出来なかった。

 

バル「そらよっ!!」ズバッ!

 

燼「ぐっ……まだまだぁ!!」

 

ブンッ!

 

バル「おっと危ない」サッ

 

ザクッ

 

燼「しまった!?」

 

バル「隙だらけだぜ!」

 

ズバァッ!!

 

燼「ぐああぁぁぁぁ!?」ドサッ…

 

燼「ぐ……まだ…まだ…」グググ…

 

バル「…………」

 

燼「本気で行くぞ……」スッ

 

燼「フンッ!」ガキッ!ギギギギギ…ギィン!!

 

バル(牙で研いだのか…)

 

斬竜は牙で尻尾を研ぐ習性がある。それにより、驚異的な斬れ味を保つのだが、彼は何かが違った。

 

バル(…刀に…粉?……なんか嫌な予感が…)

 

彼の刀には、粉のような物が付着していた。

 

燼「うおおおおおおおお!!!」ダッ!ブンッ!!

 

バル「うおっ!」サッ

 

彼の刀が地面に振り下ろされた時、その粉の正体が判明した。

 

ドガァァァァァン!!

 

バル「おわああああああ!?」

 

振り下ろされた所が爆発を起こし、地面を砕いた!

 

燼「どうだ!これが『燼滅刃』の由来だ!」

 

バル「…危ねえ…あとちょっとであたるところだったぜ…」

 

爆発は規模こそ小さい物であったが、威力は決して侮れない。粉が付いた状態の刀に斬られたら、ただでは済まないだろう。

 

バル(斬られるんだったら、粉が付いてない時だな…)

 

燼「考え事してる暇はねぇぞ!!」ブンッ!!

 

バル「!?やべ…」

 

 

ズバァッ!!!

 

 

バル「ギャアァァァァァァァァァァァァ!!??」ドサッ……ポタ…ポタ…ポタ…

 

耐え難い激痛が襲ってきた。斬られた箇所から流れ落ちる鮮血。くだらない考え事をしていた自分を呪う。

 

バル「お…俺の目が……クソ…」

 

だが、斬られてしまった右目の視力は二度と戻らない。

 

燼「…塵粉が付いていなくて助かったな。だが…」ガキッ!ギギギギギ…ギィン!!

 

研ぎ直し、塵粉を付着させる。

 

燼「次は顔ごとぶっ飛ばしてやる…」チャキ…

 

バル「ハァー……ハァー………うぐ…痛ぇ……だがな…」グググ…

 

痛みを堪え、立ち上がる。目を斬られたからと言って悶絶している場合では無い。幻想郷が危機に直面している中で、自分だけが痛みに苦しんで寝ていられるわけが無い。

 

バル「幻想郷が無くなるぐらいなら……」

 

燼「…あ?」

 

バル「俺の目だろうと……何だろうと……」ギロッ

 

燼「!?」ビクッ

 

バル「いくらでもくれてやる!!!!」チャキン…

 

 

そこに立っていたのは、姿は違えど、目の前の壁を断ち切る斬竜そのものであった。

 

 

 

推薦BGM〜灼熱の刃ーディノバルドー〜

 

 

バル「俺の顔ごとぶっ飛ばしてみろよ…燼滅刃…出来るもんならな…」ザッ…ザッ…ザッ…

 

燼「貴様……舐めやがって!!」ダッ!!

 

一気に距離を詰めてきた。

 

燼「だったら望み通りにしてやる!!ぶっ飛べぇぇぇ!!!」ブンッ!!

 

振り下ろされる刀。だが!

 

バル「ぶっ飛ぶのは……」ザッ!チャキン……

 

一瞬だけ静寂に包まれる……

 

バル「お前の刀だ!!!」シュンッ!!

 

そしてその静寂すらも、刃翼で作られた刀が斬り裂くッ!!!

 

ガキィンッ!!!

 

燼「な!?」

 

帯刀してから一瞬で振り抜く。彼の最も得意な返し技。

 

燼「何故……何故爆発しない!?」

 

バル「俺はお前の刀に刃を直接当てたわけじゃねぇ。衝撃波で弾いた」

 

迅竜の刃翼で作られたこの刀は、妖力や霊力が込められていた。そして、そこに迅竜の魂が込められた事で、多少の弾幕なら触れるだけでも真っ二つに出来る程の力を手に入れた。

 

そんな刀を彼が扱えば、衝撃波を出す事など造作も無い事であった。

 

燼「そんな…馬鹿な…」

 

バル「終わりだぜ…」チャキン…

 

燼「まだ……俺は負けてねぇ!!!」ダッ!!!

 

バル「刀を手放した時点でお前の負けだ…」チャキッ…ギギギギギギギ……

 

ハンターならば、誰もが警戒する行動、斬竜の口に尻尾を咥えて力を溜める動作。それと同じ事がこの場で再現されていた。

 

 

そして、斬竜が刀を振り抜いた瞬間-

 

バル「スペルカード……斬竜《爆熱円月斬り》!!!!」チャキンッ!!!

 

ズバァァァァッ!!!!!

 

 

-獲物は斬られ、地に倒れ伏す。

 

燼「…………ぶった斬られたのは………俺の…方か………」

 

ドサッ…

 

バル「…そうだ…お前は…」

 

燼「ハハハ…ハ…………悔いは………無…い……」ガクッ…

 

バル「負けたんだ……」

 

燼滅刃は敗れた。灼熱の刃に。

 

 

 

 

〜博麗神社〜

 

紫「!!!」ピクッ

 

霊夢「どうしたの紫」

 

紫「エネルギーが一つ消えたわ…やったのよ、彼らの内の一人が!!」

 

霊夢「ホント!?」

 

紫「ええ。早速、迎えに行ってくるわ」

 

霊夢「分かったわ!」

 

 

〜妖怪の山 中腹〜

 

紫「迎えに来たわよ!」

 

バル「よう……やってやったぜ…」

 

紫「!!」

 

彼の片目は光を失ってしまっていた。

 

バル「…こりゃ、妖夢に怒られるな……いてて」

 

紫「……ごめんなさい…力になれなくて…」

 

バル「それより、早く連れってってくれ…痛いんだよこれ」

 

紫「分かってるわ。じゃあ、一名様ご案内〜」

 

パカッ

 

バル「またこれかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」ヒューン…

 

紫「文句は無しよ」スッ…

 

 

激闘をした証として、燼が倒れた場所には墓が立てられていた。墓石代わりに刀が突き刺さるその場所には、魂が眠っている。

 

 

 

〜博麗神社〜

 

ドサッ!

 

バル「傷が悪化するぞこれ……いたたた…」

 

妖夢「バル!!」

 

バル「おお、妖夢か…よいしょっと…」

 

妖夢「!!!……目が…」

 

バル「やっちまった。許してくれ」

 

妖夢「はい……良かった…戻って来て…」

 

バル「分かってたんだろ?」

 

妖夢「でも、もし帰って来なかったらって考えてて…」

 

バル「ご覧の通り戻って来ましたよっと。目は斬られたが…」

 

妖夢「うう……うわーん!!!」ダキッ!

 

バル「おっと……幽々子は許してくれっかな…」

 

妖夢「本当に良かったです〜!!!」

 

バル(俺、めっちゃ幸せ)

 

魔理沙(レギオス…)

 

アリス(ラティス…頑張って)

 

咲夜(お願いよレウス…)

 

輝夜(ルコラ…無事に帰ってきて)

 

 

〜続く〜




実力テスト終わったー!!!三連休を楽しむぜー!!!

ラティス「俺の戦いは?」

レギオス「俺のも」

レウス「私のもだ」

ルコラ「私も」

ガロア「俺はどうなったんだよ…」

どうやら、ゆっくりできないようです。(泣)

次回、#46〜(タイト(ry)〜

お楽しみに!!!
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