東方怪物録 〜4匹のモンスターが討伐されて転生した先は幻想郷〜【完結】 作:ブラキDIOス(超絶スランプ)
前回のあらすじ・・・ルコラ「私がお前を照らしてやる」輝夜「…ありがとう」
ルコラと輝夜が、風呂場でなんやかんやしている頃…
(決して【自主規制】な事はしてないです…………多分…いやでも二人の事だから……もしかすると……)
〜レギオスの病室〜
魔理沙「………うう……」
魔理沙「レギオス……駄目だぜ………そっちに行かないでくれ……」
………さ………魔……沙……ん………魔理……さ………魔理沙さん……
魔理沙「うーん……」
鈴仙「魔理沙さん!起きてください!!」
魔理沙「うわぁっ!?」ビクッ
鈴仙「大丈夫ですか?うなされていたようですけど…」
魔理沙「だ…大丈夫…だぜ……」タラリ…
額に変な汗が流れる。悪夢を見ていたような気がするが、内容が思い出せない。
魔理沙「ハァ………ハァ…………そうだ、レギオスは?」
鈴仙「?…あなたの目の前にいるじゃないですか」
魔理沙「え?」チラッ
そう言われて目を向けると、
レギオス「…………」
魔理沙「……本当だ…」
確かに彼の姿がそこにあった。動く事は無かったが。
鈴仙「……本当に大丈夫ですか?」
魔理沙「…ああ……気にしないでくれだぜ…」
自分でも、何故あんな事を聞いたのか分からなかった。でも、聞かなければいけないような気がした。
鈴仙「朝御飯の時間です。良かったらあなたもどうぞ」
魔理沙「分かったぜ……」チラッ
レギオス「…………」
実に穏やかな顔をしている。彼女が、側に居る事で安心しているのだろうか。
鈴仙「じゃあ、向こうの部屋で待ってますので…」スッ…
魔理沙「ああ…」
レギオス「…………」ピクッ…
鈴仙「!!!」
魔理沙「?…どうしたんだぜ?」
レギオス「…………」
鈴仙「あ……いえ、見間違いでした」
本当は、見間違いなどではない。確かに彼の指先が動いた。だが、この事を魔理沙に言ってしまうと変な期待をさせる事になる。だから、あえて言わなかった。
魔理沙「…?」
鈴仙「では…」スタスタ…
魔理沙「変な奴だな…」
レギオス「…………」
〜ガロア「食事の時間だぜ…ガラガラガラ…」〜
ガロア「俺の出番はこれだけか…?」
作者「すいません…」
ガロア「泣けるぜ…ガラガラガラ…」
ちゃぶ台に並べられた色とりどりの料理。いつもは、ルコラとジャギが殆どを平らげてしまうらしい。
ラティス「和食か…」
永琳「もしかして、苦手だったかしら?」
ラティス「いえ、そうじゃないですけど………」
ラティス(アリスが作ってくれるのは洋食だからな…………あ、これうまいな)モグモグ
輝夜「はい、あーん♪」
ルコラ「……あーん……………美味い…」
輝夜「ウフフフ♪良かった♪」
キャッキャウフフイチャイチャ
鈴仙(……羨ましいなぁ)
ジャギ(二人に何があったんだ!?)
ジャギィ1・2「♪」ムシャムシャ
てゐ「人参うまうま」モグモグ
魔理沙「そういえば、アリスはどうしたんだぜ?」
ラティス「ああ、あいふなふぁふぁえっふぁふぉ。(ああ、あいつなら帰ったぞ)」モゴモゴ
鈴仙「口に物を含みながら、喋らないでください!」
ラティス「……ふぁーふぇん(さーせん)」モゴモゴ
ラティス(アリスにも作ってもらおう)
輝夜「いただき♪」ヒョイ
ルコラ「!?貴様!それは、私が食べようとしていた里芋ではないか!!」
輝夜「さっさと食べない方が悪いのよ〜…あ〜美味しい♪」
ルコラ「ぬぐぐぐ………ならば、これをいただくとするか」ヒョイ
輝夜「ちょ!?それは、私がとっておいた鮭の皮じゃない!!」
ルコラ「聞こえんなぁ〜?」パクモグモグ
輝夜「うわぁああああぁぁぁぁ!!!!あぁぁァぁァァんまぁァァりだァァァァぁぁぁぁああ!!!」
ルコラ「ハハハハハハハハハハハハ!!!!」
鈴仙(うわ…)
ジャギ(エゲツないなぁ…)
てゐ「うまうま」モグモグ
魔理沙「…………」
永琳「もしかして、口に合わなかったかしら?」ニュッ
魔理沙「うわぁっ!?」ビクッ
永琳「あなたが元気を出さなきゃ駄目よ。そうでないとレギオスが悲しむわ」
魔理沙「……うん…そうだな」
永琳「分かったならよろしい。さ、遠慮せずに食べなさい」
魔理沙「おう!」
ラティス「うん、美味い美味い」モグモグ
ルコラ「傷の方は大丈夫なのか?」
ラティス「ああ、何とかなるだろ。それよりもお前……」スッ…
ルコラ「ん?」チラッ
輝夜「…………」ズーン…
ルコラ「…………」
ジャギ「うわ…」
鈴仙「負のオーラが凄い…」
てゐ「」モグモグ
ジャギィ1・2「」ガツガツ
輝夜「私の鮭の皮……」
ルコラ「………私ので良かったら食べるか?」
輝夜「やった!!」
ジャギ(あれ?それって食いかけじゃ…)
輝夜「『パクッ』あ〜最高〜♪」
ジャギ(……うん、何も見ていない。そうしよう。それが良い)
真実を知るのは、彼のみである。
〜しばらくして〜
ラティス「ちょっと朝から食い過ぎた……」
ルコラ「私は寝るとするかな…」
輝夜「私も〜」
ジャギィ1「ギャウギャウ」
ジャギ「あ?川に行きたい?………まぁ、良いけど」
ジャギィ2「ギャウ」
ルコラ「そういえば、魔理沙はどこに行ったのだ?」
鈴仙「レギオスさんの部屋に居ますよ」
ルコラ「ふむ…………まさか、あいつが昏睡状態とはな…」
ラティス「どうせ、すぐに復活するだろうな」
ルコラ「…そうだと良いがな」
〜レギオスの病室〜
レギオス「…………」
魔理沙「…………」
永琳「彼の脳は活発に活動しているわ。心配しなくても、じきに目覚めるわよ」
魔理沙「本当か!?」
永琳「ええ。私が言っているのだから間違いないわ。……それにしても素晴らしい回復力ね……ぜひ、細胞のサンプルが欲しいのだけれど…」
魔理沙「!?だ…駄目なんだぜ!!」
永琳「フフフ……冗談よ、冗談」
魔理沙(冗談にしては笑えないぜ…)
永琳「まるで、あなたに会いたがっているみたいね」
魔理沙「え……」
永琳「私からはそう見えるわ。あくまで、個人の意見だけどね」
魔理沙「レギオス…」ギュ…
彼の温かい手を、包み込むようにして握る。
すると……
レギオス「…………」ギュ…
永琳「!!!」
魔理沙「レギオス!?」
今、彼が手を握り返してくれた。昏睡状態の筈の彼が。彼女の手を優しく。
永琳「……無意識に反応したんだわ。きっと、あなたの思いに応えてくれたのよ。『俺は大丈夫だ』ってね」
魔理沙「…………ありがとう……」ツー…
彼女の頬を一粒の涙が伝う。彼が反応をしてくれた事に対して泣いているのだろうか。それとも…
魔理沙「…………」ゴシゴシ
魔理沙「頑張るんだぜ…レギオス…」
千刃の復活の時は近い。
一方、その頃……
〜守矢神社〜
妖怪の山の頂上に建つ、この神社に招かれざる客が来ていた。
神奈子「…………」ゴク…
諏訪子「…………」ギリ…
早苗「そんな……なんでこんな所に……」
ゴグマ「…貴様……何をしに来たんだ…」
ルーツ「…………」ゴゴゴゴゴゴ…
それは、ここに居てはいけない存在。それは、全ての竜達の『祖』。
早苗(ゴグマさんとは、迫力が違う…!!)
神奈子(なんなんだこいつは……)
諏訪子(私達に匹敵する力を感じる…!!)
ゴグマ「…オレは何をしに来たと聞いているのだがな…」
ルーツ「貴様こそ、何故ここにいるのだ?」
ゴグマ「…質問に質問で返すなよ。礼儀に反するってものだ」
ルーツ「どうでも良い………下等生物共の礼儀など知ったことでは無い」
ゴグマ「…フン……竜も下等生物の一種だとは思わないのか?皮肉な物だな…その竜の祖が貴様だからな」
ルーツ「貴様……どうやら死にたいようだな……」
ゴグマ「…神奈子、結界を張れ」
神奈子「わ、分かった!!」
守矢神社に強力な結界が張られる。
早苗「ゴグマさん!?」
ルーツ「貴様……何の真似だ」
ゴグマ「…被害を最小限にする為だ」
ルーツ「巨戟龍ごときが……我と殺り合おうと言うのか…?」
ゴグマ「…オレじゃ不満か?」
ルーツ「…………デスマッチというわけか…………………いいだろう……結果は、火を見るよりも明らかだがな…」
ゴグマ「…じゃあ、始めようか……」
ルーツ「我が力の前にひれ伏すがいい…」
早苗「……ゴグマさん………」
〜続く〜
作者「今回から、事情により『ミラ』から『ルーツ』に変えました」
作者「読んでいる途中で『ん?』となった方。申し訳ございません」