東方怪物録 〜4匹のモンスターが討伐されて転生した先は幻想郷〜【完結】   作:ブラキDIOス(超絶スランプ)

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#66〜それでも立ち向かう者達 一 〜

前回のあらすじ・・・レギ魔理「「俺(私)達に恐怖は無いぜ!!」」

 

 

ミラルーツ『グォォォォォォォォォォォォ…』バチバチ…グググ…

 

仕掛けたのは祖龍。口元に雷をチャージし、首を振り上げる。

 

魔理沙「何かヤバイ気がするぜ!レギオス!」

 

レギオス「分かってる!一気に飛ぶぞ!気をしっかり持ってろよ!!」バサッ!ギュンッ!!!

 

 

ミラルーツ『グォオオオオオオオオオァァァァァァァァァァァァァ!!!!!』バチバチ……ブンッ!!!

 

 

バチィッ!!ピシャァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!ドゴォン……ガラガラガラ……

 

 

祖龍が首を振り上げると、咆哮と共に横一直線に真紅の雷が走る!!雷が走った場所は、さっきまで二人が立っていた場所であった。雷により、家が何軒か倒壊した事からその威力が伺える。そして、狙いはかなり正確なようである。

 

 

ミラルーツ『グォオオオオオオオオオ……』バチバチ…

 

祖龍は家の倒壊など御構い無しに、またもやチャージし始める。今度は外さないと言わんばかりに、上空の二人に狙いを澄ましながら。

 

 

魔理沙「あ、危なかった…ぜ……」

 

レギオス「……当たったらあの世行きだな…」

 

魔理沙「シャレにならないぜ…」

 

レギオス「………さぁ、どうするかな……致命傷を与えられるような技は、マスパくらいだが…」

 

魔理沙「………ミニ八卦炉は無くしちまったぜ…」

 

レギオス「ファッ!?マジかよ!?何やってんだよ!」

 

魔理沙「そ、そんな事言われても…」

 

レギオス「……悪かったよ。とにかく今は、アイツを倒す事を考えねぇと…」

 

魔理沙「そうだ!いい考えがあるぜ!」

 

レギオス「?」

 

魔理沙「ゴニョゴニョ…」

 

レギオス「!?……危険だが…それしかないようだしなぁ………分かった。やってやろうじゃねぇか!!」

 

魔理沙「頼んだぜ!」

 

レギオス「三発目が来たらだな!それまでお前が気を失うなよ!」

 

彼女の考え。それは、祖龍がチャージを完了した直後に、口元に弾幕を浴びせるというものである。上手く行けば、致命傷を負わせる事が出来るが、当然タイミングはシビアである。失敗すれば命の保証は無い。

 

レギオス「俺の命!お前に預けるぜ!!」

 

魔理沙「大船に乗ったつもりでいてくれ!絶対に外さないぜ!!」

 

ミラルーツ『グォォォォォォォォォォォォ……!!!』バチッ……バチッ……

 

口元の雷が激しさを増す。チャージが完了した合図である。

 

魔理沙「来るぜ!」

 

レギオス「ああ!しっかり掴まってろ!!」バサッ!

 

ミラルーツ『グォオオオオオオオオオァァァァァァァァァァァ!!!!!』バチッ…ブンッ!!

 

ピシャァァァァァァァァァンッ!!!!

 

レギオス「危ねっ!?」バサッ!

 

魔理沙「うわぁっ!?」

 

間一髪、回避に成功する。だが…

 

シュンッ…

 

レギオス「!!!しまった!?極限状態の時間切れだ!!」

 

魔理沙「ええっ!?」

 

ミラルーツ『グォオオオオオオオオオ……』バチバチ…

 

再度、口元に雷を溜め始める祖龍。この一撃で仕留めるとでも言いたげな表情で、二人に狙いを定めている。

 

レギオス「……こうなったらやるしかねぇ!!準備はいいか!?」

 

魔理沙「私は、いつでもいけるぜ!」

 

ミラルーツ『グォオオオオオオオオオォォォォォォォォォ………!!!!!』バチィッ!!バチィッ!!

 

レギオス「今だッ!行くぞ!!」バサッ!ギュオッ!!!

 

高度を一気に落とし、加速しながら祖龍に真正面から突っ込む!!

 

ミラルーツ『グオァァァァァ!!??』バチバチ…

 

この行動に流石の祖龍も、驚きを隠せなかった。

 

 

魔理沙「食らえ!《スターダスト・レヴァリエ》!!!!」ズドドドドドドドドドド!!!

 

 

祖龍の口元に溜め込まれた雷を目掛けて、彼女の力を全て注ぎ込んだ弾幕を一斉に浴びせる!!

 

ミラルーツ『グォオオオオオオォォォ…!!!』

 

 

 

古龍の力が凝縮された雷に、彼女の魔力が注ぎ込まれた弾幕が衝突した結果…

 

 

 

 

 

バチィッ……カッ!!!

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!!!!

 

 

ミラルーツ『グァギャァアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!??????グギィヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!??????』

 

 

眩い閃光が放たれた次の瞬間ッ!!祖龍の半身を包むほどの大爆発が起こったッ!!!

 

 

ブワッ!!!

 

 

そして、大爆発に伴い凄まじい爆風が巻き起こる!

 

 

魔理沙「うわぁぁっ!?」ギュオッ!!

 

その爆風に煽られ、彼女の体が吹き飛ばされるかと思ったその時!

 

レギオス「魔理沙ッ!!!」ダッ!!

 

魔理沙「レギオス!?」

 

ガシッ!!

 

魔理沙「!!!」

 

レギオス「くっ…」ギュ…

 

彼は彼女を守るために抱き寄せたが、そのまま爆風によって吹き飛ばされてしまった。

 

 

 

ギュオッ!!…………ドガァァァンッ!!…パラパラ……

 

 

レギオス「うぐあぁっ!?……うぐ…」

 

彼は吹き飛ばされた結果、とある家屋に叩きつけられてしまった。

 

魔理沙「…レギオス………う…」ガクッ…

 

彼女は、彼の胸に抱きかかえられたまま気を失ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「う……ん………」パチ…

 

「やっと………起きたか……」

 

魔理沙「………レギ…オス……?……ハッ!!」

 

レギオス「……お前は…無事…か……?…グ…ゲホッゴホッ……」

 

魔理沙「ど…どうして……」

 

彼女の目に飛び込んで来たのは、翼がボロボロになった彼の姿。どうやら、自分を庇った事により背中から家屋に突っ込んだらしい。現に彼女には傷一つ無かった。

 

レギオス「怪我は…無いみてぇだな…………良かった…」

 

魔理沙「喋っちゃダメだぜ!すぐに手当をしないと…」

 

彼は体の至る所から出血していた。だが、人里の人間達はすでに避難しており、近くに人影は全く無かった。

 

レギオス「………祖龍は……どうなった…?」

 

魔理沙「そ…そう言えば………」

 

膨大な古龍のエネルギーが暴発すれば命は無い。起き上がってくる筈がない……

 

 

 

……そう思っていた。

 

 

 

 

『…………ゴァァァァァァァ……』

 

 

 

魔理沙「!!!」

 

唸り声のような咆哮が響いた。怒りが篭った恐ろしい声。

 

レギオス「………くたばってなかったか……………逃げろ…魔理沙…」

 

魔理沙「嫌だぜ!!置いて行けるわけがないぜ…!!」ツー…

 

彼女の頬を一筋の涙が伝う。

 

レギオス「………俺の事はいい………早く……行け…」

 

魔理沙「嫌だ!!絶対に嫌だぜ!!!」

 

レギオス「………魔理沙………………………お前には……生きていてほしいから…………だから……………逃げろ…!!」

 

魔理沙「嫌だ…嫌だ……!!」ポロポロ…

 

彼女の涙は、止まらなかった。まるで湧き水のように延々と流れ出ている。

 

 

 

『グギギギ………グゲァァァァァァ……』ズンッ……ズンッ……

 

 

 

祖龍は、一歩ずつだが確実に近づいて来ている。

 

レギオス「………早く行け…………生きるんだ……俺の言う通りにしろ……」

 

魔理沙「…………」ブンブン

 

彼女は、首を横に振りっぱなしである。

 

レギオス「……………うぐ…」ガラ……

 

瓦礫が翼膜を突き破ってしまっている。彼はしばらく飛べないだろう。

 

魔理沙「レギオス!動いちゃダメだぜ!」

 

レギオス「ハァ………ハァ………………こうでもしなけりゃ……逃げねぇだろ…?………一緒に行くぞ……」

 

魔理沙「!!!」

 

レギオス「ゲホッ………肩貸してくれ…」

 

魔理沙「分かったぜ!ほら……歩けるのか…?」

 

レギオス「ハァ………ハァ……………心配…すんな………」

 

実際は、彼はとても歩ける状態ではなかった。左腕が変な方向に曲がっており、翼は使い物にならなくなっている。まさに満身創痍の状態であった。

 

魔理沙(誰か…来てくれれば……レギオスを助けられるのに…!!)

 

レギオス「………不味い……奴が…来た……」

 

魔理沙「えっ!?」

 

 

バサァッ……ズンッ!!

 

 

ミラルーツ『グォオオオオオオオオオォォォ……』ポタ…ポタ…

 

 

魔理沙「!?」

 

レギオス「………化け物かよ……」

 

祖龍は生きていた。だが、その顔の半分が吹き飛んでおり、白かった体表のほとんどが血により紅く染まっていた。

 

 

ミラルーツ『グギギギ……ゲギャァァァァァァァァ……』バチバチ…

 

おぞましい鳴き声を上げながら、口元に雷を溜め始める。

 

レギオス「………ここまでか……」

 

魔理沙「っ……」

 

レギオス「安心しろ………俺が…ついてるから……」

 

魔理沙「……ごめん……助けてあげられなくて……ごめん…」ポロポロ…

 

レギオス「…………」ギュ…

 

魔理沙「!!!」

 

レギオス「…………笑え………お前は……笑ってた方が可愛い…」

 

魔理沙「……うん…」

 

彼は、死の覚悟をしていなければ出来ない表情をしていた。彼女もその覚悟をしようとした……

 

ミラルーツ『グギュォオオオオオオオオオォォォォ……!!!』バチバチ…

 

 

 

 

 

その時ッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マグネット・アーム!!!」バシュッ!!!

 

ギュオッ!

 

ミラルーツ『グギィ!?『バキィッ!!!』ゴギャアアァァァァァァァァァァ!!!???』

 

魔理沙「!?」

 

レギオス「……何だ…?」

 

突如として現れ、祖龍を殴りつけた金属の義手。そして、その主は颯爽と現れた!!

 

 

 

 

ルコラ「待たせたな!!!」

 

ジャギ「転生者(ヒーロー)は、遅れてやって来るものだ!!」

 

ジャギィ1・2「ギャウッ!!ギャアッ!!!」

 

 

 

魔理沙「…え……」

 

レギオス「……遅ぇよ………バカ野郎……」

 

ルコラ「永琳と輝夜に説教をされてな。…………ついでにぶたれてきた」

 

二人の両頬には、手のひらの跡がくっきりと残っていた。

 

ルコラ「因みに、右は永琳で左は輝夜だ」

 

ジャギ「俺の場合は、右が鈴仙さんで左がてゐさんです…」

 

レギオス「……そうかよ……」

 

魔理沙「…………」

 

ルコラ「まぁ、そんな事はどうでも良いな。ジャギ、二人を運べ。丁寧にだぞ」

 

ジャギ「はい!魔理沙さん、こいつに乗ってください」

 

ジャギィ1「ギャウ」スッ…

 

魔理沙「え…あ……よ、よろしく………よいしょっと…」

 

ジャギィ1「ギャウッ!」タッタッタッ…

 

ジャギ「レギオスさんはこいつに乗ってください」

 

レギオス「ああ………」

 

ジャギィ2「ギャオウッ!!」タッタッタッ…

 

ジャギ「ルコラさん!あとは任せました!!」

 

ルコラ「ああ、永琳にしっかり伝えろよ」

 

ジャギ「はい!!」タッタッタッ…

 

三人と二匹は、その場を離れて永遠亭へと向かって行った。

 

 

 

ミラルーツ『グゲァァァァァァァ……』

 

ルコラ「………やれやれ…………とんだ化け物だな………………だが、どんな奴であろうと…」

 

ミラルーツ『グォオオオオオオオオオォォォォォ……』

 

ルコラ「私の友を傷つけた罪は、償ってもらわねばな……」

 

ミラルーツ『グォオオオオオオオオオォォォォォォ……!!!』ズンッ……ズンッ……

 

ルコラ「来るが良い!祖龍よ!!私が相手だ!!!」

 

 

vs祖龍・・・第二ラウンド 開始!!!

 

 

〜続く〜

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