東方怪物録 〜4匹のモンスターが討伐されて転生した先は幻想郷〜【完結】   作:ブラキDIOス(超絶スランプ)

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#64〜叛逆の極千刃〜

前回のあらすじ・・・レギオス「テメェがコンテニュー出来ねぇのさ!!」

 

 

ルーツ「我に刃向かうとは……愚かだ……実に愚かだ!!」

 

レギオス「テメェに言われる筋合いはねぇぜ!」

 

ルーツ「貴様は………そうだな……」スッ…

 

レギオス「…?」

 

彼は、掌をパーの形にして、声高らかに宣言した。

 

ルーツ「五分だ…!!五分で、貴様を葬ってやろう……!!!」

 

レギオス「!!!」

 

自分の力に、よほど自身があるのだろう。時間制限など、そうそう出来る物ではない。

 

ルーツ「ククク…………怖気付いたか?」

 

レギオス「ハッ!そんなわけがねぇぜ!!」

 

ルーツ「ほう……強気だな………何か策があるとでも言うのか?」

 

すると、彼は待ってましたと言わんばかりに言い放った。

 

レギオス「Exactly(その通りでございます)!!手ぶらで向かってくるほど、俺は馬鹿じゃねぇぜ。これは何でしょーか?」スッ…

 

彼の手に握られていたのは、少し小さめの注射器。中には、謎の紫色の液体が入っている。

 

ルーツ「………そんなチンケな物で、この我を倒そうとでも言うのか?馬鹿馬鹿しい…」

 

レギオス「そいつはちょっと違うぜ……こいつはお前に打つためにあるんじゃねぇ」

 

ルーツ「………何?」

 

レギオス「こいつの利用法はなぁ……」スッ

 

そう言うと、注射器を天に掲げそして…

 

 

レギオス「こうだっ!!!」

 

ドスッ!!

 

 

何を思ったか、彼は注射器を自分に刺した!

 

レギオス「ぐっ…!『ドクンッ!!』ググググググ……』

 

ルーツ「……何かは知らんが………」バチバチ…

 

左腕に、ブレード状の雷を纏わせる。

 

ルーツ「…小賢しい事をするなぁッ!!!」ブンッ!

 

レギオス「」ギロッ

 

ルーツ「ヌゥ!?」

 

レギオス「」サッ

 

ルーツ「『スカッ』………避けたか…」

 

レギオス「それだけじゃあ……ねぇぜ!!!」バサッ!ギュンッ!!

 

ルーツ「なっ!?い、いつの間に後ろに…!!!」

 

目で追うのも、困難なほどのスピードで後ろに回り込まれた。そして!

 

レギオス「オラァッ!!!」ビシュッ!!

 

ドガァァァッ!!!ミシ……ベキ……

 

ルーツ「グアアアアアアアアアアアア!?」

 

右脚から繰り出された、背中にめり込むほどの強力な蹴りが、クリーンヒットした!!

 

レギオス「落ちやがれ!!このクソッタレがぁッ!!!」ビシュッ!!

 

ドゴォォッ!!!

 

さらに、ダメ押しと言わんばかりに左脚からも、同じ威力の蹴りが繰り出される!

 

ルーツ「ヌオァァァアアアアアアアァァアアァァァァァァァァ!!!???」ヒューーーー…

 

 

ドガァァァン……

 

 

レギオス「ざまぁみやがれ」バサッ…スタッ

 

祖龍は地面に墜落した。だが、

 

ガラ…

 

ルーツ「グググ……貴様ァ…………グフッ…」

 

レギオス「チッ……この位じゃ、くたばんねぇか…」

 

魔理沙「レギオス!!」タッタッタッ…

 

レギオス「来るな!そこにいろ!!」

 

魔理沙「お、おう…」

 

魔理沙(あれ…?何かレギオスの体から……()()()()()?が出てる気が…)

 

彼の体からは、謎の黒い瘴気が出ているように見えた。

 

ルーツ「貴様………そうか…………『極限状態』というわけか………通りで……我の回復が追いつかない…わけだ………ゴフッ…」

 

魔理沙(極限状態だって!?)

 

レギオス「…………」

 

 

 

それは、彼が目覚めてすぐの頃……

 

 

 

永琳『気分はどうかしら?』

 

レギオス『良くもねぇし、悪くもねぇ……強いて言えば、体が重い気がするぜ…』

 

永琳『それが普通よ。というより、二日間眠りっぱなしでその程度なら問題無いわ。すぐに良くなるわよ』

 

レギオス『そうか…』

 

鈴仙『師匠、ちょっといいですか?』

 

永琳『はいはい、今行くわ。じゃあ、あとはルコラ。お願いね』スタスタ…

 

ルコラ『……………全く……人…いや、龍使いの荒い奴だ…』

 

レギオス『なぁ……魔理沙は来てないのか…?』

 

ルコラ『今さっき、人里に行ったようだが………さては恋しいのか?』

 

レギオス『なっ!?////////////』

 

ルコラ『ハハハハハハ……図星か』

 

レギオス『べ、別にいいだろ…/////////////』

 

ルコラ『悪いなんて誰も言っていないんだがなぁ?』

 

レギオス『…………』

 

ルコラ『おっと、恐い恐い』

 

レギオス『ったくよ〜…『ドタドタ…』…ん?』

 

ガラッ!!

 

ジャギ『ルコラさん!大変です!!』

 

ルコラ『どうしたのだ、血相を変えて………何かあったのか?』

 

レギオス『?』

 

ジャギ『祖龍が…人里に現れました!!』

 

ルコラ『何だと!?』

 

レギオス『お、おい……今…人里って言ったか…?確か、人里には魔理沙が…』

 

ジャギ『ええぇぇぇぇぇぇ!!??』

 

ルコラ『祖龍か……ここは私が…『待ってくれ!俺が行く!!』…!?正気か貴様!?』

 

レギオス『俺はいつだって正気だ!』

 

ルコラ『だが…』

 

レギオス『頼む!俺に行かせてくれ!』

 

ルコラ『……………………ジャギ、()()を持って来い』

 

ジャギ『()()ですね。分かりました。おい、お前ら!()()を持って来るんだ!』

 

ジャギィ1・2『ギャウギャウ!!』タッタッタッ…

 

レギオス(………()()?)

 

ジャギィ1・2『グギャアァァ』タッタッタッ…スッ

 

ジャギ『よし、良くやった!ルコラさん!持って来ました!』

 

ルコラ『うむ………あとで永琳に怒られるな…』ボソ…

 

ジャギ『ええ……みっちりと説教されますよ…』ボソ…

 

ルコラ『まぁ、いいさ………………さて、レギオス……こいつを克服する勇気はあるか?』

 

レギオス『!!!……お前…それって…』

 

ルコラ『そうだ。祖龍との戦いでは、()()()を使え。ただし、守る対象は魔理沙だけではない。里の人間達も、自分の命に変えてでも守るんだ。その覚悟は出来ているか?』

 

レギオス『………ああ……覚悟はとっくの昔に出来ているぜ!!』

 

ルコラ『よし…ならば受け取れ!だが、効果は十分が限界だ。効果が切れたら、すぐに逃げるんだ!生身で戦って勝てる相手ではないからな…』

 

レギオス『分かってるぜ』

 

ルコラ『では、私達は永琳に事情を説明して来るとしようか…』

 

ジャギ『はい…』

 

ジャギィ1・2『………ギャウ…』

 

レギオス『…………』ギュッ…

 

 

 

そして、今に至る。

 

 

 

ルーツ「……さては貴様………ウイルスに対する抗体を持っているな…?」

 

レギオス「……それがどうした?」

 

ルーツ「分かっているのか?……ウイルスを克服した直後から………凄まじい破壊衝動にかられるのを……」

 

レギオス「…分かっているさ………だから!!」

 

ルーツ「……?」

 

 

 

レギオス「俺はもう、あの時の惨めな千刃竜には戻らないッ!!二度と暴れ回ってたまるか!!今の俺に迷いはねぇッ!!! テメェを………斬り刻んでやるぜ!!!」

 

 

ルーツ「……貴様…………調子に乗りおって…………だが、この程度の傷ならば、すぐに治せる……」スッ…バチバチ…

 

傷を負った箇所に手を当て、傷を癒そうとするが……

 

レギオス「させるかよ!!」バサッ!ジャキンッ!!

 

その言葉と共に、彼の翼に備わった刃鱗が一斉に逆立つ!

 

ルーツ「何だ!?その翼は!?」

 

レギオス「こいつは地獄の底で編み出した………俺の新しいスペカだッ!!」

 

 

レギオス「食らいやがれッ!!千刃《ウイング・ブレード》!!」バサッ!ギュンッ!!

 

ルーツ「ヌゥッ!?」

 

 

ザシュッ!!!

 

 

ボトッ……ブシュアッ!!!

 

ルーツ「グアアアァァァァァアアァァァァァァァァァァ!!!???我の左腕がァァァァァァァァァァァァァァァ!!!???」

 

千刃を纏う叛逆の翼は、祖龍の左腕を肩からぶった斬った!!!

 

ルーツ「貴様ァァァァァァァ!!!!おのれェェェェ……おのれおのれおのれおのれおのれェェェェェェェェェ…!!!!よくもォォォォォォォォォォ……!!!」ドクドク……

 

滝のように流れ出る古龍の血が、地面を染め上げていく。だが、叛逆者の怒りは収まらない!!

 

レギオス「これだけじゃねぇぜッ!!刃風《ブレード・ダストシュート》!!!」バサァッ!!

 

その翼で羽ばたくと、不思議な事に黄金色の風が巻き起こる!

 

決して比喩などではない。本当に黄金色をしているのだ。

 

ルーツ「ググ………こんな風程度で………『ズバッ!』ヌワッ!?な、何だ!?これは……()()()()()()()()ッ!?」

 

レギオス「気づくのが遅いぜ!よく見てみろ!」

 

ルーツ「何…?…………なっ!?こ、これは…!?」

 

彼が見た物。それは、非常に細かい刃鱗の欠片であった。一枚一枚が鋭利な刃物そのものである刃鱗は、欠片になっても、皮膚を容易く切り裂けるほどの斬れ味を誇る。

 

それを風に乗せて、相手が気づかない内にズタズタに引き裂く!それが、刃風《ブレード・ダストシュート》!!

 

 

レギオス「魔理沙を殺そうとしたツケは………払って貰うぜ!!!」

 

 

ズバッ!ザシュッ!ザクッ!ザンッ!ズバッ……

 

祖龍の皮膚が切り裂かれる音が、人里に響く。

 

ルーツ「グオアアァァァァァアアアアァァァァァアアァアアァァァァァァァァァァ!!!!!?????」

 

ブシュアッ!!ブシュゥッ!!

 

切られるたびに、血が噴き出す。それは、まるで噴火した火山のように!山から出る湧き水のように!!

 

一つ一つの刃鱗の殺傷力は低い。だが、いくつもの刃鱗が風に乗って襲いかかってくれば一溜まりもない!

 

 

レギオス「とっくに、五分は過ぎたぜッ!!祖龍ッ!!!」

 

ルーツ「……この…………竜ごときがァァァァ…………」ギリ…

 

 

〜続く〜




今回、登場した《ブレード・ダストシュート》は、《ウイング・ブレード》を使用した後にしか使えません。

簡単に言うと…

ウイング・ブレードを使う→翼の刃鱗が細かく砕ける→風を起こす→レギオス「《ブレード・ダストシュート》!!!」バサァッ!!

といった感じです。
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