東方怪物録 〜4匹のモンスターが討伐されて転生した先は幻想郷〜【完結】 作:ブラキDIOス(超絶スランプ)
それでは、本編をどうぞ。
〜魔法の森〜
レギオス「……フガッ…。ン?」
レギオス「…少し、寝過ぎたな…。どうしましょ……」
目が覚めると日は沈み、月が若干見えていた。昼寝をしたのは、何年ぶりだろうか…。彼は、そんな事を考えながら村を探し始めた。
レギオス「俺は、この世界の地形を知らねえからなぁ…。歩いて探すとするかな…」スタスタ
黄金色の翼が月光を反射して、美しく煌めいている。懐中電灯の代わりにしては眩しすぎるが…、
レギオス「…閃光玉よりよっぽどマシだな」スタスタ
あまり気にしていないようだった。
その時、
レギオス「…ん?こんなに暗かったか?」
ルーミア「あなたは食べてもいい人間なのかー?」
レギオス「!?」クルッ
振り返るとそこには、金髪に赤いリボンが可愛らしい少女が立っていた。そして、辺りは何故か暗闇に包まれている。
レギオス「これはお前がやったのか?」
ルーミア「そうなのだー」
レギオス「俺に何の用だ」
ルーミア「あなたを食べに来たのだー」
レギオス「は!?」
ルーミア「夜符《ナイトバード》!!」
彼女がそう宣言すると、突如として現れた無数の弾丸のような物が彼に向かって飛んで行ったッ!
レギオス「うおおおぉぉぉぉ!!??マジかよッ!!!」バッ!!
彼は持ち前の動体視力で空へと跳び上がり、そして…
レギオス「不意打ちとはやるじゃねぇか。だが…」ヒュンッ!!
ルーミア「えっ…『ガシィッ!!』キャアアァァァ!!!???」
レギオス「……俺には通用しねぇぞ」バサッ…バサッ…
彼女の脚を、その特徴的な足でガッシリと掴み、難なくホバリングをこなしていた。だが、
ルーミア「キャアアアアアァァァ////////!!??は、離してよおおぉぉぉぉ////////パンツ見えちゃうううぅぅぅ////////」
彼女の脚を掴んだ事が間違いであった。彼女は、今、宙に逆さ吊りの状態になっているのだ。けしからん、いいぞ、もっとy……ゲフンゲフン。
レギオス「…やっちまった…。じゃあ首でいいか」ガシィッ!!
ルーミア「うぐっ……は、離して……」
レギオス「俺を食おうとしたのに?…ダメだね!!俺は優しくないんでな…」グググ…
ルーミア「ア…アガッ……ガハッ……」
彼女は今、自分の行動を激しく後悔していた。あの時の転生者と同じ雰囲気がしていたが、不意打ちをすれば勝てるだろうと考えていた。その結果がこれだ。あの転生者の目よりも、残虐で恐ろしい目をしていた事にもっと早く気付くべきだった。彼女は走馬灯を見ていた。その時ッ!!!
???「恋符《マスタースパーク》!!!」
その声が響き渡った瞬間ッ!!虹色の光線が大地を抉りながら一直線に突っ込んできたッ!!!
レギオス「なにぃっ!!??チッ!!掴まってろ!!」
ルーミア「!?ハァー…ハァー…うん」グッ
レギオス「行くぞッ!」バサッ!ヒュンッ!!
その光線は大地を抉り、その威力を知らしめる。
レギオス「……危ねぇ、危うく消し炭になるところだったぜ…」スタッ
ルーミア「………」ゴクリ…
???「おい、お前!!ルーミアを離しやがれ!!!」
レギオスが顔を上げると、白黒の服を着たいかにも魔法使いといったような少女が立っていた。
レギオス「テメェこそ何考えてやがる。俺と一緒にこいつまで消し炭になるところだったんだぞ!」
???「さっきまで首を締めていた奴が何を言っているんだぜ!」
だいぶ男勝りな奴だ。
レギオス「だからって俺ごと消し飛ばす理由にはならないだろう?」
???「ぐっ………」
レギオス「……お前は向こうに行ってろ」
ルーミア「…うん」タタタ…
暗くてよく分からなかったが、彼女は泣いているように見えた。
ルーミア「うわーん!!!魔理沙ぁぁぁぁぁ!!!」ダキッ!!
魔理沙「ルーミア!!大丈夫だったか?」ヨシヨシ
やっぱり泣いていた。
レギオス(……ちょっとやり過ぎたな…。悪いことしちまったな…。退散しよ…)ヌキアシサシアシ…
内心、反省しているレギオスであった。そして、こっそり逃げるつもりであったが、
魔理沙「おい!!!!」
当然、駄目でした。
レギオス「…なんだ?そいつなら返しただろ」
魔理沙「私と戦え!!!」
レギオス(こいつ…中々、強そうだな…)
レギオス「命知らずな奴だな…。だが、そういう奴こそ面白い…!!」
レギオス「いいだろう!!お前と戦おうじゃないか!!!」
〜その頃、アリスの家では〜
ズドォォォンッ!!!!!
ラティス「な…なんだ!?」グラグラ
アリス「あの光は…!!」
ラティス「何か知っているのか?」
アリス「ええ。私の友人がやったに違いないわ」
ラティス「……マジか」
アリス「マジよ。もしかしたら何かあったのかも…」
ラティス「…まさか…転生者と戦っているとか?」
「「………」」 「「それだ(よ)ッ!!!!」」
ラティス「不味いぞ……。もし、本当に転生者だったらお前の友人に勝ち目はない!!」
アリス「と、とにかく急ぎましょう!!」タタタ…
ラティス「分かった!!」ダダダ…
〜そして、レギオス達は〜
魔理沙「戦う前に条件がある!」
レギオス「…なんだ」
魔理沙「私が勝ったら、私のペットになれ!!」
なんて事を言い出すのだろうか。しかし、挑戦してきたらそれに応えるのが当然である。
レギオス「…分かった。じゃあ、俺が勝ったら俺の好きにさせてもらおう」
魔理沙「いいぜ。先に再起不能にさせた方が勝ちだ!!!」バッ!!
レギオス「空中戦か…。いいだろう!!!」バサァッ!
BGM〜煌めく千の刃(セルレギオスのテーマ)〜
魔理沙「先手必勝だぜ!魔符《スターダストレヴァリエ》!!」
彼女がそう唱えた瞬間、色とりどりの弾丸のような物が向かって来たッ!だがッ!
レギオス「チッ!またこれかッ!!」サッ!ササッ!
これを軽く躱していくッ!
魔理沙「くっ…もう一回!!《スターダストレヴァリエ》!!!」
レギオス「そいつは…覚えたッ!!」ギュンッ!
魔理沙「なっ…!?」
彼女は驚愕した。彼は、あり得ない位の速さでこっちに突っ込んできたのだッ!
レギオス「喰らえ!!」ビシュッ!!
魔理沙「くっ!?」サッ!
その速さから繰り出された蹴りを間一髪で避ける。常人ならば今ので再起不能だろう。
レギオス「避けたか…」バサッ バサッ
彼は何事もなかったようにホバリングをしている。
魔理沙「これならどうだッ!?恋符《マスタースパーク》!!!」ドォッ!!!
レギオス「うおおおぉぉぉぉぉ!!??」ギュンッ!
またも光線が向かってきたが、それをギリギリで躱す。
〜ラティスsaid〜
ドォッ!!!
ラティス「!?またか!」
アリス「近いわ!こっちの開けた場所にいる筈よ!!」
〜レギオスsaid〜
魔理沙「私のスペカが…あんなに簡単に避けられるなんて…」
レギオス「どうした?これで終わりか?ならばこっちから行くぞ!」バサッ!
そして彼は突然翼を広げ、
レギオス「これはあまり使いたくないんだが…まぁ、良い」
レギオス「お前の出す弾ほど派手じゃねぇが…速さは俺の『鱗』の方が上だあぁ!!!」
レギオス「喰らえッ!俺の『刃鱗』をッ!!!『千の刃』を味わえッ!!」バサッ!!!!
魔理沙「!!??なッ…!?」
彼が翼を広げた瞬間ッ!黄金色に煌めく無数の『刃』が彼女に襲いかかったッ!!!
彼女は必死で避けたが、数枚が手と脚に刺さってしまった。不思議と、痛みはほとんど無かった。
魔理沙「な…なんだ…?この鱗…」
レギオス「……終わりだ」パチンッ
彼が指を鳴らすと、
『パァンッ!!パァンッ!!』
破裂音が二回鳴った。そして、魔理沙は地面へと落下していった。
魔理沙「うわああぁぁぁぁ!!!!!」
レギオス「クソッ……間に合えッ!!!」ギュンッ!
ガシィッ!!
魔理沙「あ…あれ…?」
レギオス「大丈夫…なわけねぇか」スタッ
そこには先程まで戦っていた彼の顔が。いわゆるお姫様抱っこである。
魔理沙「なっ////////!?(ズキッ)うっ……」
レギオス「動くな。傷が開くぞ」
アリス「魔理沙ッ!」
ラティス「……お前が転生者か?」
レギオス「…お前は?」
〜続く〜
魔理沙(えっ…私、このまま…?)
はい。そうです。
次回、#6〜千の刃と白黒衣装の魔法使い ニ〜
お楽しみに!!