東方怪物録 〜4匹のモンスターが討伐されて転生した先は幻想郷〜【完結】   作:ブラキDIOス(超絶スランプ)

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#60〜復活の兆し〜

前回のあらすじ・・・ルコラ「私がお前を照らしてやる」輝夜「…ありがとう」

 

ルコラと輝夜が、風呂場でなんやかんやしている頃…

(決して【自主規制】な事はしてないです…………多分…いやでも二人の事だから……もしかすると……)

 

〜レギオスの病室〜

 

魔理沙「………うう……」

 

魔理沙「レギオス……駄目だぜ………そっちに行かないでくれ……」

 

………さ………魔……沙……ん………魔理……さ………魔理沙さん……

 

魔理沙「うーん……」

 

鈴仙「魔理沙さん!起きてください!!」

 

魔理沙「うわぁっ!?」ビクッ

 

鈴仙「大丈夫ですか?うなされていたようですけど…」

 

魔理沙「だ…大丈夫…だぜ……」タラリ…

 

額に変な汗が流れる。悪夢を見ていたような気がするが、内容が思い出せない。

 

魔理沙「ハァ………ハァ…………そうだ、レギオスは?」

 

鈴仙「?…あなたの目の前にいるじゃないですか」

 

魔理沙「え?」チラッ

 

そう言われて目を向けると、

 

レギオス「…………」

 

魔理沙「……本当だ…」

 

確かに彼の姿がそこにあった。動く事は無かったが。

 

鈴仙「……本当に大丈夫ですか?」

 

魔理沙「…ああ……気にしないでくれだぜ…」

 

自分でも、何故あんな事を聞いたのか分からなかった。でも、聞かなければいけないような気がした。

 

鈴仙「朝御飯の時間です。良かったらあなたもどうぞ」

 

魔理沙「分かったぜ……」チラッ

 

レギオス「…………」

 

実に穏やかな顔をしている。彼女が、側に居る事で安心しているのだろうか。

 

鈴仙「じゃあ、向こうの部屋で待ってますので…」スッ…

 

魔理沙「ああ…」

 

レギオス「…………」ピクッ…

 

鈴仙「!!!」

 

魔理沙「?…どうしたんだぜ?」

 

レギオス「…………」

 

鈴仙「あ……いえ、見間違いでした」

 

本当は、見間違いなどではない。確かに彼の指先が動いた。だが、この事を魔理沙に言ってしまうと変な期待をさせる事になる。だから、あえて言わなかった。

 

魔理沙「…?」

 

鈴仙「では…」スタスタ…

 

魔理沙「変な奴だな…」

 

レギオス「…………」

 

 

 

〜ガロア「食事の時間だぜ…ガラガラガラ…」〜

 

ガロア「俺の出番はこれだけか…?」

 

作者「すいません…」

 

ガロア「泣けるぜ…ガラガラガラ…」

 

 

 

ちゃぶ台に並べられた色とりどりの料理。いつもは、ルコラとジャギが殆どを平らげてしまうらしい。

 

ラティス「和食か…」

 

永琳「もしかして、苦手だったかしら?」

 

ラティス「いえ、そうじゃないですけど………」

 

ラティス(アリスが作ってくれるのは洋食だからな…………あ、これうまいな)モグモグ

 

輝夜「はい、あーん♪」

 

ルコラ「……あーん……………美味い…」

 

輝夜「ウフフフ♪良かった♪」

 

キャッキャウフフイチャイチャ

 

鈴仙(……羨ましいなぁ)

 

ジャギ(二人に何があったんだ!?)

 

ジャギィ1・2「♪」ムシャムシャ

 

てゐ「人参うまうま」モグモグ

 

魔理沙「そういえば、アリスはどうしたんだぜ?」

 

ラティス「ああ、あいふなふぁふぁえっふぁふぉ。(ああ、あいつなら帰ったぞ)」モゴモゴ

 

鈴仙「口に物を含みながら、喋らないでください!」

 

ラティス「……ふぁーふぇん(さーせん)」モゴモゴ

 

ラティス(アリスにも作ってもらおう)

 

輝夜「いただき♪」ヒョイ

 

ルコラ「!?貴様!それは、私が食べようとしていた里芋ではないか!!」

 

輝夜「さっさと食べない方が悪いのよ〜…あ〜美味しい♪」

 

ルコラ「ぬぐぐぐ………ならば、これをいただくとするか」ヒョイ

 

輝夜「ちょ!?それは、私がとっておいた鮭の皮じゃない!!」

 

ルコラ「聞こえんなぁ〜?」パクモグモグ

 

輝夜「うわぁああああぁぁぁぁ!!!!あぁぁァぁァァんまぁァァりだァァァァぁぁぁぁああ!!!」

 

ルコラ「ハハハハハハハハハハハハ!!!!」

 

鈴仙(うわ…)

 

ジャギ(エゲツないなぁ…)

 

てゐ「うまうま」モグモグ

 

魔理沙「…………」

 

永琳「もしかして、口に合わなかったかしら?」ニュッ

 

魔理沙「うわぁっ!?」ビクッ

 

永琳「あなたが元気を出さなきゃ駄目よ。そうでないとレギオスが悲しむわ」

 

魔理沙「……うん…そうだな」

 

永琳「分かったならよろしい。さ、遠慮せずに食べなさい」

 

魔理沙「おう!」

 

ラティス「うん、美味い美味い」モグモグ

 

ルコラ「傷の方は大丈夫なのか?」

 

ラティス「ああ、何とかなるだろ。それよりもお前……」スッ…

 

ルコラ「ん?」チラッ

 

輝夜「…………」ズーン…

 

ルコラ「…………」

 

ジャギ「うわ…」

 

鈴仙「負のオーラが凄い…」

 

てゐ「」モグモグ

 

ジャギィ1・2「」ガツガツ

 

輝夜「私の鮭の皮……」

 

ルコラ「………私ので良かったら食べるか?」

 

輝夜「やった!!」

 

ジャギ(あれ?それって食いかけじゃ…)

 

輝夜「『パクッ』あ〜最高〜♪」

 

ジャギ(……うん、何も見ていない。そうしよう。それが良い)

 

真実を知るのは、彼のみである。

 

 

〜しばらくして〜

 

 

ラティス「ちょっと朝から食い過ぎた……」

 

ルコラ「私は寝るとするかな…」

 

輝夜「私も〜」

 

ジャギィ1「ギャウギャウ」

 

ジャギ「あ?川に行きたい?………まぁ、良いけど」

 

ジャギィ2「ギャウ」

 

ルコラ「そういえば、魔理沙はどこに行ったのだ?」

 

鈴仙「レギオスさんの部屋に居ますよ」

 

ルコラ「ふむ…………まさか、あいつが昏睡状態とはな…」

 

ラティス「どうせ、すぐに復活するだろうな」

 

ルコラ「…そうだと良いがな」

 

 

〜レギオスの病室〜

 

 

レギオス「…………」

 

魔理沙「…………」

 

永琳「彼の脳は活発に活動しているわ。心配しなくても、じきに目覚めるわよ」

 

魔理沙「本当か!?」

 

永琳「ええ。私が言っているのだから間違いないわ。……それにしても素晴らしい回復力ね……ぜひ、細胞のサンプルが欲しいのだけれど…」

 

魔理沙「!?だ…駄目なんだぜ!!」

 

永琳「フフフ……冗談よ、冗談」

 

魔理沙(冗談にしては笑えないぜ…)

 

永琳「まるで、あなたに会いたがっているみたいね」

 

魔理沙「え……」

 

永琳「私からはそう見えるわ。あくまで、個人の意見だけどね」

 

魔理沙「レギオス…」ギュ…

 

彼の温かい手を、包み込むようにして握る。

 

すると……

 

 

レギオス「…………」ギュ…

 

 

永琳「!!!」

 

魔理沙「レギオス!?」

 

今、彼が手を握り返してくれた。昏睡状態の筈の彼が。彼女の手を優しく。

 

永琳「……無意識に反応したんだわ。きっと、あなたの思いに応えてくれたのよ。『俺は大丈夫だ』ってね」

 

魔理沙「…………ありがとう……」ツー…

 

彼女の頬を一粒の涙が伝う。彼が反応をしてくれた事に対して泣いているのだろうか。それとも…

 

魔理沙「…………」ゴシゴシ

 

魔理沙「頑張るんだぜ…レギオス…」

 

千刃の復活の時は近い。

 

 

 

 

 

 

一方、その頃……

 

〜守矢神社〜

 

妖怪の山の頂上に建つ、この神社に招かれざる客が来ていた。

 

神奈子「…………」ゴク…

 

諏訪子「…………」ギリ…

 

早苗「そんな……なんでこんな所に……」

 

ゴグマ「…貴様……何をしに来たんだ…」

 

 

 

ルーツ「…………」ゴゴゴゴゴゴ…

 

 

 

それは、ここに居てはいけない存在。それは、全ての竜達の『祖』。

 

早苗(ゴグマさんとは、迫力が違う…!!)

 

神奈子(なんなんだこいつは……)

 

諏訪子(私達に匹敵する力を感じる…!!)

 

ゴグマ「…オレは何をしに来たと聞いているのだがな…」

 

ルーツ「貴様こそ、何故ここにいるのだ?」

 

ゴグマ「…質問に質問で返すなよ。礼儀に反するってものだ」

 

ルーツ「どうでも良い………下等生物共の礼儀など知ったことでは無い」

 

ゴグマ「…フン……竜も下等生物の一種だとは思わないのか?皮肉な物だな…その竜の祖が貴様だからな」

 

ルーツ「貴様……どうやら死にたいようだな……」

 

ゴグマ「…神奈子、結界を張れ」

 

神奈子「わ、分かった!!」

 

守矢神社に強力な結界が張られる。

 

早苗「ゴグマさん!?」

 

ルーツ「貴様……何の真似だ」

 

ゴグマ「…被害を最小限にする為だ」

 

ルーツ「巨戟龍ごときが……我と殺り合おうと言うのか…?」

 

ゴグマ「…オレじゃ不満か?」

 

ルーツ「…………デスマッチというわけか…………………いいだろう……結果は、火を見るよりも明らかだがな…」

 

 

 

ゴグマ「…じゃあ、始めようか……」

 

ルーツ「我が力の前にひれ伏すがいい…」

 

 

 

早苗「……ゴグマさん………」

 

 

〜続く〜




作者「今回から、事情により『ミラ』から『ルーツ』に変えました」

作者「読んでいる途中で『ん?』となった方。申し訳ございません」
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