今夜は、ヨーロッパ編の導入前編になります。
それでは始まります!「亡国機業は今日も平和です。」お楽しみください!
今回出てくるネタは、境界線上のホライゾンネタになります
後、この話にヒロイン要ります?要らないと思う作者です。
亡国機業日本支部のとある一室に一人の男が居た。その男の名はジンク、亡国機業実行部隊「モノクロームアバター」の副長である。
その男ジンクは自室にあるモニターに照らされながら頭を抱えていた。
「はあ、ホントに上は何を考えているんだ?」
亡国機業本部から、送られてきた指令が問題であった。
以前送られてきたヨーロッパ支部との合同任務、これに関してはジンク本人は文句は無い。
だが、内容が問題だった。ヨーロッパ圏におけるIS 強国の内の二国、フランスとドイツ、この二国の中枢に関わりかねない内容であり危険度も計り知れない。
自分とスコール、部下であるあのアホ共だけなら、いつも通りバカやりながら平然とこなすだろうから構わないが、『合同任務』これが問題なのだ。
「いったいどうして、ヨーロッパ連中と関わらなきゃならんのだ」
本日何度目か分からない溜め息をつき、机の上に置いてあった煙草に手を伸ばし火を着け、ゆっくりと紫煙を吐き出す。
「『クィーン』と『ネクロス』だけで良いじゃねぇか、何だって家のアホ共を引っ張り出す?」
アヤイチやマドカ、スコールなら構わない、だが、フェイゲンとオータムそれにナイトメアが問題だ。
亡国機業内でも派閥は存在するし、それに伴う争いも存在する。争いといっても殺し合いになるようなものにまで発展することは極稀だ。貴重な人材を無意味に減らすことになるからだ。
だが、あの四人。『クィーン』『ネクロス』『フェイゲン』『オータム』はそれをやった。
「あれの再現をしたい訳じゃあるまいが、狙いが分からん」
ナイトメア絡みの事柄で、あの四人はヨーロッパ支部に壊滅的なダメージを与え、亡国機業にも小さくないダメージがあった。それの再現は組織としては回避したいはずだ、なのに何故、『合同任務』等という自殺行為に等しい指令を送ってきたのか
「考えても始まらんか」
煙草を灰皿に押し付け揉み消し、部屋を出る。向かうはあのアホ共が居るであろう部屋だ。
確か、IS 学園で開催されるタッグマッチトーナメントの中継を観るとかなんとか言っていた筈だ。
「おとなしくしてると良いんだが、無理だろうなぁ」
だって、もうなんか聞こえるもん。
雪の上 足跡つけて 夜空の下を 我は行く
浪漫夢見て 腕を振り 十重と二十重の 敵陣に
奇声あげれば 突撃だ
どいつもこいつも 叩き伏せたら ウォッカの刑
尻に突っ込む 六十度
どーだ粘膜 カザンが見えるか 見えても 意味無し コサックダンス
ハラショー ハラショー ハラショー ハラショー
塔の先 狙いをつけて 祭りの中で 我は行く
褒美夢見て 馬を駆り 八重と九重 白刃に
馬をぶち当て 接近戦
どいつもこいつも 殴り倒して ピロシキの刑
尻に突っ込む 香辛料
どーだ直腸 見えるかタタール 見えたら
今夜は タルタルソースだ
ハラショー ハラショー ハラショー ハラショー
なんだこれ、いや知ってるけど『敵陣徒競走』だろ。何だったか、『ドラグーン衛門』とか言うドラマの歌だった様な気がする。
確か『あんあんあん、こんなの初めてドラグーン衛門』とかやって、一発で放送禁止になったんだったか?
つーか、中継観てるのになんでカラオケやってんだ、アイツら。
「おーい、お前ら仕事だ」
「うぇー、休みで良いじゃねぇかジンク」
「オータム、本部からの指令だ」
「本部から、ですか大将」
ジンクの言葉にアヤイチが反応する。
「ああ、本部からだ。内容は・・・」
「おい、そんなことよりテレビ見ろ!テレビ!」
先程までなんか歌ってたフェイゲンがテレビを指差すので、その場にいるジンク、アヤイチ、オータムがテレビを見る。
因みに、スコールは幼年組を連れて買い物である。
「あれって確か、ドイツの」
「そうそう、転入初日で少年にビンタかました奴」
「ああ、学園にいるスパイが言ってた娘ですか」
「あれは、『VT システム』か?!」
「大将、何よそれ?」
「ドイツが織斑千冬のコピーを、創ろうとして失敗した欠陥システムだ」
その証拠に、画面ではパイロットを飲み込み自らの内に記録された姿へとその身を変え、記憶された動作で動く『人形』があった。
「お~、見ろよオータム、アヤイチ。『金のかかった立派な人形』の出来上がりだ」
「アヤヤ、フェイゲンそれは間違いです。あれは『金だけがかかった哀れな人形』です」
「そーだよなー、あれだけ金かけてあの程度だもんなー。お、ガキが勝ったぞ」
「マジだ、カーコイイ。しかし、あの少年ホモなんだよな」
フェイゲンが爆弾をぶちこんだ。
「おい、マジかよ?フェイゲン」
「マジマジ!アイツ、あれだけの別嬪に囲まれて反応が無いらしいからな」
「マジですか、・・・ エロゲ贈りますか?」
「ホモエロゲか」
「それなら丁度此処に、『テーバイ真性隊VS. スパルタホモ軍団・300人切り 女なんかいない!正気になれ!』てのがあるぞ」
「なにそれ?お前が正気になれ」
「それだったら此方の、『今川さんを夜這い 朝駆け桶プレイ』が良いんじゃないですか?」
「今川義元何されてんの?」
「まあまあ大将、史実でも似たようなものでしょう?」
ちげぇし、全然違う!
「両方贈るか、少年名義で少年の部屋に」
「やめてやれよ!」
後日、少年こと織斑一夏に様々な嫌疑が掛けられるが知ったことではないキチガイ共でした。
次回予告
ヨーロッパに向かうキチガイ共を待ち受けるのは?!
「顔真っ白じゃねぇか、お前ら!」
顔真っ白なキチガイ
「だから、こっち見んなって言ってんだろ!」
真っ白なキチガイがジンクを見る。
そして
「良いかぁバカ共!よく聞け!ここをキャンプ地とする!」
次回
ヨーロッパに行こう!後編 お楽しみに!