東方怪物録 〜4匹のモンスターが討伐されて転生した先は幻想郷〜【完結】 作:ブラキDIOス(超絶スランプ)
ちなみに、作者は、動きになかなか慣れませんでした…。
それでは本編をどうぞ。
ここは、花畑。見たこともないような花が咲き乱れている。
だが、彼にとってはそんな事はどうでもよかった。
???「何なんだ…ここは…。何処かに人は住んでいないのか?空は…夜だから危険だな…。しかも、この足歩きにく過ぎるぜ…。」
それは、まさに現実世界のオウムやキツツキといった種類に見られる特徴的な足であった。物を掴むのには適しているが、やはり地上では最低限の行動しかできないようだ。
そう、彼は『千刃竜 セルレギオス』。モンスターハンター4Gのパッケージを飾ったモンスターでもある。
セルレギオス以下レギオス「仕方ねぇな…。あの木の上で寝るか…」バッ!!
翼を広げて羽ばたく。彼の飛行能力の高さは、あのリオレウスに唯一対抗できると言われているほどである。特に、制御力と瞬間的な飛行速度で彼の右に出る者はいないとされている。
レギオス「お、ここが丁度良いな。ここで寝るか…」スタッ
レギオス「…何がどうなってんだ……ZZZZZ」スヤスヤ
〜そして朝〜
チュンチュン…チチチチチ…
レギオス「……んぐ…。…朝か……。夢じゃなかったみてぇだな…」
今日は、実に天気が良い。しかし、木の葉がほとんど落ちている為、冬なのかもしれない。そんな事を考えていると、偶然だが村らしき物を見つけた。飛竜のほとんどの種類は視力が良く、それが自身の弱点になってしまう事もある。
レギオス「あれは…村…なのか?まあ、行ってみるか…」バサッ!
その煌めく翼を広げ、彼は空へと飛び立った。
レギオス「ンッン〜♪実に清々しい気分だ!やっぱり、空は最高だな!!っと、そろそろ降りるかな…」
村はもう、目と鼻の先であった。空を飛んだまま近付けば確実に攻撃されるだろう。その身で一度体験した事は嫌でも中々忘れられないものである。
レギオス「…嫌な事思い出しちまった…」スタッ
レギオス「…さて、と…。どうしようか…」
レギオス「誰かに聞くにしても、信じてもらえなさそうだしなぁ」スタスタ
そのような事を考えていた、その時ッ!!!
「ドロボーよおおおぉぉぉ!!!!!誰か捕まえてぇぇ!!!!」
???「オイッ!!!やめないかッ!!!!」サッ
泥棒「チッ…慧音か」ダダダダ
慧音と呼ばれた女性は、泥棒に説得をするつもりであったが無駄であった。
慧音「……!!おい、そこの…よ、妖怪!?」ダダダダ
そしてその視線の先には、黄金色に煌めく翼を持った男がいた。
泥棒「チイッ!!!邪魔だぁ!!!退けえぇ!!!!」グオッ!!!
レギオス「…考え事をしてたのによぉ……」クルッ
レギオス「テメェこそ邪魔だぁ!!!このクズ野郎ッ!!!!」バキィッ!!!!
泥棒「ホギャァァァァ!!!???」ギューンッ ドガァァァンッ!!!
殴られた泥棒は派手にぶっ飛び、近くにあった小屋に頭から突っ込んで行ったッ!!
レギオス「…フン…そのまま眠ってろ、クズ野郎…」パンッパンッ
泥棒「」チーン…
慧音「」ポカーン…
『う、うおおおおおぉぉぉ!!!!』
「いいぞぉ、兄ちゃん!!!」
「かっこいいぞぉ!!!」
「そこに痺れるッ、憧れるゥッ!!!」
レギオス「……そ、そうか?////」デレデレ
慧音「…何やってんだぁぁぁ!!!」ガシッ!
レギオス「!?」グイッ
慧音「フンッ!!!!」ゴンッ!!
村人1「彼女は、彼を掴んだかと思ったらいきなり頭突きをかましていた…。な…何を言って(ry」
レギオス「……俺に何か?」
慧音「!?」
彼女は驚愕したッ!確かに頭突きをした筈なのに何事も無かったかのように彼は平然としていたからだッ!
慧音「あ…あれ?今確かに…」
レギオス「いきなり頭突きをかましてくるとは思ってなかったぜ…。…お返しだッ!」ゴンッ!!!!
慧音「!!??っ〜〜〜〜…」ワナワナ…
その頭突きは想像を遥かに超えた一撃であった。
レギオス「これでいいだろ?『あの!!』…ん?」
村人2「先程はありがとうございました。これはお礼なのですが…」スッ
レギオス「いや、それはこいつにやってくれ。俺はムカついたから殴っただけだしな」
慧音「くっ〜〜…。って、は?お前何を言っているんだ!?」
レギオス「じゃあな、いい頭突きだったぜ」スタスタ
慧音「あっ、コラッ!待てッ!」
村人2「これがお礼の品です」
慧音「いや、気持ちだけ受け取っておきます!それではっ!」タッ!「おいっ、さっきのお前ッ!!!待てったら!!!」タタタタタ…
村人2(……なんだったんだろう、あの翼を持った妖怪…)
〜団子屋にて〜
慧音「本当にすまないっ!!!!私としたことが…いきなり頭突きを…」
レギオス(これ、うまいな…)モグモグ
慧音「この通りだ!!!!」ザサッ
店主「意外ッ!それは『土下座』ッ!!!」
客「」ビクッ
店主「あ、スイヤセン」
レギオス「こっちは俺の口に合わねえなぁ…」モグモグ
慧音「……あのー」
レギオス「おい店主、お茶をくれ」
店主「ヘイッ!!只今!!!!」
慧音「……おい」
店主「どうだい、兄ちゃん?うちの団子は?」
レギオス「確かにうまいが…なんか、こう…もっと刺激があってもいいんじゃねえかな?」
店主「なるほど…」
慧音「………」(えっ、聞こえてないの?放置?放置プレイなの?)
レギオス「刺激を強くしただけで離れて行くような客は、心からうまいとは思ってねぇんだと思うぜ?本当においしいと思っている人の意見も聞いたらどうだ?」
店主「…いやはや、勉強になったよ!!確かに兄ちゃんの言う通りだ!礼を言うぜ!!またきてくれよな!!!うちは、誰であろうと歓迎するぜ!」
レギオス「ああ、また来る。じゃあな」スタスタ
店主「毎度ありがとうございやしたぁっ!!!!」
慧音「……ちょっと待てえぇぇぇ!!!」ガタッ
店主「」ビクッ
慧音「あ、すまん」
レギオス「……」スタスタ
慧音「だから、待てって!!」
〜そんなこんなで千刃竜説明中〜
慧音「………」
レギオス「……なんか言えよ」
慧音(通りで私の頭突きが効かないわけだ…)
レギオス「………」パシンッ
慧音「!?な、何をするダァー!!!」ヒリヒリ
レギオス「は?お前が聞いてきたから答えてやったのに、反応無しというのもおかしいと思うんだがなぁ?」
慧音「う…すまない…」
レギオス「まあ、チビは早く帰れ」
ピクッ
慧音「…は?」
レギオス「だってチビじゃん」
プッチーン
慧音「…私だって気にしているんだぞぉぉぉ!!??」ゴゴゴゴゴ…
レギオス「おお、怖い怖い。じゃあ避難しよっと」バサッ!
慧音「コラァッ!逃げるなぁ!!」
レギオス「ヒャヒャヒャヒャヒャ…、その身長で届くんですかぁ?」ニヤニヤ
慧音「貴様アアァァァ!!!もう、許さんッ!!!!」バッ
レギオス「そうだった。飛ぼうと思えば飛べるような世界だったな…」
慧音「覚悟しろおおぉぉぉぉ!!!!!」ゴゴゴゴゴ…
レギオス「ハッ!!」バサッ!!ギュンッ!!
慧音「な…!?(は、速い…!!!追いつける訳がない…)
彼女は、彼の飛行能力の高さを知らなかった為、この反応は当然であろう。
レギオス「じゃあなぁ!!!団子、ご馳走さん!!!」バサッ!
ハハハハハハ……
慧音「……ちゃんと礼を言えるじゃないか…」
〜千刃竜移動中〜
レギオス「まさか転生とはなぁ…。お、あの森で休むかな…」
そこは、最初の転生者が目覚めた『魔法の森』であった。
ピクッ
ラティス「…ん?」
アリス「どうしたの?」
ラティス「…近くで俺と同じ奴の気配がした…。転生者か?」
アリス「前も同じような事無かった?」
ラティス「危険な奴じゃない事を祈ろう」
アリス「そうね。ところで……」
ラティス「な、なんだ?」
アリス「コレハ、ナニ?」ゴゴゴゴゴ…
ラティス「い、いや…それは…」
アリス「私は木を切ってと言った筈よね?」ゴゴゴゴゴ…
ラティス「………」ダラダラ
アリス「なのに…なんで粉々になってるのよ!!!」グオッ!!!
ラティス「……すまん」
アリス「…ハァ…。力の加減が難しいのは分かるけど…。これは、流石に……」
そこには木っ端微塵になった木の屑が。数日前まで枯れ木だらけだったその場所に。
ラティス「……本当にすまん」
アリス「…次は気を付けてね」
ラティス「分かってる…」
アリス「分かればよろしい」
この二人は何処から見ても、もはや相性バッチリのカップルである。うらやm…大丈夫だ、問題無い。
ラティス(この気配…飛竜だろうな…。どんな奴だ…)
ピクッ
レギオス「……この気配…モンスターがいるのか?それとも俺と同じような奴か?」スタッ
レギオス「…まぁいいや、昼寝しよう」ドサッ
レギオス「……ZZZ」
彼の名はセルレギオス。彼は過去に、死んでも償い切れない大罪を犯してしまったのだが、それは、また別のお話……。
〜続く〜
次回、#5〜千の刃と白黒衣装の魔法使い〜
乞うご期待ッ!!!