東方怪物録 〜4匹のモンスターが討伐されて転生した先は幻想郷〜【完結】   作:ブラキDIOス(超絶スランプ)

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#57〜浮岳龍に食べられた極龍と天狗〜

前回のあらすじ・・・魔理沙「目を覚まして…」レギオス「…………」

 

〜永遠亭 病室〜

 

アリス「…………」

 

ラティス「……お前は良くやった…だから目を覚ませ…レギオス…」

 

レギオス「…………」

 

彼の反応は無い。

 

ラティス「くそ……」

 

魔理沙「……ちょっと二人だけにさせてくれ」

 

ラティス「ああ…行くぞアリス」フラフラ…

 

怪我の影響で、まだ上手く歩く事が出来ないようだ。

 

アリス「ええ…」スタスタ…

 

ピシャッ……

 

魔理沙「…………」

 

レギオス「…………」

 

魔理沙「うう……レギオス……」

 

レギオス「…………」ピクッ……

 

彼の左手が微かに動いた事に彼女は気が付かなかった。

 

 

 

 

〜妖怪の山 麓〜

 

レウスが帰って来た頃……

 

ルコラはようやく、目的地に到着した。

 

ギュンッ! バチバチ……

 

ルコラ「ふぅ……」スタッ

 

ルコラ「さてと……探すとするか」

 

だが、違和感があった。いつもは哨戒をしている天狗がいる筈だが気配を感じなかった。

 

ルコラ「……今日は休日か?いや、まさかな」スタスタ…

 

ヒラヒラ…

 

ルコラ「ん?」

 

何故か、衣服の切れ端の様な物が舞っていた。

 

パシッ

 

ルコラ「……何でこんな物が…まぁ良いか」

 

いいわけが無い。まぁ、突っ込みを入れるのもヤボなのでこれ以上は触れない事にしておこう。

 

ルコラ「そうしてくれ。さて……」スタスタ…

 

ベチョ…

 

ルコラ「今度は何だ…」チラッ

 

いつの間にかドロドロとした謎の液体が足にへばりついていた。

 

ルコラ「何だこれ……気味が悪いな……」

 

何者かの体液の様であるが…

 

ルコラ「まさか古龍の仕業か…?」

 

その可能性も十分にあり得る。実際に近くで古龍の気配がしていた。

 

ルコラ「まぁ、その内分かるだろう……取り敢えず探すか…」スタスタ…

 

ギュムッ

 

ルコラ「む?何か踏んだぞ…」

 

柔らかい何かを踏んでしまった。だが、地面にはそれらしい物は無い。

 

ルコラ「何だ……植物しか見えないぞ…」

 

それもその筈。何故なら……

 

ゴゴゴゴゴゴ……

 

ルコラ「な…何だ!?」

 

???「グオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」

 

ルコラ「うおおおおおおおおおおお!?浮岳龍だとぉ!?」

 

『浮岳龍 ヤマツカミ』・・・タコの様な姿をした古龍。体を植物に覆われており、その姿はまさに『山』そのものである。

 

彼が踏んでいたのは、ヤマツカミの触手であった。

 

ヤマツカミ「グオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

ルコラ「寝ていたのか!?不味い……早く離れなければ…!!!」

 

ヤマツカミ「」ガパァ……

 

浮岳龍が大口を開けた、次の瞬間!!

 

ギュオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!

 

ルコラ「しまったあああああああああああああああああああああ!!??」ギュンッ!

 

彼は物凄い勢いで口の中に吸い込まれてしまった!!

 

ヤマツカミ「」バクンッ

 

ヤマツカミ「…ZZZ」スヤァ

 

 

〜しばらくして〜

 

 

ルコラ「うぐ………」ピクッ

 

ルコラ「ハッ!!」ガバッ

 

ルコラ「ここは……まさか、奴の体内か…?」

 

目を覚ました場所。そこは薄暗く、湿った場所であった。要は、浮岳龍の体内である。

 

ルコラ「何てこった……」

 

居心地は、そこまで悪くは無い。だが、モタモタしていると消化されてしまう。

 

ルコラ「ガスの臭いはしないな……」

 

浮岳龍は捕食した獲物の腐食ガスで空を飛ぶ。ガスの臭いがしないという事は飛ぶ事は出来ないだろう。

 

ルコラ「………奥に行くしかないよな……ハァ…」

 

何が悲しくて、古龍の体内を探索しなければならないのか。

 

ルコラ「……泣けるぜ」

 

ガスの臭いがしないだけマシではあるが。

 

と、その時。

 

『うーん……』

 

ルコラ「!!!」

 

微かだが、確かに声がした。

 

ルコラ(女か…?まさか…)

 

ルコラ「待っていろ!!今行くぞ!!」タッタッタッ…

 

 

〜奥〜

 

 

ルコラ「うーむ……ここで声がした筈だが……」

 

『誰かいるんですか……?』

 

ルコラ「!!!」

 

今度ははっきりと聞こえた。

 

ルコラ「そこにいるのか?」スタスタ…

 

『ちょっ、ま…待ってください!!』

 

ルコラ「何だって?」チラッ

 

椛「きゃあああああああああああああ!!!!////////////」サッ!!

 

ルコラ「」ブバッ!

 

彼女はなんと、『全裸』であった。

 

ルコラ(あ…ありのまま起こった事を話すぞ…!!私は、彼女が隠れていた場所を覗いたら彼女は服を着ていなかった……何を言っているのか(ry………それで私は今、鼻血を吹き出した………裸だったんだぞ!?これは生理現象だ。問題無い)

 

椛「待ってって言ったじゃないですかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!//////////////////」

 

ルコラ(眼福です。はい)ダラダラ

 

椛「ちょっ…!!鼻血が出てますよ!?」

 

ルコラ「ん!?あ…ああ……すまん……だが、何故裸なんだ…」

 

椛「その…吸い込まれた時に破れてしまって……」

 

ルコラ(あの時の切れ端はこいつの服だったのか…)

 

これで、全ての事に納得がいった。

 

ドロドロとした液体も浮岳龍の体液なのだろう。

 

ルコラ「…………」ヌギヌギ…

 

椛「な、何してるんですか!?////////////」

 

突然、目の前で服を脱ぎ始めたら誰だって驚くだろう。

 

ルコラ「落ち着け。ほら、これを着ろ」サッ

 

椛「え……あ、ありがとうございます……」

 

彼は俗に言う、細マッチョだった。天狗の中にも細マッチョはいるが、それとは次元が違った。まるで妖しい色気を放っているかの様であった。美しさ、力強さ、妖しさ、どれも素晴らしいの一言である。しかも腹筋が八つに割れていた。

 

椛「……//////////////////」カァァァァァァァァ

 

彼女は、そんな彼の体に見惚れていた。

 

ルコラ「……見せ物ではないぞ…」

 

椛「あっ……すいません…////////////」

 

ルコラ「しかし……どうしたものか……」

 

椛「剣ならありますけど……」

 

ルコラ「いや、それだけでは駄目だ。恐らく弾かれるぞ」

 

いくら体内とは言っても、相手は古龍である。簡単に斬れるわけが無い。

 

椛「じゃあ、どうすれば……」

 

その時。

 

ブーン…

 

椛「この音は…?」

 

ルコラ「……ん?」

 

虫の羽音の様な不快な音。

 

ブーン…

 

椛「ほら…奥の方で聞こえますけど……」

 

ルコラ「ここは浮岳龍の体内だから…………まさか…」

 

彼の予感は的中した。

 

大雷光虫1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16・17・18・19・20「」ブーン…

 

椛「」

 

ルコラ「」

 

 

 

「「ゔぇあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!?????」」

 

 

 

〜その頃〜

 

ヤマツカミ「…ZZZ」スヤスヤ

 

 

〜続く〜

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