INFINITE STRATOS CODE:7thD   作:赤目先生

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どうも赤目です。最近、寒くなってきましたがいかが御過ごしでしょうか。

前書きで書くことがないです。

それではどうぞ!


第二話

 決闘だなんだと、一騒動あった今日の放課後。一夏を見ると机に突っ伏したまま唸っていた。授業に付いて行けず、教科書と睨めっこしてたからな。先生の話も聞けてないんだろうな。時々、教えてはいたが、それも理解できていなかったみたいだ。俺の教え方が悪かったのか?

 

「ああ、織斑くんに天野くん。良かったまだ教室にいてくれて」

「どうしたんですか、山田先生」

 

 この人、山田っていうのか。おそらく朝に名前ぐらい紹介してたんだろうけど、生憎聞いてなかったからな。

 

「えっとですね、寮の部屋が決まったので部屋の鍵を渡しに来ました」

「え? 俺、1週間は自宅から通うって聞いてたんですが」

「一夏、よく考えてみろ。俺たちは世界で2人しかいない貴重な人間なんだ。通学中に襲われたらどうする?」

 

 俺の説明で理解できたらしく、なるほどな、と言いながら頷いていた。

 

「そういうことなので、鍵をどうぞ。織斑くんは1025号室、天野くんは1030号室です。道草しないで帰ってくださいね」

 

 寮まで5分程度で着くから、道草もあったもんじゃないと思うが、返事をして寮に向かう。

 

 

 

 少し歩いていると一夏の部屋の前まで来た。俺の部屋は、もう少し奥らしい。

 

「じゃあな一夏、また明日」

「おう。じゃあな剣」

 

 さて、またしても少し歩く。そして、1030号室に着く。そこからノックをする。

 

「はーい。今出ます」

 

 この聞き覚えのある声は!

 

「あっ剣。どうしたの?」

「いやー、俺もこの部屋らしくて。澪、入っていいか?」

「うん、いいよ」

 

 よっし! 澪と同じ部屋だ! 別に疾しいことをするつもりは無いが、恋人と同じ部屋というだけで嬉しいものだ。

 

 部屋に入ると、まだ誰も使っていない2つのベッドと、机、澪が好きな白くて長い耳を持ち、服と帽子を着たぬいぐるみが置いてあった。この世界ではナガミミ様はおらず、ぬいぐるみとして絶大な人気を誇っている。

 

「じゃあ、澪はどっちのベッド使う?」

「うーん。窓側がいいかな」

「わかった。俺はこっちだな」

 

 そう言って、荷物を窓と反対側のベッドに置く。次はシャワーの時間決めだが、俺がいつも剣の鍛錬をしているのを知っている澪が、先を譲ってくれた。本当、心優しい良い子だよ。

 

 その後は澪と喋ってシャワー浴びて寝ようかと思ったが、何やら俺と澪とのお喋りを遮る大きなノックが聞こえてきた。

 

「どちら様ですか―――って一夏か。何してんだ?」

「頼む助けてくれ剣!」

 

 澪に部屋の中で待っててもらって事情を聴く。どうやら同じ部屋になった篠ノ之さんのタオル姿を見て、木刀で襲われたらしい。

 

「とりあえず部屋に戻るぞ。ちゃんと話せば許してくれるだろ」

 

 そう言って一夏を引っ張りながら部屋の前まで移動する。ドアを見ると、無残にも大量の穴が開いていた。これを見ただけで、どれ程怒っているか分かるだろう。

 

「篠ノ之さん。天野だけど、一夏連れてきたから入ってもいいか?」

「…………入れ」

 

 まだまだ不機嫌な声が聞こえてきたが、入れと言われたので入る。中は少し荒れているが、ドア程ではない。

 

「事情は一夏から聞いたが、7割方一夏で、残りは篠ノ之さんが悪いと思うぞ」

「なっ! 私は裸を見られたのだぞ!」

「確かにそうだな。でもな、木刀取り出して暴力まで振るわなくていいだろ。当たったら怪我するぞ」

 

 俺の言葉で少ししゅん、とする篠ノ之さん。一応、反省はしてるみたいだな。

 

「じゃあ後は二人で話し合って、ちゃんと仲直りしてくれよ」

 

 残りは二人でなんとかなるだろ。一夏が変なことでも言わなければいいけどな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 次の日の朝。いつも通りのSHRかと思ったが、何やらお知らせがあるらしい。

 

「織斑、お前のISだが予備機が無い。よって、政府から専用機が支給されることになった」

「へ?」

 

 まあ世界に二人しかいないから、データ取り目的で渡されるだろうな。

 

「嘘!? もう専用機が?」

「1年のこの時期で?」

「いいなー私も専用機ほしいなー」

 

 などと、生徒たちが口々に騒ぎ始める。当の本人は理解できていないようだ。

 

「織斑、教科書の6ページを音読しろ」

「は、はい」

 

 織斑先生に言われて音読を始めた一夏。内容はコアの数が決まっていて、どうのこうの、という内容だった。

 

作者は原作は持ってない、アニメもちょっとしか見て無いというにわかなので、ご勘弁ください(by赤目)

 

「つまりそういうことだ。専用機は、どこかの企業か国家に属してないといけないが、状況が状況なので、データ収集を目的として専用機が用意される。理解できたか?」

 

 簡単に言うと一夏はモルモットということだ。その会話中、俺はずっと篠ノ之さんについて考えていた。昨日は聞きそびれたが、気になっていることがあったのだ。

 

「すいません、篠ノ之さんって」

 

 俺がそこまで言うと、篠ノ之さんが苦い顔をした。

 

「篠ノ之道場の関係者ですか?」

 

 これが聞きたかったのだ。父さんがその道場の主に、本気を出してようやく勝てた相手らしいから、同じ姓だしもしかしたら、と思っていた所だ。ところで、何で皆は呆然としてるんだ? 篠ノ之さんもキョトンとしてるし。

 

「そうだ。篠ノ之はその道場の娘だ。ちなみに、私と織斑もそこで剣を教わった」

 

 やっぱりそうだったか。知りたいことが知れて満足だ。

 

「それでは、SHRを始める」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「専用機持ちで安心しましたわ。まさか訓練機で対戦してくるとは思いませんでしたけれど。結果は見えていますが、流石にフェアではありませんもの」

 

 先生たちが教室を出て行くなり、いきなりオルコットが挑発してきた。

 

「どういうことだ?」

「代表候補生なんだから、専用機ぐらい持ってるんだよ。わかったか一夏」

 

 あーそっか。と言って納得した一夏。こんな反応も、まだ勉強も進んでいないから仕方ないのかもしれない。

 

「そういえば、剣の専用機ってあるのか?」

「おう、このスカーフが待機状態なんだ」

「待機状態って?」

 

 これ昨日やったはずなんだけどなぁ。ちゃんと復習してるのか?

 

「専用機は訓練機と違って、個人の物で貴重な物だから、いつでも起動できるようにするのと、安全の為にアクセサリーになってんだよ。これ昨日やったぞ」

「あ、あれ。そうだったっけ……」

 

 こんな調子で大丈夫なのか……? お、丁度よくチャイムが鳴ったな。オルコットが悔しそうな顔しながら席に戻って行ったが、何か話したいことでもあったんだろうな。織斑先生に叩かれるぐらいなら早く戻った方がいいしな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「弱い! 弱すぎる!! 一夏! お前、中学でどこの部活に所属していた!」

「帰宅部。3年連続皆勤賞だ」

 

 現在、放課後。俺たちは昼休みの間に約束していた通り、道場に来ていた。そこで一夏と箒―――昼の間に名前呼びでいいと言われた―――が一夏の腕がどれほどか見る為に、試合をしていた。

 

 確かに弱いな。3年もサボってちゃあ当たり前かもしれないが。

 

「―――おす」

「はい?」

「鍛え直す!! これではIS以前の問題だ!」

「ISのこと教えてくれるんじゃないのかよ……」

「一夏、箒の言うとおり、ISは身体能力も関係してくるから、無駄って訳じゃないぞ」

 

 まだ納得し切れていない様子だが、まあいいだろう。

 

「箒、次は俺と試合してもらっていいか?」

 

 こちらを見て不思議そうな顔をするが、俺が剣術が得意と言ったことを思い出したらしく、快く引き受けてくれた。剣道部の竹刀を借りて、いざ始めようとする。

 

「剣、防具を忘れてるぞ」

「? ああ、俺は防具はいらないよ。邪魔なだけだからな」

「……後悔するなよ」

 

 少しムッとした様子で睨み付けてくる箒。心なしか、周りの剣道部員たちも少し馬鹿にしたような視線を送ってくる。

 

「いざ尋常に、始め!」

 

 一夏の合図と同時に、箒が前に飛び出してき、面打ちを仕掛ける。それを最小限の動きで避ける。そのまま横薙ぎに胴体を狙ってくるが、それも後ろに避ける。そのまま様々な攻撃を仕掛けてくるが、全て避ける。

 

 箒、焦ってるだろうなぁ。常に紙一重で避けられ、反撃の隙があっても返してこない。イラつきも出てきてるだろう。ここら辺で終わらせてやろうかな。

 

 箒の攻撃を避け、バランスを崩したように見せる。冷静ならそれが罠だと分かるだろうが、今の箒にそんな余裕は無い。面打ちを前に出ながら避け、代わりに胴を打ち抜く。

 

「一夏、合図」

「あっ! しょ、勝負あり。勝者、剣!」

 

 ふぅ、少し疲れたな。やっぱり、打つならちゃんとした体勢でやらないとな。放心していた箒が正気に戻り、こちらに近付いてくる。

 

「……最後のは、いったい、どうなったんだ?」

「全力で近づいて、叩いた」

「そ、それだけなのか……」

 

 周りの生徒も、俺の動きを捉えられなかったらしく、皆が困惑している。後で聞いた話だが、箒が近付いたと思ったら、その後ろに俺がいた様に見えたらしい。一夏だけは少しは目で追えてたらしい。

 

「あ、そうだ。一夏の鍛錬、俺も参加していいか?」

「あ、ああ。剣がいてくれたら助かるけど、正直、打ち合っても勝てないぞ」

「いきなりそんなことしねぇよ。一夏は俺の攻撃に慣れてほしい」

 

 一夏は目がいいからな。俺の攻撃に慣れたら、だいたいの攻撃は避けれるだろうからな。

 

「これから決闘の日まで、最初は俺の攻撃を見て、その後箒と試合してくれ。そうすれば、いずれ箒にも勝てるだろ」

「わかった。箒もそれでいいか?」

「ああ、私もそれに賛成だ」

「よし。そうと決まったら今からやるぞー! ほら一夏、防具付けろ、防具」

 

 今日から一夏強化週間が始まった。どれほど強くなってくれるのだろうか、今からそれが楽しみでしかたない。




今回はいかがでしたでしょうか? 最後を見れば分かるように、一夏が原作より強くなる予定です。

次回はvsセシリアです。戦闘シーンは三人称視点になるかも知れませんので、ご注意ください。

感想・ご指摘・その他諸々がありましたら、お気軽にお書き下さい。

それではまた次回!
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