今回より本格スタートとなります「亡国機業は今日も平和です。」時間軸はクラス代表戦の少し前になります。
尚、タイトルと内容は関係ありません。
前回のこたえ
壁に耳あり障子に
槍を揉んだら
「あの野郎、ゆるさねぇ」でした
ここは、日本。世界でも有数の平和な国である。豊かな自然や気候に恵まれ、そこに住まう人々も比較的穏やかな気質を持っている。比較的、ね。何と比較してるのか知らないけど
そのためか、治安も良く重大犯罪がこれまた比較的に起こりづらい。
だが、この国はある問題?を抱えている。それは、この世界に存在する超兵器『インフィニット・ストラトス』通称『IS 』である。
このIS 、非常に厄介極まりない物で通常兵器がまともに効かないわ、超火力だわ、空飛ぶわ、女にしか使えないわと、男にとって厄介という言葉に姿形を与えたような物だ。
まあ、いいんだけどね。殺れない訳じゃないし、IS スーツはエロいし、なんかパイロット連中は皆美人だしね。
それで何が問題かと言うと、そのIS の制作者である『篠ノ之束』が只今絶賛行方不明中で、その責任を何故か日本が取らされて、専門の教育機関である『IS 学園』を全額自腹で作らされて、その上データや利権を寄越せと、言われたい放題のやられたい放題なのである。他にも色々あるが、よしとしよう。
話が逸れたが、何が言いたいかと言うと、この日本という国は平和ボケしてる癖に治安関係が他国に比べ、とても良い。
俺らみたいなテロリストには住みづらい国だ。
つまりだ、ここに潜伏してる俺達はエリートという訳だ。
あ?なんだよフェイゲン、話が長い?巻け?今良いところなんだから邪魔すんなよ。
現実逃避はいいから、早くサイコロ振れ?わかったよ!振ればいいんだろ!振れば!
「おらよ!」
ジンクと呼ばれる短髪の男がサイコロを振る。これだけであれば何も問題は無かった。
場所が人で賑わう朝の駅構内でなければ、周りで五人の女と男がはしゃいでなければ、何もおかしくない光景であった。
「何が出るかな?何が出るかな? おぉう・・・」
「おいフェイゲン、何が出た?」
小さい丸いレンズのサングラスをかけたフェイゲンが軽快な音頭を取りつつ、ジンクの投げたサイコロを追い掛け、出た目を確認する。
「6だ!この大将、6出しやがった!」
「はあ?!6!ふざけんなよ!」
「落ち着けオータム」
「落ち着けるか!マドカ、スコールが持ってるボード見てみろ!」
6という数字に激昂するオータムという女とそれを宥めるマドカという少女がスコールと呼ばれた女の持つボードを見る。
「どうしたの?二人とも」
「おい、見てみろあの顔とボードを」
「ああ、実に憎たらしい顔とボードだ」
「そんなことないわよー」
「なんだよその棒読み!アヤイチもそのカメラはなんだ?!」
「どーも、バズーカアヤイチです」
バズーカみたいなレンズをつけたカメラを持った女アヤイチが騒ぐ一同を撮影していた。
「いやあ、良い顔ですねぇ。皆さん」
「この野郎!」
「んで6って、何だっけ?」
「フェリーで九州行き10時間の旅」
「「「ふっっざけんな!」」」
スコール以外のメンバーが激昂する。
「またか?また九州か!?」
「大将!なんで6出したんだよ!」
「だったら、まともなサイコロ用意しろや!なんだよ、サイコロキャラメルの空き箱って?!」
「やっと九州から出られたと思ったら、これかよ!」
「しかもまたフェリーですか・・・」
「皆、頑張ってね」
スコールが応援するも、逆効果であった。
「うるせぇよ!」
「明後日にはIS 学園の近くに居ないといけないのに、どうすんだよ!?」
「こうなったら、スコールの金で九州で豪遊しようぜ!」
「「「「「それだ!」」」」」
これでも、こいつらは亡国機業のアジア方面の最高戦力共である。こんなんでもな!
「もういいから、フェリー乗り場に行くぞ!」
「深夜バスよりマシだ」
「もう時間無いわよー」
「おい、急げ!」
六人の男女がフェリー乗り場に向け、一斉に走り出す。
「もう任務とか、どうでもよくね?」
「バカ、フェイゲン。スコールとジンクの顔を見てみなさい」
アヤイチに促され、二人の顔を見るフェイゲン。
「うはははははははははは!なんだ?その顔!」
「うるせぇ!お前らが好き勝手やり過ぎて、こちとら、マジで怒られたんだからな!」
「そうよ!二人してマジで怒られたのよ!」
「ザマァ!」
「おい、チケット買え、もうすぐ出るってよ!」
「「「うーい!」」」
チケットを購入し、フェリーに乗り込む六人。
さあ、六人は無事にIS 学園にたどり着けるのか!?
いかがでしたでしょうか?
どうでしょう感がほとんど無いどうしよう
次回予告
「なんだ?オータム、スズムシみてぇな脳ミソしやがって」
「んだと、こらぁ!」
突然始まるケンカ
「またかよー!」
「しかも今度は東北かよ!」
一向に近づかない目的地
そして、とうとう
「この!ダメ人間!」
それではまた次回お会いしましょう