多分後々に書き直すんじゃないかなー。
軽くリゼを睨み付けてから、俺はチノに訊いた。
「チノ、この黒髪ショートカットの子とおさげがトルネードな女の子は誰?」
しかしそれに答えたのは、チノではなく。
「マヤだよー」
「メグです~」
黒髪ショートの子とおさげがトルネードの子本人が、前者は元気よく手を上げて、後者は清楚に胸に手を当てて、それぞれ自己紹介してくれた。
「二人は私のクラスメートです」
と、補足するチノ。
「二人とも、今日は私の家に泊まりに来たんです」
「そしたら、マヤが温泉プールに行きたいって言ってな。
折角だから皆で行こうかということになって、ついでだからお前も呼んだというわけだ」
と、要らないことまで補足してくれるリゼ。
……そうですか俺はついでですかそうなんですか~。
「……はあ」
「ん、どうしたヒョウ。辛気くさい溜め息吐いて」
「いや、そりゃあ」
溜め息も吐きたくなるだろ。自由な時間が「ついでに」呼ばれた用事で潰されたんだから。
……何てことを言うわけにもいかないので、慌てて口をつぐんだけれど。
幸いなことにリゼは俺の捉え方によっては高慢とも取れるその思考には気付かなかったようで、
「……ま、いいか」
と首を傾げつつも言ったっきり、その事について追及しては来なかった。
というか、この直後にリゼ本人が、
「それはそれとして、だけどなヒョウ」
という感じで話題を変えてきたので追及も何もないんだけれど。
リゼはシニカルな笑みを浮かべて、
「プールに入る前からそんなんじゃ、今日一日持たないぞ?」
「え?」
俺が大層間の抜けた返事をすると、リゼは声のトーンを落として、
「……これから水鉄砲を買う。私とチマメとお前で合計5つ」
「チマメって誰だよ。いやなんとなく分かるけど。……それで?」
「銃撃戦をやるんだよ。範囲はプール内、撃たれたら脱落のサバイバルで」
「なるほど、銃撃戦か。……は?」
「む。何か問題でも?」
「いやいや、銃撃戦とかリゼが勝つに決まってるじゃん」
「ああ、そこは安心しろ。ちゃんとチーム分けするから」
「なんだ。じゃあいいや……って、ということは俺とチノマヤメグ……チマメでいいか。この計四人対リゼってことか?」
「……いくらなんでも、四人対一人なら流石に負けるだろうから。だからここは均等に三人対二人にしようか」
「均等とは何だったんだろうかっていうのはさておき、まあいいんじゃないの?リゼが二人側に来るんならいいハンデになりそうだし」
「ああ。なら、これで決定だな」
「そうだな。それじゃ、プール、入りますか」
「そうだな。そうしよう。……って、チマメは?」
「え?」
リゼにそう言われて周りを見回してみると、確かにチマメの姿が見えない。さっきまでそこにいた筈なのだが。
……いや、いた。ちょうどこちらからは死角になっているところで、かがんで野うさぎを愛でていた。
「……何やってんの」
「あ、いえその。うさぎがいたので、つい」
「……だんだんココアっぽくなってきてないか?」
人目を気にせずうさぎをもふっているチノに、リゼが呆れ顔で言った
ココアちゃんの誕生日まで残り後一週間ですがまだ何も考えていない。
そもそも聖誕祭をやるのかも分からないっていう