東方怪物録 〜4匹のモンスターが討伐されて転生した先は幻想郷〜【完結】 作:ブラキDIOス(超絶スランプ)
シャガ「英語ですか?……えーっと…………ぜ…ぜい……」
アルバ「They became interested in Japanese culture.」ペラペラ
シャガ「ファッ!?」
ガロア「ガラッ!?」
アルバ「……何だ?この空気は…」
前回のあらすじ・・・ゴグマ「…かかって来い」ルーツ「フン……」
本来ならば、あり得ない対決。
ゴグマ「…………」
ルーツ「…………」
全ての竜の祖と、巨戟の名を冠した龍が睨み合っている。
ルーツ「人間となった我の力を試すには丁度良い………精々、抗ってみせろ……」
ゴグマ「…オレもこの姿になってから、本気を出した事が無かったんでな……」グググ…
禍々しく、おぞましいその翼脚を地面に下ろす。
ゴグマ「…お前こそ自惚れているんじゃないぞ……」ポタ……ポタ……
重油が翼脚を伝って滴り落ち始めている。
早苗(地面に下ろした?どうして……)
日常生活では『邪魔になるから』という理由で畳んでいる翼脚。それを地面に下ろすという事は、間違い無く彼は本気である。
彼の翼脚は、一見するとシャガのものより細いが、内に秘める力は凄まじい。実際に、神奈子が投げた御柱を軽々と粉砕している。(#38参照)
ルーツ「貴様、『形ある物、いつか崩れる』という言葉を知っているか?」」
ゴグマ「…それがどうした?」
ルーツ「今日は、『巨戟龍』という一つの形が崩れる日だ…ククク…ハハハハハ……」ググ……バチバチ…
彼が腕を回すと同時に真紅の雷が走る。そして、自身に満ちた表情で巨戟龍を挑発するが…
ゴグマ「…寝言は寝て言え」
彼は全く動じていなかった。それどころか、挑発し返している。
ルーツ「……何?」ピク
ゴグマ「…確かにオレはいつか死ぬだろうな……だが、それは今ではない……」
ルーツ「………貴様ぁ…」バチバチ…
ゴグマ「…早苗の前で、簡単に死ねるわけがないだろう?」
早苗(ゴグマさん…)
ゴグマ「…貴様ごときに殺されては、神様に顔向けが出来ん」
その姿はまさに、運命の歯車を破壊しようとする巨戟。全てを穿つ最強の槍。
ルーツ「貴様……我をコケにしおってぇ……」バチバチ…
雷の色が濃くなり、その危険性を脳に訴えてくる。
ルーツ「巨戟龍の分際で………我に刃向かおうなど……」バチッ!!バチバチ!!!
ゴグマ「…………」ググ…
ルーツ「無駄だという事を……思い知らせてやるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!」バチィッ!!ダッ!!!
真紅の雷を腕に纏い、殴りかかってくる!
ゴグマ「…本性を現したな…そのドス黒い本性をッ!!!」グアッ!!
ガキィンッ!!ギギギギギィィィィィ……
ルーツ「チィッ!翼脚で受け止めたか…」
ゴグマ「…気をつけな……翼脚は右だけじゃないぞ!!」シュウゥゥゥウウゥ…グググ……ブンッッ!!
翼脚に備わる『戦爪』に熱を発生させ、そして対象目掛けて思いっきり振り下ろすッ!!!
ルーツ「何ッ!?『ドゴォォォッ!!!!』ごあああぁぁぁぁぁぁあああぁああぁぁぁぁぁ!!!???」
ギュオッ!!ドゴォン……
早苗「やった!」
神奈子「いや、まだだよ!!」
(早苗達は、結界の外から見ています)
ルーツ「…ググ…………き…貴様……」シュゥゥゥゥ…
その一撃は、対象を焼き切ると同時に結界の端まで吹き飛ばした!
ルーツ「うぐ………腹の感覚が……貴様…何をしたぁッ!?」
ゴグマ「…お前の事はお前が一番知っている筈だぞ……察しろよ…」
ルーツ「我の腹部の神経を……焼き切ったと言うのか………」
ゴグマ「…その通りだ」
ルーツ「……フハハハフフ…………だがな…この程度の傷はすぐに治るのだよ…」バチバチ…
彼がそう言うと、電気が漏れ出し焼き切られた部位を覆っていき…そして……
バチィッ!!!バチッ!バチバチ!!!シュウウゥゥゥウゥウウウゥゥ…
ルーツ「クククク……ハハハハハハハハハハ!!!!!」バァーーーーーンッ!!!
なんと、先ほどの傷痕が嘘のように、綺麗さっぱりと治っていたッ!!
早苗「!?」
神奈子「なっ……」
諏訪子「何だってーーーッ!?」
ゴグマ「何ッ…!?そんな馬鹿な……」
驚異的な回復力。いくら祖龍とは言え、これは明らかに異常である。
ゴグマ(何故だ……何故、一瞬で傷が治ったのだ…!?)
ルーツ「どうした?そっちが来ないならば………こちらから行かせて貰おうッ!!!」ダッ!!!
ゴグマ「ハッ!し、しまっ…!!」ググ…
咄嗟に、ガードをしようとするが間に合わない。重油を分泌しようとしても、一瞬では出せない。
ルーツ「もう遅い!!死ねいッ!!巨戟龍ッ!!!!」バチィッ!!!ブンッッ!!!!
ドボォッッッ!!!!
ゴグマ「うぐあっ……!?が………ぐ……ぎ…」
腹部に感じる強烈な痛み。
ルーツ「先ほどのお返しだぁッ!!!ハハハハハ!!!!」
雷を纏った腕が、彼の腹部に食い込んだ。
ゴグマ「グ…ハッ……!!」
口から重油の代わりに血反吐が吐き出される。
神奈諏訪「「ゴグマ!!!」」
早苗「ゴグマさんっ!!!」
ルーツ「次は、その顔だぁぁッ!!!」バチィッ!!ジャキンッ!!!
真紅の雷をブレード状にして、顔面を貫こうとする……だが、彼はまだ諦めていなかった!!
グググ…
ゴグマ「……そうは……させんぞ…!!」ガシィッ!!!
ルーツ「ぐっ!?貴様!何をしようと言うのだ!?」
翼脚でしっかりと掴み、決して離そうとはしなかった。
ゴグマ「…こうするんだ……」シュウウゥゥゥゥウウゥゥウゥゥゥゥゥゥゥ……キュイィィィィィィィィ……
ルーツ「なっ…」
ゴグマ「…至近距離からのコイツなら、お前にも効くだろうな…………食らえッ…!!!」キィィィィィンッ……カッ!!!
ズバァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!
それは、巨戟龍の最大で最強の技、『爆熱重油ブレス』!!!!その威力は、大地が一瞬で焼け野原になるほど!!!
ルーツ「何だとぉッ!?うぐあああぁぁぁぁああああああぁぁあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」
ドガアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!!!!
どんなに強力な回復力を持っていたとしても、熱線と爆発をまともに食らえば相当な深傷を負う。
ゴグマ「ハァ……ハァ………ぐっ……」ガクッ
神奈子「………やったのかい…?」
早苗「あんな物を至近距離で撃たれたら流石に…」
誰もが、起き上がらないだろうと思っていた………だが、
バチ……バチィッ!!
「「「!!!」」」
ゴグマ「………
バチィッ!!!
ルーツ「ぐぐぐぐ………貴様ぁぁぁぁ………許さんぞぉぉぉ………」フラ…ガクッ
ルーツ「うぐ…ゴホッ!!ゲホッ!!…ハァ……ハァ……」
ゴグマ「…オレの重油ブレスまでもが……クソッタレ………うぐ………もう……限界だ……」
ルーツ「おのれ……貴様…手こずらせおって………」ザッ…ザッ…
ゴグマ(…重油ブレスの反動で…もう動けない…不味いな……)
奴が、神のごとき悪魔が近づいて来る。だが、どうする事も出来ない。
早苗「ゴグマさん!!!神奈子様!結界を解いてください!!」
神奈子「…………」ギリ…
早苗「っ………もうやめてください!!!ゴグマさんに手を出さないでください!!!」
そんな願いが無意味である事は分かっていた。だが、こうする他に何も思い浮かばない。
ルーツ「……煩い小娘だ…、奴から殺すとしようか…『ガシッ!』…ん?」
ゴグマ「…人の……女に…手を出すな……」
ルーツ「………やはり、目障りな貴様から殺すとしよう…」バチバチ…
ゴグマ「……ぐ…」
ルーツ「今日が貴様の命日となるのだ!!これは運命だ!!!」バチバチ!!!
ゴグマ「…………」
ルーツ「後悔しながら死ね…『ズキィッ!!!』うぐうっ!?」ピタッ
突然、奴の動きが止まる。
ゴグマ「…?」
ルーツ「『ズキィッ!!』ぐああぁぁぁぁ……『メキ……メキ……』がぁぁぁぁぁ!!!頭が痛いぃぃぃぃ…我の体に…何が起こっているのだ……?」
ゴグマ(…こいつ……まさか…)
ルーツ「『ミキ……ビキ…………メキメキ…』ぐあああああああああああああ!!??」
何かが割れるような音と、祖龍の叫びが響き渡る。
グググ……バキィンッ!!!
ルーツ「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!???」
なんと、祖龍の頭から王冠のような『角』が、彼の頭蓋骨を突き破って日の元に現れた!!
ゴグマ(…やはり……こいつは暴走を始めている…!!)
ルーツ「うぐぐぐぐ……『バチバチ…』ぬぐうぅぅぅ……」
角が、一人でに帯電を始めている。暴走をし始めた証拠でもある。
ルーツ「チィッ…!」バサッ!!
早苗「!!」
神奈子「逃げる気か!?」
ルーツ「邪魔をするなぁぁぁぁ!!!」クイッ
ピシャァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!
バリィィンッ!!!
神奈子「な…何ぃッ!?」
早苗「そんな!?」
諏訪子「神奈子の結界が……」
「「「破られたァァッ!!??」」」
ゴグマ「…待て…!!」
ルーツ「ぐぐぐ………貴様……覚えておけ!!」バサッ!!
バサッ…バサッ…バサッ…
神奈子「逃がしたか…!!」
早苗「ゴグマさん!!!」タッタッタッ…
ゴグマ「……オレなら大丈夫だ………この程度の傷は、すぐに治る…」
諏訪子「あいつ……よくも…」ワナワナ…
ゴグマ「…止せ、奴は暴走をし始めた………こうなったら、奴を完全に倒せるのは奴と同等の力を持った者だけだ…」
ゴグマ(…この事を、あいつらに知らせねば…………このままでは…全滅だ…!!)
〜続く〜
アルバ「何故だ!?何故、分からんのだ!!!」机ドン!!
作者「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」ガタガタ
アルバ「『Japanese culture』は、『日本の文化』だと言っているだろうが!!!」
作者「ごめんなさいぃぃぃぃぃぃ!!!」
ガロア「あいつ、英語出来たんだな…」
シャガ(だからって、わざわざ教えてもらわなくても…)
アルバ「貴様!!ふざけているのか!!!!」
作者「誰か、優しく英語を教えてくれぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」